ホホバオイルの美容効果とデメリット|美肌のための正しい使い方

ホホバオイル デメリット メリット 効果

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ホホバオイルは人の皮脂に最も近い成分のオイルとされ、馴染みが良いことから美容オイルのなかでも特に人気が高まっています。

これから初めて使うという方は、たくさんの美容効果と合わせて、使用前に注意すべき点もおさえておきましょう。

この記事では、ホホバオイルの成分や美容効果、デメリット、そして正しい使い方までわかりやすく紹介しています。

目次

ホホバオイルとは?基本情報と成分について

ホホバオイルの基本情報と成分について紹介します。ホホバオイルへの理解を深めて、美容効果を最大限に引き出しましょう。

ホホバオイルとは?

ホホバオイル とは

ホホバオイルは、ホホバの木の種子から抽出される液体ワックスです。他の植物油とは違い、化学構造が人の皮脂に似ているため、肌馴染みが非常に良いのが特徴です。

ホホバオイルは通常、無臭で透明なことが多く、さらに軽いテクスチャーと浸透力の高さから、様々な美容製品に使われています。また、酸化のしにくさは美容オイルのなかでもトップクラスで、長期間保存が可能です。

主な成分

ホホバオイルの主な成分は、ワックスエステル、ビタミンE、ビタミンBコンプレックス、ミネラル、そして脂肪酸です。

ワックスエステルは人の皮脂のなかにも25%ほど含まれており、皮膚のバリア機能の強化や保湿効果を高める役割を果たします。

ビタミンEは強力な抗酸化作用があり、皮膚の老化を防ぐ効果があります。ビタミンBコンプレックスとミネラルは、肌の健康を維持し、皮膚をよりやわらかくするために重要な成分です。

抽出方法の違い

ホホバオイルの抽出方法には、大きく分けて冷却圧搾法と化学抽出法があります。

冷却圧搾法は種子を圧搾してオイルを取り出す方法で、化学薬品使わないため、純度の高いオイルを抽出することができます。

冷却圧搾法のメリット

栄養素の保持

熱を加えないため、ビタミンEやB群、ミネラル、抗酸化物質などの栄養素が破壊されずに保持される。

品質の高いオイル

自然な色、香り、成分が保たれるため、高品質なオイルが得られる。

化学物質の不使用

溶剤などの化学物質を使用しないため、純粋で安全なオイルが得られる。

一方で化学抽出法は、化学溶剤でオイルを抽出する方法で、低コストで大量生産が可能です。ただし、化学物質が残留してしまう可能性があります。美容目的で使用する場合は、冷却圧搾法で抽出されたオイルを選ぶことをおすすめします。

【メリット】ホホバオイルの美容効果

ホホバオイルの主な美容効果は以下の通りです。

ホホバオイルの美容効果
  • 高い保湿力でうるおい肌に
  • 肌をやわらかくする
  • 強力な抗酸化作用で若々しく
  • 抗菌作用でニキビ・肌荒れを防止
  • 紫外線対策と日焼け防止

ホホバオイルが美肌へ導いてくれる理由は、人の皮脂に近い成分で自然な保湿ができることや栄養が豊富にふくまれていること、栄養がたくさんの作用をもつことが挙げられます。

各項目について、詳しく紹介していきます。

高い保湿力でうるおい肌に

前述のとおり、ホホバオイルの成分は人の皮脂にとても近いのが特徴です。そのため、化学的な過度の保湿ではなく自然で本来のかたちに近い保湿をおこなえます。

また、テクスチャーが軽いため角質層にまで浸透しやすい性質も持ちます。肌に浸透したオイルは、水分を閉じ込めるバリアの役目を果たし、紫外線や乾燥などの外部刺激からうるおいを守ってくれるのです。

肌をやわらかくする

ホホバオイルの脂肪酸が皮膚に吸収されると、皮膚の柔軟性が上がると言われています。

皮膚がやわらかくなると弾力性も増すので、ホホバオイルを日々繰り返して使うのがおすすめです。また、硬くなった角質層も柔らかくし、剥がれやすくする効果もあります。

強力な抗酸化作用で若々しく

ホホバオイルはビタミンEやフェノール類を含み、強力な抗酸化作用を持っています。そのパワーは、老化の原因となるフリーラジカルや活性酸素から肌を守り、老化を遅らせるほどのものです。

スキンケアオイルは保湿のイメージが強いですが、それだけではもったいないです。是非エイジングケアとして使用し、シワやたるみを予防しましょう。

抗菌作用でニキビ・肌荒れを予防

ホホバオイルは抗菌作用も持ち、ニキビの原因となるバクテリアの繁殖を抑えます。また、皮脂の分泌もコントロールしてくれるので、過剰な皮脂による毛穴の詰まりにも効果的です。

