マットレスの種類はいくつかありますが、中でも近年人気のポケットコイルかウレタンかで悩むことが多いはずです。
この記事ではポケットコイルとウレタンの寝心地の違いをはじめ、どっちがどういう人におすすめなのかをわかりやすく紹介しています。
素材 | イメージ | 体圧分散 | 反発弾性 | 通気性 | 振動吸収性 | お手入れ | 耐久性 | 価格 |
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高反発ウレタンフォーム | ||||||||
低反発ウレタンフォーム | ||||||||
一般ウレタン フォーム | ||||||||
ラテックス | ||||||||
TPEポリマー | ||||||||
ファイバー | ||||||||
ボンネルコイル | 基本高い ※詰め物による | |||||||
ポケットコイル | 基本高い ※詰め物による | |||||||
わた素材 |
ポケットコイルとウレタンはどっちがおすすめ?
寝心地が良い方が好みならポケットコイルマットレス、扱いやすさや腰痛対策、またコスパの高いマットレスを探しているなら高反発ウレタンマットレスがおすすめです。
- 寝心地重視ならポケットコイルマットレス
- 扱いやすさや腰痛対策ならウレタンマットレス
それぞれ理由など詳しく解説していきます。
寝心地重視ならポケットコイルマットレス
- 五つ星ホテルのような寝心地に憧れる
- フィット感が高い方が好き
- 通気性が高い方が良い
ポケットコイルマットレスはその特性上、寝心地の良いマットレスが多いです。
土台は、ひとつひとつ独立したコイルが敷き詰められてつくられています。それぞれのコイルが体の動きに合わせて個々の動きをし、「点」で支えてくれるためフィット感の高い寝心地が多いのが特徴です。
また、コイルの硬さを感じさせないために、1層目がクッション層となります。このクッション層は各メーカー独自にこだわり、寝心地を向上させるタイプのものが多くなってます。
そのため、寝心地が良いマットレスが良い、五つ星ホテルのような寝心地を求めている方におすすめです。
扱いやすさや腰痛対策ならウレタンマットレス
- 扱いやすい方が嬉しい
- 腰痛対策をしたい
- 床置きして使いたい
- コスパが高い方が良い
扱いやすさ・腰痛対策で選ぶならウレタンマットレスがおすすめです。
ウレタンマットレスはコイルマットレスに比べて軽くてお手入れしやすいですし、折りたためるものやカバーを外せるものなど扱いやすいタイプの商品が多く、目的や用途に合わせて選ぶことが可能です。
また、反発力やサポート性が高く、腰痛対策に特化して販売されているものが多いのも特徴。腰がしっかり支えられたり、寝返りが打ちやすい寝心地タイプの商品が多いことから、腰への負担を軽減するなら高反発ウレタンマットレスがおすすめといえます。
逆に低反発ウレタンマットレスは体圧分散性が高い反面、寝返りが打ちにくいことや熱がこもりやすいことがデメリットです。腰痛対策であれば低反発ではなく、高反発のタイプを選びましょう。
ポケットコイルとウレタンを5項目で徹底比較
ポケットコイルとウレタンの違いを5つの項目で徹底的に比較。両素材タイプについて、ココだけは知っておくと安心できるポイントを比べてます。
なお、ここでは低反発ではなく、近年主流である「高反発ウレタン」と比較しています。
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
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画像 | ||
特徴 | フィット感が高い 通気性が高い 振動吸収性が高い | 弾力性が高い 比較的安価 振動吸収性が高い |
サポート性 | ||
体圧分散性 | ||
反発力 | ||
価格 |
特徴を比較
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
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特徴 | フィット感が高い 通気性が高い 振動吸収性が高い | 弾力性が高い 比較的安価 振動吸収性が高い |
ポケットコイルマットレスは、点で支えてくれるのでフィット感が高いのが寝心地の特徴です。また、コイル素材は全体的に通気性が高く、マットレス内部に熱がこもりにくいため蒸れ感が少なくなります。
一方で高反発ウレタンマットレスは、弾力性やサポート性が高く寝返りしやすいのが大きな特徴です。また、コイルマットレスと比べると安価でリーズナブルかつコスパが高い商品が多い印象があります。
振動吸収性についてはポケットコイル、ウレタン共に高く、どちらも隣で寝ている人を起こしにくいタイプのマットレスが多いです。ウレタンに関しては、高反発よりも低反発ウレタンの方が振動吸収性が高い傾向となります。
サポート性を比較
サポート性は体を支える力です。高ければ良いわけではなく、自分自身の体重や体型に合ったサポート性を選ぶのが重要となります。
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
