女性のいびきの原因は疲れ?更年期?睡眠専門家が教える対処法5選

女性のいびきの原因

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いびきは男性に多いイメージですが、実は女性でも悩んでいる方は多いです。しかし、恥ずかしさから周りに相談できないケースもあります。

この記事では、いびきの原因は何なのか、いびきを放置するとどうなるのか、治療が必要なのかを紹介しています。

また、睡眠健康指導士が教えるいびき対処法も5つ紹介しているので、いびきに悩む女性はぜひ参考にして次なる行動に移してみてください。

目次

いびきとは|4割の女性がいびきをかいているというデータも

いびきとは、睡眠中に鼻やのどで生じる荒い音です。非常に多くみられ、加齢とともにますます多くなります。男性の約57%、女性の約40%がいびきをかきます。

引用:MSDマニュアル

女性はいびきが少ないイメージがありますが、実は女性の4割程度はいびきをかいています。しかし、女性はいびきが恥ずかしいという理由で周りに相談できないことが多いそうです。

いびきは睡眠の質だけでなくさまざまな病気や合併リスクもはらんでいます。放置しても良いことはないので、このページをきっかけにしっかり向き合ってみてください。

いびきの原因

いびきの原因はさまざまですが、男女問わず一般的な原因の他に、女性特有のいびきの原因があります。

それぞれに分けて紹介します。

主ないびきの原因

いびきは睡眠時に舌や咽頭近くの筋肉がゆるみ、空気のとおり道である上気道が、狭くなったり塞がった状態のまま、呼吸によって無理やり空気が通ろうとするときに鳴る振動音です。

その原因には主に以下があります。

主ないびきの原因
  • 太っていたり首が短いなど体型・骨格による原因
  • 飲酒や喫煙などの生活習慣による原因
  • 寝姿勢や枕が合ってない

太っていたり首が短めで太いなど体型・骨格による原因

太った人や首が短めで太い人は、首のまわりに脂肪がついています。ふつう体型であったり首が細い人と比べて気道を圧迫する要因となりやすい傾向です。

また、あごが小さい場合もいびきをかきやすいといわれます。これは、痩せていてもいびきをかきやすくなってしまうひとつの原因です。

飲酒や喫煙などの生活習慣による原因

生活習慣によってもいびきのかきやすさが変わります。特に飲酒や喫煙は主な要因です。

飲酒は筋肉を緩めさせ、気道を塞ぎやすくします。また、睡眠薬の服用も筋肉を緩めさせる効果があるため同じように気道を塞ぐ要因となります。

喫煙は喉や鼻の粘膜を弱くし、炎症リスクを増加させます。その炎症により喉の周りが腫れて気道が狭くなっていびきを起こしてしまいます。

寝姿勢や枕が合ってない

いびきをかきやすい寝姿勢はあお向けです。あお向けで寝ると舌が喉に落ち込みやすく気道を塞ぎいびきとなります。寝姿勢が原因の場合は横向きで寝ると解消しやすいです。

また、枕が低すぎることもいびきの原因のひとつです。低い枕で寝ていると首が縮こまって、これもまた気道を塞いでしまいます。枕は適切な高さのものを使用しましょう。

女性特有のいびきの原因は3つ

女性特有のいびきの原因もあります。

女性特有のいびきの原因
  • 妊娠中の過剰な体重増加
  • 妊娠中・産後のストレス
  • 更年期障害による症状

妊娠中の過剰な体重増加

妊娠中は皮下脂肪がつきやすくなります。もちろん妊娠中の増加はごく自然なことですが、場合によっては適正体重よりも増えすぎてしまうことがあります。

妊娠中の過度な体重増加によって、肥満の人と同じように脂肪で気道を塞ぎやすくなってしまいいびきが多くなる可能性も出てきます。出産後の体重低下に伴っていびきも改善していくので基本的には問題ありません。

しかし、いびきが悪化して睡眠時無呼吸症候群を引き起こしてしまうと悪影響が出始めます。睡眠時無呼吸症候群を放置すると、妊娠高血圧や妊娠糖尿病も併発する恐れもあり、母体に影響があると赤ちゃんにもその影響は及びます。