ニキビとオイルは縁遠そうなイメージがありますが、うまく活用すれば肌質の改善も望めますよ。

紫外線対策と日焼け防止

ホホバオイルには紫外線から肌を保護するUV効果があります。ホホバオイルが皮膚の表面に薄い保護膜を形成し、紫外線のダメージを軽減するためです。

また、日焼け後の肌の赤みや炎症を抑える効果もあり、アフターサンケアとしても利用できます。
日焼け止めと並行して日常的に使用すれば、万全の紫外線対策になりますよ。

【デメリット】ホホバオイルの知っておくべき注意点

ホホバオイルにはたくさんの美容効果がありますが、使用する際の注意点もあります。主な注意点は以下のとおりです。

ホホバオイルのデメリット
  • アレルギーのリスクがある
  • 量を守らないとベタつく
  • 低温で固まることがある

アレルギーのリスクがある

ホホバオイルは自然由来の成分ですが、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあります。ホホバオイルに限らずですが、初めて使用する際はパッチテストをおこなうのが無難です。

また、アレルギーが心配な方は精製されたホホバオイルを選ぶと、アレルギーリスクを減らすことができます。

量を守らないとベタつく

軽いテクスチャーが特徴のホホバオイルですが、一度にたくさんの量を使うと肌がベタつくことがあります。特にオイリー肌の人やヘアオイルとして使う場合は、使用量に注意しましょう。

低温で固まることがある

ホホバオイルは7℃以下で固まる特性があります。なので、冬場や冷蔵保存するとオイルが固まってしまうことがあります。

固まることが悪いわけではありません。使用する前に手のひらで温めたり、湯せんで溶かすことで液体に戻すことができます。

ホホバオイルの正しい使い方と活用方法4つ

ホホバオイルは「顔専用」と決まっているわけではないので、全身に活用することができます。

基本の使い方

ホホバオイルの使用量は、基本的には少量で十分な効果があります。顔の場合は、2〜3滴程度を目安に使用しましょう。乾燥がとくに気になるところへは、後から重ね塗りすると効果的です。また、手のひらで温めてから顔全体に馴染ませると、より浸透しやすくなります。

以下では、そのほかの活用方法を4つご紹介しています。

ブースターとしての活用方法

ホホバオイルの後に化粧水や美容液を使うことで、浸透力を高めるブースター効果があります。

洗顔後におこなっているいつものスキンケアの前に、ホホバオイルを数滴顔全体に馴染ませましょう。化粧水や美容液の成分がもつ美容効果をより受け取ることができます。

クレンジングオイルとしての活用方法

ホホバオイルはメイク落としのクレンジングオイルとして使うこともできます。

適量を手に取り、顔全体を優しくマッサージ後、ぬるま湯で洗い流すというスタンダードな使い方で大丈夫です。

通常のクレンジング専用オイルは洗浄力が強く、皮膚のうるおいも取り去ってしまう場合があります。ホホバオイルは必要な皮脂を取り過ぎないため、敏感肌の方のクレンジングにも適しています。

マッサージオイルとしての活用方法

マッサージオイルとして使う場合は、手のひらで温めてから肌に塗布し、優しくマッサージします。

ホホバオイルにはたくさんの美容成分が含まれているので、リラックス効果が得られるだけではなく、美肌効果も期待できます。とくに乾燥しやすい部分や硬くなりやすい部分に使うのがおすすめです。

ヘアケアとしての活用方法

シャンプー前にホホバオイルを頭皮に塗り込むようにマッサージすると頭皮の血行が促進され、育毛をサポートし、頭皮クレンジングの役目も果たしてくれます。

また、ホホバオイルを髪の毛先に馴染ませると、ダメージから毛先を守ることができます。洗い流さないトリートメントとして使用することが可能です。

比較早見表|ホホバオイルと他の美容オイルの違い

ホホバオイルは他の美容オイルと比較しても独自のメリットがあります。以下は他の人気美容オイルと比較した表です。

美容効果や価格の違いもチェックしてみて下さいね。

スクロールできます
項目ホホバオイル米ぬかオイルアルガンオイルココナッツオイルローズヒップオイルシアバター
原料ホホバオイル
ホホバ種子
米ぬか
米ぬか
アルガン
アルガンツリーの種
ココヤシ
ココヤシの実
ローズヒップ
ローズヒップの種
シアバター
シアの種
参考価格
/100ml
約850円約600円約1,700円約500円約1,750円900円
テクス
チャー
軽めやや軽めやや軽め重ため軽め重ため
美容効果ニキビ
肌のハリ
シミ・そばかす
日焼けケア
くすみ
老化防止
バリア機能の向上
ターンオーバー促進
美白
妊娠線予防
皮膚の修復
小じわ
酸化の
しやすさ
おすすめの
肌タイプ
・敏感
・乾燥
・オールスキン・混合肌
・成熟肌
・アトピー肌
・極乾燥肌
・日焼け肌
・アクネ肌
・アトピー肌
・成熟肌

ホホバオイルとよく比較されるのがアルガンオイルです。どちらも高い美容効果を持っていますが、特性にちがいがあります。

ホホバオイルは皮脂に似た構造を持ち、肌に馴染みやすいのに対し、アルガンオイルはビタミンEが豊富で、特にアンチエイジングに優れています。両方をブレンドすることで、より多角的なスキンケアが可能です。