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サポート性 |
高反発ウレタンマットレスの方が硬めにつくられることが多くサポート性が高い傾向です。
ポケットコイルマットレスはフィット感が高い反面、サポート性に欠けることがあります。そのため体重が重かったり筋肉質、腰痛持ちの方の場合は腰が沈み込みすぎる可能性が出てきます。
腰が沈みすぎると寝返りが打ちにくくなる、寝姿勢が崩れるなど腰への負担が大きくなり腰痛の原因となってしまう可能性があります。
特に腰痛持ちの方はポケットコイルマットレスの寝心地が合わないとされているため、高反発ウレタンマットレスを選ぶのが無難です。ただし、ポケットコイルマットレスの中でも腰のサポート性を強化した「センターハード構造」であれば沈みすぎを防げる場合もあるので、選ぶ際は意識してチェックしてみてください。
体圧分散性を比較
体圧分散性は体の局部への負担を軽減する性質のことです。体圧分散性が高い方が体への負担が少なく、気持ちの良い寝心地を得られやすくなります。
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
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体圧分散性 |
「面」で支えるタイプのウレタンマットレスよりも、「点」で支えるタイプのポケットコイルマットレスの方が体圧分散性が高い傾向です。
ただし、ウレタンマットレスには凹凸プロファイルカットというデコボコ加工が施されている種類があります。この凹凸タイプはポケットコイル同様に「点」の寝心地になるため体圧分散性の高さがメリット。体圧分散性に優れたウレタンを探している場合は「凹凸加工」されているかどうかもチェックしてみてください。
反発力を比較
反発力は体を跳ね返す力のことで、専門的には反発弾性率で反発力を計ります。反発力が高いほど寝返りがしやすくなるため寝返りなどでの腰への負担が軽減されやすくなります。
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
---|---|---|
反発力 |
コイルの反発力も低くはありませんが、高反発ウレタンの反発力の方が高い傾向です。
反発力を示す「反発弾性率」と「分類」の関係は以下のとおり。
反発弾性率 | 分類 |
---|---|
15%未満 | 低反発 |
15~49% | 一般(レギュラー) |
50%以上 | 高反発 |
寝返りしやすいウレタンマットレスを探している方は、50%前後の高反発を選びましょう。
価格を比較
マットレスにおいて価格は重要です。質の高い素材を使えばそれだけ寝心地や耐久性がアップしますが、比例して価格も上がります。そのため、安かろう悪かろうといった考えが適当です。長く使用するものですから、できるだけ予算を引き上げるのがおすすめです。
比較項目 | ポケットコイル | ウレタン |
---|---|---|
価格 |
ウレタンマットレスは比較的価格が安いのが特徴です。
ポケットコイルマットレスは高級な商品になることが多い傾向。値段も10万を超えるものばかりです。一方で安い3万円前後のものだとコイル品質が低く、はじめは寝心地が良くても早期にバネのギシギシ音や劣化を招き悩まされることになりがちです。
「なるべく安く良いものを」と考えている方には、商品品質と価格のバランス、つまりコスパに優れた高反発ウレタンマットレスがおすすめです。
迷ったら両素材を組み合わせたハイブリッドタイプがおすすめ!
どちらのタイプにするか迷ったら、両方のメリットを活かしたハイブリッドタイプのマットレスがおすすめです。代表的なものを以下で紹介しています。
商品名 | 1番人気 エマハイブリッドV2 | エムリリ― ハイブリッド | cocoilマットレス | ソフテックス | 雲のやすらぎ極 |
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商品画像 | |||||
価格(税込) | 133,000円 | 88,980円 | 98,000円 | 139,700円 | 138,000円 |
芯材 | ポケットコイル /ウレタン | ポケットコイル /ウレタン | ポケットコイル /ウレタン | ポケットコイル /ウレタン | ポケットコイル /ウレタン |
サイズ | S/SD/D/Q/K | S/SD/D | S/SD/D | S/SD/D | S/SD/D |
コイル数 | 非公開 | 非公開 | 1,772個 ※2層合計 | 非公開 | 非公開 |
硬さ | 1層目:60N 2層目:100N 3層目:150N 4層目:ポケットコイル | ― | ― | ― | ― |
厚さ | 25cm | 24cm | 27cm | 25cm | 27cm |
製品保証 | 10年間 | 10年間 | 5年保証 | 5年間 | なし |
お試し保証 | 100日間 | ― | 120日間 | なし | 60日間 |
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