【エマスリープ】クリアランスセール 併用できる1,000円OFFクーポンはこちら >

マットレスの復元率とは?快適な睡眠のための選び方を徹底解説

マットレス 復元率とは 知識

本ページには広告が含まれています。取扱製品への評価方法はコンテンツポリシーに記載しています。

マットレス選びにおいて「復元率」という言葉を見かけることがあります。復元率とは、マットレスが使用後にどれだけ元の形状に戻るかを示す重要な指標です。簡単にいうと、数値が高いほどマットレスは長持ちするということです。

復元率寿命目安
90~95%1年程度
95~96%2年~3年程度
96~98%5年~8年程度
98~99%8年以上
99%以上10年以上

この記事では、マットレスの復元率が何パーセント以上であれば適正なのか、また、数値が低いとどうなるのかなどを解説しています。

この記事の監修者
今 真一

今真一
上級睡眠健康指導士第782号


【上級睡眠健康指導士第782号】睡眠に関わる悩みや疑問を解決するアドバイザーとして活動。他、寝具にも精通しており寝具レビューYouTubeの運営もおこなっている。

目次

マットレスの復元率とは?

マットレスの復元率とは、使用後にどれだけ元の形に戻ることができるかを数値で表したものです。この数値が高いほど、マットレスはへたりにくく、長く快適に使用することができます。

表示は義務付けられている

(五)復元率の表示に際しては、日本工業規格K六四〇〇―四(軟質発泡材料―物理特性の求め方―第四部:圧縮残留ひずみ及び繰返し圧縮残留ひずみ)の六・二・四に規定する測定方法により得た数値を百から差し引いた残りの数値以下の数値(百分率)を表示すること。

引用元:雑貨工業品品質表示規定

ウレタンフォームを使ったマットレス復元率の表示は、家庭用品品質表示法の雑貨工業品品質表示規定により、義務付けられています。「97%以上」という曖昧な表記は禁止されており、一律「96.5%」のように小数点以下の数値も表示するよう定められています。

復元率の測定方法

ウレタンフォームの復元率は、JIS K 6400-4の規定に従い、一定の重さをかけて、80,000回繰返しウレタンを圧縮し、圧力を取り除いた後の厚みがどれだけ回復するかを確認します。80,000回のテストでは、平均的な寝返りの頻度である20〜30回程度を想定します。

上級睡眠健康指導士 今真一

「○○回の圧縮試験に合格」という表記を見たことがありますが、耐久試験は合格するものではなく、単純な数値を計るものです。

補足ですが、実は、JIS規定に則った80,000回の圧縮だと、大きな差が生まれにくく、耐久性の判断材料としてやや弱い印象も受けます。そのため、メーカーによっては、80,000回を2~3回おこなって、16万回、24万回の耐久性試験をおこなったうえで高い復元率を示すメーカーもあります。そういった商品を見つけたら、非常に高い耐久性があると判断して良いと思います。

復元率ごとの寿命目安

復元率ごとの寿命目安は以下の表を参考にしてください。

復元率寿命目安
90~95%1年程度
95~96%2年~3年程度
96~98%5年~8年程度
98~99%8年以上
99%以上10年以上

またもう一点、マットレスの寿命を推定するときに欠かせないのが「密度(D)」です。密度は「体積あたりの重さ」のことを示し、高密度であるほどウレタンフォームの耐久性が高くなります。

例えば、同じ98%の復元率でも、30Dなのか、40Dなのかで耐久性に大きな差が出ます。寿命の長いマットレスを探している場合は、なるべく復元率と密度両方が高い商品を探すべきです。

両要素を介した寿命や価格帯は以下で確認してみてください。

密度 復元率

マットレスの復元率は96%以上が良いのか?