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は早めの治療が必要となるでしょう。

妊娠中・産後のストレス

妊娠中や産後はホルモンバランスが乱れやすく、体の不調やストレスを感じやすくなってしまいます。

また、出産後は育児が始まり、授乳や夜泣きなどで十分に眠れず、睡眠不足や疲労などが重なり、いびきが悪化することがあります。子供が成長して心身に余裕が出始めるとストレスによるいびきも改善していきますが、長期にわたって改善できずにいると合併症のリスクも伴うため早めの対処が必要です。

更年期障害による症状

40歳を過ぎるとプロゲステロンという女性ホルモンが減少してきます。

元々女性はプロゲステロンのおかげで男性よりもいびきが少ない傾向です。このプロゲステロンには呼吸中枢を刺激して鼻や喉などの気道を広げるような役割があります。

しかし、更年期を迎えることでプロゲステロンの分泌が減少し、気道を広げる作用が減ってしまうため、いびきが増える可能性があります。更年期に発生するいびきは、筋トレなどの運動を取り入れて体力、筋力を維持することで改善につながります。

いびきに関わる病気

いびきに関わる病気は主に3つあります。

いびきに関わる病気
  • 単純性いびき症
  • 上気道抵抗症候群
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

単純性いびき症

単純性いびき症は一過性のいびきのことで、特に病的な心配をする必要のないいびきです。

飲酒や疲れ、ストレス、鼻づまりなどが原因で、それぞれの原因が解消されれば自然に治ります。ただし、日常的に繰り返されるようであれば病的な心配はないにしろ、生活習慣を正すなどの努力が必要です。

上気道抵抗症候群

上気道抵抗症候群は睡眠時無呼吸症候群の軽症タイプといえるような症状で、習慣的にいびきをするような状態のことです。睡眠中に上気道が狭くなり、強く呼吸をして睡眠が分断されることもあります。この症状が続けば寝不足が続き、日中の眠気が強くなる傾向です。

運転や仕事など日常行動に支障がでる可能性もあるため、早めに医師へ相談する必要があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒以上続く上気道の閉塞による呼吸障害のことをいいます。睡眠時無呼吸症候群にはいくつか分類がありますが、中でも代表格なのは「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」です。

睡眠時無呼吸症候群は強いいびきや日中の眠気、寝起きの頭痛などの症状があらわれます。また、毎日低酸素状態が続くと身体が酸素を補うために血管や心臓に負担がかかり、脳心血管疾患発症のリスクが2.5倍高まります。つまり、いびきが脳卒中の発症リスクを高める可能性があるということです。

特に女性では日常的ないびきで脳心血管疾患発症のハザード比が2.5倍になることが示され、いびきが脳卒中の発症リスクを高める可能性が示されている。

引用:睡眠と循環器疾患

さらに、認知症のリスクも高まります。アルツハイマー型認知症に関わるタンパク質・アミロイドβは、睡眠中に排出される老廃物です。睡眠時無呼吸症候群により睡眠不足となると、この老廃物が排出されず脳内に蓄積されやすくなることが原因です。

【チェック方法】睡眠時無呼吸症候群の重症度を表す指標

一般に、睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の回数の和を無呼吸低呼吸指数(AHI)としてあらわします。このAHIが睡眠時無呼吸症候群の重症度がわかります。

AHIを応用すると自宅でも簡単にチェック可能です。まず、睡眠時無呼吸症候群が疑われるパートナーの睡眠を30分観察してみてください。このとき、10秒以上の呼吸停止が何回あるかカウントします。そのカウント数を2倍にすれば1時間当たりの無呼吸低呼吸回数目安がわかります。

もし、呼吸停止が30分に1回のみであれば、1時間に換算すると2回になるので「AHI2」となります。AHI1~4は睡眠時無呼吸症候群としては認められず正常で、AHI5以上が睡眠時無呼吸症候群といった判断が可能です。