ホホバオイルとココナッツオイルの大きな違いはテクスチャーです。ココナッツオイルよりずっと軽いテクスチャーのホホバオイルは毛穴を詰まらせにくい特徴があります。ニキビ肌や敏感肌の人にはホホバオイルがおすすめです。

日本人に馴染みのある米ぬかオイルはビタミンEやフェルラ酸を含み、ホホバオイルやアルガンオイル同様、抗酸化作用の強いオイルです。

ホホバオイルより米ぬかオイルの方がやや重たいため、浸透力はホホバオイルが勝るといえます。
どちらも抗酸化作用があり、エイジングケアに効果的ですが、使用感の好みに応じて選ぶと良いでしょう。

ホホバオイルの選び方

ホホバオイルを選ぶ際には、品質と成分に注意することが重要です。

オーガニック認証を受けているかどうか

まず一つの選び方として、オーガニック認証の有無があります。オーガニック認証を受けた製品は、農薬や化学肥料を使用せずに栽培されたホホバの種子から抽出されたオイルであることが保証されています。

地球環境や肌に優しく安全に使用できるため、特に敏感肌の方におすすめです。

冷却圧搾法で抽出されたものかどうか

ホホバオイルは、冷却圧搾法で抽出されたものを選びましょう。冷却圧搾法で抽出されたオイルは栄養価が高く、純度が保たれています。一方で、化学抽出法で抽出されたオイルは化学物質が残留する可能性があるため、避けることが望ましいです。

ほとんどのホホバオイル製品に抽出方法が記されています。詳細を必ずチェックするようにしましょう。

ホホバオイル100%かどうか

ホホバオイルを購入する際には、成分表示も確認することが大切です。純粋なホホバオイルは、ホホバ種子油のみが成分として記載されています。

添加物や防腐剤、香料が含まれていたり、他の種類のオイルとブレンドしてあることもあるので、注意しましょう。

【厳選】おすすめのホホバオイル3選

これまでホホバオイルの美容効果やデメリットを挙げ、選び方にも触れてきました。その内容を踏まえ、「冷却圧搾法で抽出された、安全でコスパの良い」おすすめのホホバオイルを厳選しました。

うちライフ編集部スタッフが実際に私生活で使用しているおすすめもあるので参考にしてくださいね。

SAKURA&NATURAL|ゴールデンホホバオイル

メーカーSAKURA&NATURAL
原材料ホホバオイル種子
抽出方法冷却圧搾法
内容量300ml
価格2,830円
100mlあたりの価格943円

SAKURA&NATURALの「ゴールデンホホバオイル」は添加物など一切入っていないホホバ種子100%のピュアオイルです。
容器がポンプ式なので使うときに開け閉めする必要がなく、便利で衛生的です。
容量は300mlと全身使いするのに丁度いい量です。

実は、うちライフ編集部スタッフが使っているのがこちらの商品。脱衣所に置いておき、お風呂上りにポンっとワンプッシュして濡れたままの体に塗っているそう。お風呂で温められた肌は吸収力が高まっているのでスッと馴染み、すぐにパジャマを着れるのだとか。

P.L.O|ゴールデン生ホホバオイル

メーカーP.L.O
原材料ホホバオイル種子
抽出方法冷却圧搾法
内容量200ml
価格1,630円
100mlあたりの価格815円

P.L.Oの「ゴールデン生ホホバオイル」は、化学肥料・農薬を使わず育ったホホバ100%のオーガニックピュアオイルです。USDAオーガニック認証を受けています。
魅力的なのは、オーガニックでありながらお財布にやさしい価格であること。
容器はパウチになっているので空気を抜いて衛生的に保管することができます。使い切りやすい量をポンプ式の別の容器に詰め替えると便利ですね。

Sin.|GOLDEN JOJOBA OIL

メーカーSin.
原材料ホホバオイル種子
抽出方法冷却圧搾法
内容量350ml
価格3,280円
100mlあたりの価格930円

Sin.の「GOLDEN JOJOBA OIL」は、350mlと業務用サイズのオーガニックピュアオイルです。
お手頃価格でたっぷり使えることから、全身のスキンケアやヘアケア、マッサージと活用範囲が広い方におすすめです。

家族みんなで使うのも良いですね。1Ⅼの展開もあり、よりお得な料金設定になっているのでそちらもチェックしてみて下さいね。

まとめ

ホホバオイルは100%天然由来で高い美容効果を持った「自然の恵み」です。化学的に作られた高級化粧品も良いですが、私たちの皮脂や肌に自然と馴染むホホバオイルも魅力的ですよね。

ホホバオイルの良さをより実感するためには、正しい使い方を知り、適量を守ることが大切です。
また、オーガニック認証や低温圧搾法で抽出された高品質なオイルを選ぶことも忘れないでくださいね。

ホホバオイルを美容ルーティンに取り入れ、素肌美人を目指しましょう。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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