豆乳ヨーグルトで一般的にいわれるデメリットをまとめると以下のとおりです。
近年、日本でも「ヴィーガン」「ベジタリアン」の人が増えてきました。豆乳に乳酸菌を加えて発酵させてつくられている豆乳ヨーグルトは、動物性食品を避けているヴィーガン・ベジタリアンの人でも食べられる植物性ヨーグルトとして注目されています。
この記事では豆乳ヨーグルトのデメリットや危険性を解説。悪い面も知った上で購入しましょう。また後半では、そのまま食べるのでもお菓子作りで使うのにもおすすめな豆乳ヨーグルトを2つだけ厳選して紹介しています。
豆乳ヨーグルトのデメリットや危険性
豆乳ヨーグルトを食べてはいけないとされる理由やデメリットについては、以下のような点が挙げられますが、これらはあくまで一部のケースや特定の条件下での懸念です。一般的には安全に消費できることが多いです。
- 大豆アレルギー持ちは食べられない
- 含まれるカルシウムが少ない
- 味が好みじゃない場合がある
- 通常のヨーグルトに比べて値段が高め
大豆アレルギー持ちは食べられない
豆乳は大豆を原料としているため、大豆アレルギーのある人は摂取できません。
一方で、乳製品アレルギーの人は食べられます。乳酸菌は「乳」という字が使われているので「乳製品じゃないか」と迷うこともありますが、牛乳とは関係ありません。
含まれるカルシウムが少ない
豆乳ヨーグルトは動物性乳製品に比べてカルシウムが少ないため、ヨーグルトをカルシウム摂取のひとつとしていた場合はカルシウム不足を引き起こす可能性があります。
特にヴィーガンの方は栄養バランスに気をつけなければカルシウム不足による「骨粗しょう症」を引き起こしかねません。
カルシウムは乳製品だけでなく、豆腐や納豆などの大豆製品、ひじき・わかめ・のりなどの海草類、小松菜やちんげん菜などの緑黄野菜にも多く含まれているので、日々の食事に取り入れましょう。
添加物が含まれている
市販の豆乳ヨーグルトには安定剤や増粘多糖類、スクラロースなどの甘味料が添加されていることがあります。添加されているものは厚生労働省により使用が許可されている指定添加物なので、健康被害はあるわけでなく安心して食べられます。
しかし、添加物は研究段階にあるものが多く、なるべくなら避けたいところ。後半でも紹介しますが、より健康のことを考えるのであれば無添加豆乳ヨーグルトの「マルサンアイ 国産大豆豆乳グルト」がおすすめです。
味が好みじゃない場合がある
乳製品に慣れている人にとっては、豆乳ヨーグルトの味や食感が好みではない場合があります。豆乳ヨーグルトの味は大豆本来の味わいがあり酸味が少ないような印象です。
健康上の理由で豆乳ヨーグルトを選んでも、美味しく長く続かなければあまり意味がありません。食べにくいからといって糖分(スクラロースなど)が加えられている豆乳ヨーグルトを食べ続けると、肥満になり高血圧や糖尿病といった 生活習慣病を引き起こしてしまう可能性も出てきます。
味が好みでないなら無理して食べる必要はありません。個々に合った適切な選択をしましょう。
通常のヨーグルトに比べて値段が高め
例えば、誰もが知ってるブルガリアヨーグルトの値段は175円(税込)程度です。マルサンアイの豆乳グルトは小売り希望価格で265円(税込)となってます。また、比較的安いトップバリュの豆乳ヨーグルトは192円(税込)なので、通常のヨーグルトと比べると割高になっているのがわかります。
豆乳ヨーグルトのメリット
- 乳糖不耐症の方でも安心して食べられる
- 更年期症状の軽減や老化防止効果
- さまざまな健康効果がある
乳糖不耐症の方でも安心して食べられる
乳糖不耐症とは、消化酵素のラクターゼの欠乏により乳糖が消化できない状態のことで、下痢や腹部のけいれん痛を起こします。
引用元:MSDマニュアル
いわゆる牛乳を飲んだ後の「お腹のゴロゴロ」です。乳糖不耐症の方は乳糖を分解する酵素の分泌量が減少しているため、乳製品のヨーグルトをうまく消化することができません。
豆乳ヨーグルトは乳製品ではないため乳糖不耐症の方でも体調を崩すことなく安心して食べられます。
更年期症状の軽減や老化防止効果
豆乳ヨーグルトに多く含まれる「イソフラボン」には、更年期にみられる不眠や抑うつ、めまい、イライラなどの改善に役立ちます。これはイソフラボンが「植物性エストロゲン」といわれ、閉経後に減少する卵胞ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをしてくれることが理由です。
また、イソフラボンのようなポリフェノール類には活性酸素を減らす抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果も期待できます。
さまざまな健康効果がある
豆乳ヨーグルトはタンパク質やカリウムが豊富。また、ミネラルや食物繊維、善玉菌も含まれているためさまざまな健康効果が期待できます。
- 美肌効果
- むくみ予防効果
- 美容効果
- 整腸作用
- がん予防効果
イソフラボンと乳がん発生率の関係について調査された記録があります。その調査結果で「イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくい」ことがわかっています。さらに、閉経後の女性の場合はより顕著にあらわれ、イソフラボンを食べれば食べるほど乳がんになりにくい傾向だったそうです。
参考:がん対策研究所
スーパーで買える豆乳ヨーグルトのおすすめ2選
スーパーで買える豆乳ヨーグルトの中でもおすすめの2商品を紹介します。もともと種類は少ないですが、その中でも特に日常的に購入したい豆乳ヨーグルトです。
我が家はコレが定番!無添加の「マルサンアイ 国産大豆 豆乳グルト」
名称 | 発酵豆乳食品 |
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原材料名 | 豆乳(大豆を含む)(国内製造) |
内容量 | 400g |
販売者 | マルサンアイ株式会社 |
賞味期限 | 発送時点で12日以上,要冷蔵(10℃以下) |
マルサンアイ「豆乳グルト」の原料は国産大豆でつくられた豆乳のみ。他の添加物が使用されていません。豆乳ヨーグルトの中には加糖タイプのものや食物繊維が添加されているものもあります。プレーンで豆乳本来の味わいを感じたい方におすすめ。また、100gあたり48kcalと非常にヘルシーなので、ダイエット中にもおすすめです。
安い!イオンのトップバリュー 豆乳ヨーグルト
名称 | 発酵豆乳食品 |
---|---|
原材料名 | 豆乳(大豆(アメリカ産))、食物繊維(イヌリン) |
内容量 | 440g |
販売者 | イオン株式会社 |
製造所 | ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社群馬工場 |
イオントップバリュの豆乳ヨーグルトはとにかく安いのと、手に入りやすいのが魅力です。水溶性の食物繊維(イヌリン)が添加されており、他商品よりも高い整腸作用が期待できます。
GreenBeans公式サイト
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