重症度AHI
軽症5~15
中等度16~30
重度30以上

パートナーのいびきが激しく睡眠中の呼吸が止まってしまっている場合は一度チェックしてみることをおすすめします。

慢性的ないびきを放置すると合併症を引き起こす可能性も

いびきは脳への酸素供給が減少してしまうことから、睡眠の質低下以外にも合併症の懸念があります。主な症状は以下のとおりです。

いびきによる合併症
  • 集中力の低下
  • 疲れやすくなる
  • 日中の強い眠気
  • 心血管疾患リスクの増大
  • 歯周病の悪化や口臭

いびきは脳の慢性的な低酸素状態をつくりだします。その結果、授業や仕事など集中力が低下しパフォーマンスが著しく下がってしまう可能性があるでしょう。

また、いびきは睡眠不足も引き起こしますから、十分に眠れず、特に昼食後に強い眠気に襲われやすくなります。そうなると午後の仕事にも影響が出てきてしまいます。

睡眠時無呼吸はさまざまな心血管疾患に合併するのみならず,その発症・進展にも重要な役割を果たしていると考えられる。

引用:循環器疾患と睡眠呼吸障害 百村伸一

さらに、いびきの頻度が高くなるほど、脳卒中や全心血管疾患、虚血性心疾患(心筋梗塞など)、の心血管疾患発症率が上がる傾向があります。

口臭はいびきによって口を開けている時間が長いことで悪化してしまいます。寝起きで口が乾燥しているときは、いびきに対してより目を向けた方が良いでしょう。

次で紹介している対処法や改善方法についてもチェックしてみてください。

いびきの対処法・改善するためにどうするべきか

簡単にできるいびきの対処法や改善方法を紹介しています。

いびきの対処・改善方法
  • アルコール摂取を控える
  • 横向きに寝るようにする
  • 枕の高さを変える
  • 鼻腔拡張テープを使う
  • いびき外来に無料相談する

アルコール摂取を控える

アルコールを摂取すると筋肉が緩み、舌が喉に落ちやすくなり上気道が塞がれていびきの原因となることがあります。そのため、お酒を飲むのをやめることでいびき改善が見込めます

また、酔っぱらって寝ると寝つきが良いと感じている方も多いと思いますが、実際は睡眠の質を著しく下げています。血中アルコール濃度が薄まってくると目が覚めやすくなり、浅い睡眠が続いたり中途覚醒も引き起こしやすくなります。上質な睡眠のためにも寝る前の飲酒は控えましょう。

横向きに寝るようにする

横向きに寝ると気道が確保しやすくなり、舌が喉に落ちにくくなるためいびきが改善されやすくなります。ただし、一晩中横向きで寝ることは意識的にはできません。もし仮にできたとしても、同じ寝姿勢で寝続けると同部位を圧迫し続けて腰や肩が痛くなる可能性があるので、いびき以外の問題がでてきます。

それでも、すぐにできる簡単ないびき対処法としてはポピュラーな方法ですのでぜひ試してみてください。横向きを促がす枕もあるのであわせてチェックしてみましょう。

枕の高さを変える

枕が高すぎると首が縮こまって気道を塞いでしまいいびきが起こります。この場合、適切な高さの枕に変えることでいびき改善につながります。適切な枕の高さは自然に立っているときと同等の姿勢で、首の頸椎が自然なカーブになっていることが目安です。

鼻腔拡張テープを使う

鼻腔拡張テープは鼻づまりが原因となっている場合に有効です。ただし、睡眠時無呼吸症候群はもちろん、鼻づまり以外がいびきの原因となっているときは効果がありません。自分のいびきの原因が何か、見極めてから試してみてください。

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いびき外来に無料相談する

いびきが原因で睡眠不足など日常生活に支障をきたしていると感じている方は、まずは専門医のアドバイスをあおるのがおすすめです。最近ではネットから簡単に予約できて、初回診療やカウンセリングが無料となっているいびき外来も増えてます。

うちライフでおすすめする評判の良いいびき外来があるので、良ければ以下のリンク先もチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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