パルスサーミアはいびき治療で使われる最新のレーザー技術です。従来のいびき治療と比べて患者への負担が少なく、より深層部までの粘膜引き締め効果が期待できます。
しかしなぜか「怪しい」という検索ワードがあるため、詐欺なんじゃないかと不安になる方も一定数いるようです。
怪しいと感じる理由は料金の高さと効果の個人差が大きいことにあると思います。
この記事では、そんなパルスサーミアが抱えるデメリットを紹介。料金や安全面・注意点など気になる方はぜひごらんください。
パルスサーミアの他にも最新のレーザー技術を利用した治療が各クリニックでおこなわれています。どんな治療なのか、また、レーザー治療を受けるか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
パルスサーミアとは₋いびきメディカルクリニックで施術される治療法
パルスサーミアは、全国14カ所で展開するいびきメディカルクリニックがおこなう、最新のレーザー技術を使った治療法です。主に以下の3つの特徴を知ることでパルスサーミアの全体像が見えてきます。
従来のいびき治療に比べて患者への負担が少ない
パルスサーミアは従来の「切る」レーザー治療に対し、「切らない」レーザー治療です。
切るレーザー治療にはLAUP(軟口蓋形成術)があり、局所麻酔が使われ痛みが大きく、ダウンタイムが1週間以上続くのが難点でした。
その後、切らないレーザー治療「ナイトレーズ」がいびき治療の患者負担を激減させます。しかし、ナイトレーズは粘膜表面にレーザーを照射し引き締めをおこなうことから、火傷のような痛みや腫れを伴うこともありました。
さらにその後、ナイトレーズの進化型「パルスサーミア」が開発されます。
いびきのレーザー治療は喉の粘膜を「切る」ことに不安やデメリットが多かったため、それらを取り除くように改善されてきました。
パルスサーミアでは、粘膜表面にレーザーを照射していたナイトレーズに対し、より深層へと照射することができるようになり、表面を蒸散させる必要がなくなりました。
その結果、これまであった痛みや腫れがほとんど出ず、患者への負担を最小限に抑えつつ、効果を最大限引き出す治療法として確立されたわけです。同様のレーザー治療としては、「スノアレーズ」や「パルスプレミア」などがあげられます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者も多く受けている
いびきメディカルクリニックには多くの睡眠時無呼吸症候群患者も来院します。診断を受けていなくても、睡眠時に無呼吸を指摘されたことがある方が来院することもあり、パルスサーミアによる治療で多くの方がいびき改善を実感しているそうです。
症例を一つ紹介します。
以下はいびきで悩む47歳男性の口腔内粘膜の様子です。
医師の症例解説をみると、治療3回目で大きな改善がみられたとのこと。上記写真をみても、3回目、6回目となるにつれて喉奥が拡がっているのがわかります。
他の症例はいびきメディカルクリニックで確認してみてください。
根本治療としての効果が期待できる
いびき治療には大きく、対症療法と根本治療の2つがあります。
対症療法は、症状が持つ苦痛を緩和することに集中した治療のことで、根本治療は、症状の大元である原因を改善する治療のことです。
いくつかあるいびき治療を分類すると以下のとおり。
対症療法 | 根本治療 |
---|---|
マウスピース CPAP 生活習慣の改善 鼻腔拡張テープ 蒸気吸入 など | [外科的治療] 顎顔面手術など [レーザー治療] LAUP(口蓋垂整形術) ナイトレーズ パルスサーミア スノアレーズ など |
レーザー治療は根本治療なので、対症療法と比べて比較的短い期間や少ないストレスで治療を受けられます。
パルスサーミアのデメリットとは?
パルスサーミアのデメリットには以下のようなものがあります。
効果が出るまでに数回通う必要がある
パルスサーミアのような切らないレーザー治療は、痛みやダウンタイムがなく負担が少ない反面、効果の出方が少なめ。しっかりと効果を感じるためには最低3回は治療をおこなう必要があるため、通院回数も1度では済みません。
いびきメディカルクリニックによると、パルスサーミア治療をおこなって1回目で効果を感じた患者の割合は50%、2回目で効果を感じた方の割合は80%にものぼるそう。最大でも4回程度の治療になることが多いとのことで、おおよその予算計画が立てられる点はメリットでしょう。
これまで、当院では多くの患者様にパルスサーミア治療を行い、効果を実感していただいています。統計上では、初回の治療では50%以上の方が、そして2回目の治療後では80%以上の方が改善を実感されています。
保険が適用されず治療費が高額になる
いびきの保険適用は「睡眠時無呼吸症候群」と診断された場合のみですが、パルスサーミアなどの切らないレーザー治療はそもそも保険適用外。睡眠時無呼吸症候群と診断されても保険が適用されることがありません。
そのため、治療費が全額自己負担となり高額な点が大きなデメリットとなります。いびきメディカルクリニックでは、初回カウンセリング自体は無料で受けられるものの、平均的に30万円以上の費用が掛かってしまいます。
受けられるクリニックは都市圏ばかり
いびきメディカルクリニックがあるのは都市圏ばかりです。そのため、地方在住の方は通うのが困難です。ただ、いびきメディカルクリニックをはじめ、最新のレーザー治療は出始めたばかり。今後は地方にも開院されることになるはずです。
新宿院/銀座院/池袋院/立川院/町田院/横浜院/千葉院/大宮院/札幌院/名古屋院/大阪院/神戸三宮院/福岡院/熊本院
パルスサーミアはどんな症例でおこなうと意味がある?
レーザー治療がすべてのいびき症例に有効というわけではなく、効果は個人差が大きいです。治療の適応や効果については、専門の医師による詳細な診断と相談が必要となります。
軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)
睡眠時無呼吸症候群には閉塞性睡眠時無呼吸症候群と中枢系睡眠時無呼吸症候群があります。いびきレーザー治療の効果が見込めるのは前者です。
軽度から中等度のOSAの患者では、口蓋垂や軟口蓋がいびきの原因である場合に、レーザー治療でこれらの部位を縮小することで効果が得られることがあります。
口蓋垂肥大
口蓋垂が肥大している場合、その部分が喉を塞ぎ、いびきの原因となることがあります。レーザーで口蓋垂を縮小することで、いびきが軽減されることがあります。
軟口蓋の弛緩
軟口蓋が緩んでいると、睡眠中に振動しやすくなり、いびきが発生します。レーザーで軟口蓋を収縮させ、振動を減少させることで、いびきが軽減されることがあります。
慢性的ないびき
慢性的ないびきで、他の非外科的治療(CPAP、生活習慣の改善など)が効果を示さない場合に、レーザー治療が有効と診断されることがあります。
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