軽くて扱いやすく、乾きも早い「桐(きり)まな板」。抗菌性が高く、水切れも良いため、衛生的な調理環境を保ちたい方に人気の木製まな板です。一方で、「柔らかくて傷がつきやすい」「黒ずみやすい」といったデメリットも気になるところ。
この記事では、桐まな板のメリット・デメリットをわかりやすく解説し、選び方のポイントやおすすめ商品5選を徹底紹介。お手入れ方法や長く使うコツもまとめているので、「桐まな板って実際どうなの?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
桐まな板とは?|その特徴と魅力
桐(きり)は、日本では古くから家具や収納箱に使われてきた軽量で湿気に強い木材です。まな板に使われる木材の中でも特に軽く、扱いやすさと衛生面のバランスが取れているのが特徴です。
- とにかく軽い!
→他の木製まな板に比べて持ち運びやすく、洗う・干すが楽。 - 乾きやすく、カビにくい
→水を弾きやすく、通気性も高いため速乾性に優れます。 - 抗菌性が高い
→桐に含まれるタンニン成分が雑菌の繁殖を抑えてくれます。
そのため、「軽くて衛生的な木製まな板を探している」という方にとって、桐まな板は非常に魅力的な選択肢となります。
桐まな板のメリット・デメリット
桐まな板は機能性と扱いやすさを兼ね備えたアイテムですが、一方で注意すべき点もあります。ここでは、実際に使って感じるメリットとデメリットを整理してご紹介します。
メリット
- 軽くて扱いやすい
- 水はけが良く乾きやすい
- 抗菌・防虫効果がある
- 刃当たりが柔らかく、包丁が長持ち
桐まな板はとても軽く扱いやすいうえ、水はけが良く乾きやすいため衛生的です。さらに抗菌・防虫効果も備え、刃当たりが柔らかいため包丁が長持ちするという魅力もあります。
デメリット
- 傷つきやすく耐久性がやや劣る
- 表面仕上げに差がある(ざらつきやすい製品も)
- 食洗機・直射日光NG、取り扱いに注意が必要
一方で、柔らかい材質ゆえに傷がつきやすく耐久性にはやや劣ります。また、商品によっては表面がざらついている場合があり、食洗機や直射日光には弱いため取り扱いには注意が必要です。
桐まな板はこんな人におすすめ!
- 毎日気軽に使いたい方
- 高齢者や手が疲れやすい方
- 木製まな板を初めて使う人
- 包丁を長持ちさせたい料理好き
桐まな板は、軽さと扱いやすさを重視する方にぴったりの一枚です。毎日気軽に使いたい方にとっては、調理中の負担が少なく、手になじむ感覚が魅力。特に高齢者や手が疲れやすい方にも優しく、軽量素材ならではの使いやすさがあります。
また、価格も手頃で扱いも簡単なため、木製まな板を初めて使う人にも最適です。さらに、刃当たりが柔らかく包丁の刃こぼれを防ぎやすいため、包丁を大切に使いたい料理好きの方にもおすすめできます。
桐 vs 他の木材まな板|比較表で違いをチェック

木のまな板には、さまざまな木材が使われていますが、それぞれに個性があり、使い勝手や耐久性、メンテナンス性などが異なります。特に「桐」は、軽さと扱いやすさを重視する方に選ばれる素材です。以下の比較表では、代表的な木材の特徴を「耐久性・刃へのやさしさ・黒ずみにくさ・扱いやすさ・価格」などの観点から整理しました。
桐まな板は、「軽さ」「乾きやすさ」「価格の安さ」などが魅力で、特に年配の方や毎日料理をする人の負担を軽減する素材として支持されています。扱いやすさと抗菌性では群を抜いていますが、耐久性や表面の傷つきやすさは注意点のひとつです。
