この記事では、発芽玄米と玄米の栄養価やカロリー、ダイエットへの効果をご紹介しています。
ひと目で分かる、比較早見表を使っていますので、じっくり眺めてみて下さいね。
発芽玄米と玄米のどちらを食事に取り入れようか迷っている人の役に立てれば幸いです。
ダイエットには発芽玄米がおすすめ。体づくりや精神の安定をもたらす、ダイエットに大切な栄養素が多く含まれているから。玄米と違い白米と変わらない感覚で炊くことができるため、長く続けやすい点も理由の一つです。
発芽玄米と玄米の違い
発芽玄米と玄米の違いを以下の表にまとめてみました。
比較項目 | 玄米 | 発芽玄米 |
---|---|---|
概要 | 稲の実のもみ殻のみを取り除いたもの | 玄米を発芽させたもの |
食感 | ・硬め ・噛み応えがある | ・玄米より食べやすい ・白米よりやや硬め |
浸水時間 | 最低5~6時間 | 30分~1時間 |
炊飯 | 玄米モード | ・玄米モード ・白米モードも可 |
消化・吸収の しやすさ | ・消化に時間がかかる ・ミネラルの吸収を阻害する 成分が含まれている | ・玄米より消化しやすい ・発芽により栄養を 吸収しやすくなっている |
玄米も発芽玄米も栄養価が高く、低GI値の食品であることは同じです。
しかし、炊きやすさや食べやすさは圧倒的に発芽玄米が上です。
玄米はもみ殻を取り除いた硬いものなので、炊き上がりまでに時間と手間がかかります。また、消化にも時間がかかってしまいます。
発芽玄米と玄米のカロリーを比較
発芽玄米と玄米のカロリーはほとんど差がありません。
発芽玄米は100gあたり約356kcalなのに対し、玄米は100gあたり約353kcalです。
両方とも白米より低いカロリーであるうえに、白米より少量で満腹感を得やすい人が多いのもダイエットに向くと言われているひとつの理由でしょう。
どちらを選んでも、ダイエット中の食事として適していますが、栄養価や消化吸収のしやすさに違いがあるため、目的によって使い分けることが大切です。
比較早見表|発芽玄米と玄米の栄養価を比較
発芽玄米と玄米はどちらも栄養豊富ですが、発芽させることで栄養素の含有量に変化が起こります。
以下の表をご覧ください。
成分/100gあたり | 玄米 | 発芽玄米 |
---|---|---|
カロリー(kcal) | 346 | 339 |
炭水化物(g) | 74.3 | 74.3 |
たんぱく質(g) | 6.8 | 6.5 |
脂質(g) | 2.7 | 3.3 |
糖質(g) | 34.2 | 34.5 |
食物繊維(g) | 3.0 | 3.1 |
カリウム(mg) | 230 | 160 |
カルシウム(mg) | 9 | 13 |
ビタミンB1(mg) | 0.41 | 0.35 |
ビタミンB2(mg) | 0.04 | 0.02 |
ビタミンE(mg) | 1.4 | 1.5 |
ギャバ(mg) | 3 | 11 |
鉄(mg) | 2.1 | 1.0 |
マグネシウム(mg) | 110 | 120 |
ナイアシン(mg) | 6.3 | 4.9 |
リン(mg) | 290 | 280 |
亜鉛(mg) | 1.8 | 1.9 |
発芽させることで栄養素が増減していることが分かると思います。
発芽玄米が注目されている理由は、マグネシウムやGABA、カルシウムなど需要の高い栄養素が多く含まれているという点です。
GABAはリラックス効果があり、ストレスの軽減や睡眠の質を高めるとして、近年とくに注目を浴びている成分です。
発芽玄米と玄米、ダイエットに向いているのはどっち?
結論からお伝えすると、主食という観点からみるとどちらもダイエットにおすすめです。
- 高い栄養価でダイエット中の体をサポート
- 豊富な食物繊維が便秘やむくみに効果的
- 低GI値で脂肪を溜め込みにくい
などの理由からです。
しかし、続けやすさという観点でいくと、断然発芽玄米がおすすめです。
玄米には浸水と炊飯に長い時間がかかってしまい、ダイエット食を断念する原因となりかねません。
また、元々白米を食べていた方なら発芽玄米は玄米より食べやすく感じるでしょう。
まとめ
発芽玄米と玄米はそれぞれの特徴があり、ダイエットや健康維持に役立ちます。
どちらも栄養豊富で素晴らしい食べ物なので、取り入れるのに迷われたかもしれません。
目的に応じて、どちらを選ぶかを考え、効果的に取り入れてみてくださいね。
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