マットレスを選ぶ際、復元率は96%以上であることをおすすめします。

理由は、寝心地や耐久性に大きく影響を与えるためです。96%以上の復元率を持つマットレスは、長期間使用しても形状が崩れにくく、長持ちしやすいので、結果的にコストパフォーマンスが高くなるといえます。

安価なマットレスを頻繁に買い替えるよりも、良質なマットレスを長く使う方が経済的でエコな選択です。

マットレスの復元率は商品ページに記載されてない場合もある

すべてのマットレスの商品ページに復元率が明確に記載されているわけではありません。義務付けられているのに商品ページに表記されない理由は、以下のような場合です。

復元率が商品ページに記載されてない理由
  • 商品タグだけに記載されている
  • 復元率の記載が必要ない素材を使用

商品タグだけに記載されている

復元率の表記については、商品タグに記載されていればいいため、商品ページに明記する必要はありません。そのため、ネットでの購入時には、復元率が判断できない場合もあります。しかし、ネット上で復元率を明記していないということは、復元率に対して自信がない証拠です。

反対に、復元率もわかりやすく明記されている商品の場合は、メーカー側が自信をもって提供していると判断できるため、商品を選ぶ重要な基準にもなり得るでしょう。

上級睡眠健康指導士 今真一

メーカー(企業)の信頼性があるかどうかの判断基準にもなると考えます。

復元率の記載がない場合は素材をチェック

マットレスの復元率が記載されていない場合、ウレタンフォーム以外の素材を使用しています。復元率は、ウレタンフォームの指標なので、コイルやファイバー、ラテックスなどのマットレスでは表記されないのが一般的です。

上級睡眠健康指導士 今真一

ただし、コイルマットレスでもウレタンフォームを詰め物として使用されているケースでは、復元率の記載は必須となります。

マットレスの復元率が低いとどうなる?デメリットを確認

マットレスの復元率が低いことによるデメリットは以下のとおりです。

復元率が商品ページに記載されてない理由
  • 早くへたってしまう
  • 体に負担がかかる可能性がある

早くへたってしまう

復元率が低いマットレスは、使用を続けるうちにへたってしまい、形状が変わりやすくなります。これは、マットレスの寿命を大幅に短くし、早めの買い替えを迫られる原因となります。

形状が崩れたマットレスは、体をしっかりと支えることができなくなり、寝心地が悪化します。そのまま使用を続けると、夜中に目が覚めたり、翌朝の疲労感が増す原因にもなるでしょう。

体に負担がかかる可能性がある

復元率の低いマットレスは、寝ているあいだの体にかかる圧力が均等に分散されにくい傾向です。体圧分散性が低いと、腰や肩など特定の部位に負担が集中しやすくなります。長期間使用すると、腰痛や肩こりの原因になる可能性が高まるため注意が必要です。

おすすめの復元率96%以上のマットレス紹介

ここでは、復元率96%以上を誇るおすすめのマットレスを紹介します。これらの製品は、耐久性と快適性を兼ね備えた高品質なマットレスです。

マニフレックス

マニフレックスは、高い復元率を持つことで有名なブランドです。その独自の素材であるエリオセルが、体にフィットしながらも優れた耐久性を提供します。長期間使用してもへたりにくく、コストパフォーマンスが非常に高い点が特徴です。

復元率は、マニフレックスオクラホマで約97.5%です。

SOMRESTAマットレス PREMIUM

SOMRESTAマットレス PREMIUMは、高品質・高密度の独自ウレタンフォーム「SOMRESTA®フォーム」を使用した薄型マットレスです。折り目がないのに簡単に折りたためてコンパクトに収納できる点も魅力的。

復元率は、99.6%と驚異の数値となっています。少し価格の抑えたゼロギャップシリーズで使われる「SOMRESTAフォームNext」は、復元率98.4~98.6%です。

コアラマットレス

コアラマットレスは、寝心地の良さと耐久性を兼ね備えた製品で、多くのユーザーに支持されています。特に、体圧分散に優れているため、体の負担を減らしながら快適な睡眠をサポートします。

復元率は、オリジナルコアラマットレスで99.28%、コアラマットレスプラス PLUSやコアラマットレスシュプリーム SUPREMEで99.36%と非常に高く、高耐久となってます。

まとめ

マットレスの復元率は、快適な睡眠と長持ちするマットレス選びのために非常に重要な指標です。

復元率96%以上のマットレスは、へたりにくくコストパフォーマンスが高いため、長期的な睡眠投資としてもおすすめです。信頼できるメーカーの製品を選び、素材や口コミを確認しながら、自分に最適なマットレスを見つけてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

コメント

コメントする

目次