「包丁をいたわりたい」「扱いやすい木製まな板が欲しい」「こまめに買い替えるのが苦ではない」といった方には、桐は“あり”な選択肢といえるでしょう。特に手が小さい方・非力な方にとっては最も扱いやすいまな板です。
なお、桐以外の木材が気になる方には、「ヒノキまな板おすすめ5選」や「イチョウのまな板おすすめ5選」の記事もおすすめです。香りや軽さ、価格のバランスを重視する方は、ヒノキまな板も選択肢に入れてみてください。
桐まな板おすすめ5選|軽さ・使いやすさで選ぶ良品
桐まな板は、「とにかく軽くて扱いやすい」ことが最大の魅力。乾きが早くて衛生的なうえ、刃当たりも柔らかく、日常使いにぴったりな素材です。ここでは、そんな桐まな板の中でも口コミ評価が高く、使い勝手に優れたおすすめの5商品を厳選してご紹介します。デザインや厚み、加工精度などもチェックしながら、自分に合った一枚を見つけてみてください。
この記事でご紹介するまな板は、以下のポイントをもとに厳選しました。
- 素材の質
→国産いちょう材を使用し、一枚板であること - 使い心地
→刃当たりのやさしさ・水はけの良さ・軽さ - サイズと扱いやすさ
→家庭で使いやすい標準〜大サイズを中心に選定 - 信頼性
→国内の職人や工房で丁寧に仕上げられていること - レビュー評
→実際の使用者からの評価が高いこと
「一生モノのまな板」として安心して選べることを重視し、機能性とデザイン性のバランスが取れたモデルを紹介しています。
素っ桐シリーズ 桐まな板

商品名 | 素っ桐シリーズ 桐まな板 大 |
---|---|
素材 | 国産桐無垢材(幅はぎ一枚板) |
サイズ | 420×235×20mm |
重量 | 約600g(卵10個パック程度) |
仕上げ | かんな仕上げ(職人による手作業) |
加工 | 無塗装/片面焼き印入り(文字入れ可) |
製造地 | 新潟県加茂市 |
特徴 | 超軽量・乾きやすい・抗菌性・職人仕上げ |
価格帯 | 約3,400円〜 |
- 桐たんす職人がかんなで仕上げる上質な手触り
- 卵パック並みの軽さで扱いやすく毎日使いに最適
- 水はけが非常に良く、黒ずみにくく衛生的
超軽量、桐たんす職人が削る逸品
「素っ桐シリーズ 桐まな板 大」は、日本有数の桐箪笥職人の町・新潟県加茂市で丁寧に作られた逸品。極めて軽量ながら、乾きやすくてカビや黒ずみにも強く、衛生的に使えます。
表面はかんな仕上げで艶やか、見た目にも美しいまな板です。毎日の調理が快適になるだけでなく、ギフトや名前入れ対応も可能。軽くて使いやすい桐まな板を探している方におすすめです。
職人仕上げの本格桐(きり)まな板 大サイズ 1枚(木製)朝倉家具
商品名 | 職人仕上げの本格桐まな板 大サイズ |
---|---|
素材 | 国産桐無垢材(総桐) |
サイズ | 420×240×16mm |
重量 | 非公開(軽量設計) |
仕上げ | 職人の鉋(かんな)仕上げ/角丸加工 |
加工 | 無塗装・軽くサンドペーパーで整え可 |
製造地 | 新潟県加茂市(朝倉家具) |
特徴 | 軽量・乾きやすい・抗菌性・美しい木肌 |
価格帯 | 約3,300円 |
- 加茂の職人が一枚ずつ仕上げたつややかな鉋加工
- 桐の抗菌性と乾きやすさで衛生的に使える
- 軽くて扱いやすく、ギフトにも選ばれる品質
加茂の職人が仕上げた本格派の軽さ
日本の家具職人の町・新潟県加茂市で丁寧に作られた「職人仕上げの本格桐まな板」は、軽量ながらもしっかりとした手触りが魅力。桐の抗菌力と乾燥性を活かし、日々の調理を衛生的に支えます。
鉋で一枚ずつ削り出した仕上げは滑らかで、美しい木目と角のカットにもセンスが光ります。軽くて扱いやすく、贈り物にも最適な、実用性と美しさを兼ね備えた一枚です。
全家協 小桐まな板 L 42×24×2cm
商品名 | 全家協 小桐まな板 L |
---|---|
素材 | 天然桐(中国製) |
サイズ | 420×240×20mm |
重量 | 約650g |
仕上げ | 簡易加工(サンディング) |
加工 | 無塗装・抗菌性あり |
製造地 | 中国 |
特徴 | 安価・軽量・乾きやすい・カビ対策に注意 |
価格帯 | 約828円 |
- 価格が手ごろで、初めての木製まな板にも◎
- 軽量で乾きやすく、毎日の料理に使いやすい
- 刃当たりがやさしく、包丁の刃を傷めにくい
初めての木製まな板にもぴったりな一枚
全家協の「小桐まな板 L」は、軽くて扱いやすく、コスパに優れたエントリーモデル。天然桐素材を使い、刃当たりがやさしいので包丁の切れ味を保ちやすいのが特長です。
乾燥も早く、毎日のお手入れが簡単ですが、保管方法を誤るとカビが出ることもあるため、乾燥位置には注意が必要。1,000円未満で手に入る桐まな板としては、サイズも十分でコストパフォーマンス抜群です。
桐子モダン 桐まな板

商品名 | 桐子モダン 桐まな板 |
---|---|
素材 | 国産桐(天然木・無塗装) |
サイズ | 420×235×20mm |
重量 | 非公開(軽量) |
仕上げ | 鉋仕上げ/角丸加工 |
加工 | 抗菌成分(タンニン・セサミン)含有/無塗装 |
製造地 | 新潟県加茂市 |
特徴 | 乾きが早い・角が丸く手にやさしい・抗菌性あり |
価格帯 | 約3,500円 |
- 新潟県加茂市の職人が仕上げた美しい鉋加工
- 桐ならではの軽さ・乾きやすさ・抗菌性を兼備
- 切ったものが落ちにくい奥行たっぷりの設計
角までやさしい、軽くて美しい一枚板
桐たんすの町・新潟県加茂市の職人が仕上げた「桐子モダン」の桐まな板は、刃当たりの柔らかさと乾きの早さが特長。丁寧な鉋仕上げで表面はつややか、角の丸みも使う人への思いやりが感じられます。
桐の天然抗菌成分により衛生面にも優れ、日常使いにぴったり。軽くて扱いやすいため、高齢の方や贈り物にも人気の一枚です。
武田コーポレーション 桐まな板L MT4224-G

商品名 | 桐まな板L MT4224-G |
---|---|
素材 | 桐(ポロウニアウッド/中国産) |
サイズ | 420×240×24mm |
重量 | 約750g |
仕上げ | 簡易仕上げ(ややざらつきあり) |
加工 | 無塗装/滑り止めなし |
製造地 | 中国 |
特徴 | 軽量・価格重視・厚みがありしっかり |
価格帯 | 約1,000円 |
- 軽量で厚みもあり、安定して使いやすい
- 手頃な価格でサイズ感も十分
- 桐素材のため乾きやすく包丁にもやさしい
コスパで選ぶ厚めの軽量桐まな板
「桐まな板L MT4224-G」は、軽さとサイズ感を兼ね備えたコストパフォーマンスに優れた一枚。桐素材ならではの刃当たりの柔らかさと乾きの早さで、日常使いにぴったりです。
厚みがあるため安定感もあり、切り物も快適におこなえます。表面の仕上げはややざらつきがあるため、気になる方はサンドペーパーで整えてから使うのがおすすめ。初めての木製まな板にも最適です。
5商品を一覧比較|スペック早見表で選びやすく
「桐まな板」といっても、ブランドごとにサイズ感や厚み、加工の丁寧さ、原産国などが異なります。
商品名 | サイズ(cm) | 厚み | 重量 | 加工特徴 | 原産国 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
素っ桐 桐まな板 大 | 42×23.5 | 2.0 | 約450g | スタンド乾燥向き/焼印入り | 日本 | 約1,980円 |
朝倉家具 桐まな板 | 42×24 | 2.0 | 約450g | 一枚板/職人研磨仕上げ | 日本 | 約3,300円 |
全家協 小桐まな板 | 42×24 | 2.0 | 約500g | 吊り下げ穴付き/すべり止めゴム付属 | 日本 | 約2,200円 |
桐子モダン 桐まな板 | 40×22 | 2.0 | 約420g | シンプルデザイン/角丸仕上げ | 日本 | 約2,480円 |
武田コーポレーション 桐まな板L | 42×24 | 2.4 | 約750g | 厚みしっかり/コスパ重視 | 中国 | 約1,078円 |
上記の表を参考に、ご自身の使用スタイルや重視するポイント(軽さ・厚み・価格・仕上げ)に合わせて選ぶと、満足度の高い1枚が見つかるはずです。
特に「軽さ重視なら国産品」「安さ重視なら武田コーポレーション」といった判断基準もおすすめです。
桐まな板のお手入れ方法と注意点
桐まな板は軽くて扱いやすい反面、適切なお手入れをしないと反りやカビの原因になることも。長く快適に使うために、使用前後のちょっとした工夫が重要です。以下では、お手入れの基本と注意点をまとめました。
- 使用前に水で濡らす
- 洗い方(タワシ・中性洗剤)
- 乾燥・保管(立てる・直射日光NG)
- ヤニ・カビ対策
- 表面が傷んだら軽く削るリフレッシュも◎
使用前に水で濡らす
乾いた状態のまま使用すると、食材の色や匂いが木に染み込みやすくなります。
使い始める前に軽く水で濡らすことで、まな板の表面にバリアができ、汚れや臭いが付きにくくなります。これは桐に限らず、天然木まな板全般に共通するポイントです。
洗い方(タワシ・中性洗剤)
使用後はできるだけ早めに洗いましょう。基本は水洗い+タワシでこすり落とし、中性洗剤を使用するのもOKです。
ただし、ゴシゴシと強くこすりすぎると表面を傷める可能性があるため、やさしく洗うのがコツ。油汚れが気になるときはぬるま湯を使うとスッキリ落とせます。
乾燥・保管(立てる・直射日光NG)
洗ったあとは、布で水気を拭き取り、風通しのよい場所に立てかけて自然乾燥させましょう。
直射日光や熱風乾燥は、反りやひび割れの原因になるため避けてください。フック穴付きのまな板なら吊るして乾燥するのもおすすめです。
ヤニ・カビ対策
桐は天然木のため、使い始めに“ヤニ”と呼ばれる樹液成分が出ることがあります。気になる場合は、アルコールで軽く拭き取るか、中性洗剤で洗って乾かすことで改善します。
また、湿気がこもるとカビが発生しやすくなるので、使用後はしっかり乾かすことが最大の予防策です。
表面が傷んだら軽く削るリフレッシュも◎
使い込んでいくうちに表面が毛羽立ったり、包丁跡が気になることもあります。
その場合はサンドペーパー(#240〜#400程度)で軽く削ることで、滑らかな状態にリフレッシュできます。長く使えるのが天然木の魅力のひとつです。
よくある質問(FAQ)
まとめ|軽さと衛生性を求めるなら桐まな板は“アリ”
桐まな板は「軽さ・乾きやすさ・包丁へのやさしさ」に優れた、扱いやすい天然木まな板です。反面、耐久性や表面の仕上がりにやや注意は必要ですが、きちんと手入れをすれば長く清潔に使い続けられます。
記事内で紹介した選び方とおすすめ製品を参考に、ご自分の用途やキッチン環境に合った1枚を見つけてみてください。初めての木製まな板としても、桐は軽くて扱いやすいため、とてもおすすめです。
コメント