「まな板は消耗品」と思っていませんか?
実は、いちょうのまな板は一度使うと手放せなくなる“育てる道具”とも言われています。
やさしい刃当たり、包丁が長持ちする素材感、そして復元力の高さ──プロの料理人にも長年愛されてきた理由があります。
この記事では、いちょうのまな板の魅力と、用途や使いやすさを考慮したおすすめ商品をご紹介します。
ヒノキや竹とは違う、新しい一枚を探している方はぜひ参考にしてみてください。
いちょうのまな板とは?|プロが選ぶ理由
いちょうの木から作られたまな板は、プロの料理人や料理好きに長年愛されてきた定番アイテムです。

- 刃当たりがやさしい:包丁の刃を傷めにくく、腕が疲れにくい
- 復元性が高い:切り跡が目立ちにくく、表面を削れば再生も可能
- 水はけが良い:乾きやすく、カビや雑菌が繁殖しにくい
- 軽くて扱いやすい:他の木材に比べて軽量で、日常使いに最適
- 抗菌性に優れる:天然の抗菌効果があり衛生的
- 反りにくい:適度な油分を含むため、長く平らな状態を保ちやすい
最大の特徴はその「柔らかさ」と「復元力」。包丁の刃あたりが非常にやさしく、刃を傷めにくいのが魅力です。
さらに、水切れが良く乾燥しやすいため、カビや雑菌の繁殖を防ぎやすく、抗菌性にも優れています。軽くて扱いやすく、反りにくいのも特徴。天然素材の中でも実用性と耐久性を兼ね備えた、まさに“一生モノ”のまな板です。
ヒノキや竹との違い|他素材と比較してどう?

木のまな板にはさまざまな素材がありますが、それぞれに長所と短所があり、「いちょう」はその中でもバランス型の優等生。
以下の比較表では、代表的な素材の耐久性・刃当たり・黒ずみにくさ・扱いやすさ・価格などを総合的に評価しています。選ぶ際の参考にしてみてください。
いちょうのまな板は、刃あたりの良さと復元力ではトップクラスですが、価格や扱いやすさではヒノキや桐に一歩譲ります。一方で、ホオノキはバランス型、竹は安価で衛生面に優れていますが刃へのダメージが大きいなど、使い手の目的によって選ぶべき素材は変わります。特に包丁を大切にしたい方には、やはり“いちょう”が最有力の選択肢です。
なお、いちょう以外の木材が気になる方には、「ヒノキまな板おすすめ5選」の記事もおすすめです。香りや軽さ、価格のバランスを重視する方は、ヒノキまな板も選択肢に入れてみてください。
こんな方におすすめ|いちょうまな板が向いている人
- 包丁の刃を長持ちさせたい方
- 長時間の調理でも手首や腕が疲れにくいまな板を探している方
- 天然木の温もりや、職人による丁寧な仕上げに価値を感じる方
- 抗菌性・水はけの良さなど、衛生面に配慮されたまな板を使いたい方
- 軽くて扱いやすい木のまな板を使いたい方
いちょうのまな板は、プロの料理人にも愛用されている理由がはっきりした道具です。使いやすさと包丁へのやさしさ、そして見た目の美しさまで、日常の調理を一段上に引き上げてくれます。
いちょうのまな板おすすめ5選
ここでは、プロにも愛用者の多い「いちょうのまな板」の中から、使い心地・品質・サイズ感などのバランスに優れたおすすめの5商品をご紹介します。
すべて国産の天然いちょう材を使用した一枚板で、刃当たりや水はけの良さにこだわった逸品ばかり。料理の相棒として長く使える“本物の道具”を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事でご紹介するまな板は、以下のポイントをもとに厳選しました。
- 素材の質
→国産いちょう材を使用し、一枚板であること - 使い心地
→刃当たりのやさしさ・水はけの良さ・軽さ - サイズと扱いやすさ
→家庭で使いやすい標準〜大サイズを中心に選定 - 信頼性
→国内の職人や工房で丁寧に仕上げられていること - レビュー評
→実際の使用者からの評価が高いこと
「一生モノのまな板」として安心して選べることを重視し、機能性とデザイン性のバランスが取れたモデルを紹介しています。
双葉商店 イチョウまな板 23
商品名 | 双葉商店 イチョウまな板 23 |
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素材 | 国産いちょう(無垢材/一枚板) |
サイズ | 約39×21×2.3cm |
重さ | 約700g |
仕上げ | 無塗装(白木仕上げ) |
製造地 | 宮崎県都城市 |
お手入れ | 水濡らし/タワシ洗い/直射日光NG |
特徴 | 軽量で扱いやすい/刃当たりが柔らかい/天然木の香り |
参考価格 | 9,900円前後 |
- 小ぶりで使いやすく、家庭用にちょうどよいサイズ
- 白木の美しさと刃当たりの良さを両立
- 職人による一枚板加工で、削り直しも対応可
手になじむ、やさしい木のまな板
宮崎の木工職人が手がける「双葉商店 イチョウまな板 23」は、毎日の調理にぴったりの軽くて扱いやすい一枚。いちょう特有のやさしい刃当たりで、包丁の切れ味を長く保てます。
白木の美しさも魅力で、キッチンに温かみをプラス。乾きも早く、削り直しもできるため、長く愛用できる“育てるまな板”としておすすめです。
woodpecker いちょうの木のまな板 GM-03B

商品名 | woodpecker いちょうの木のまな板 3大 GM-03B |
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素材 | 国産いちょう(無塗装・一枚板) |
サイズ | 約450×230×25mm |
重量 | 記載なし(大サイズ) |
特徴 | 刃当たりがやさしく復元力あり/乾きやすく衛生的/手になじむフォルム |
お手入れ | 水で湿らせて使用/タワシ洗い/布で拭く/直射日光・食洗機NG |
デザイン | 職人の手作り/キッチンのアクセントにもなる上質感 |
ブランド | woodpecker(岐阜県) |
レビュー傾向 | 刃当たり・水はけに満足/木の香りや手触りが好評 |
- 刃当たりと復元力に優れた、料理好きにうれしい仕様
- 水はけが良く衛生的で、手入れがしやすい
- 職人による手作りで、美しく上質なデザイン
刃と手にやさしい職人仕立て
woodpeckerのいちょうの木のまな板「3大 GM-03B」は、料理好きから支持を集める上質な一枚。柔らかくて刃当たりがよく、包丁が長持ちしやすいのが特徴です。
また、乾きやすくてカビにくいため、清潔に保ちやすい点も嬉しいポイント。大サイズで作業スペースも広く、使い勝手抜群です。シンプルながらも洗練されたデザインは、キッチンをぐっと格上げしてくれます。
katajiya いちょう まな板 天然木

商品名 | katajiya いちょう まな板 天然木 |
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素材 | 国産いちょう無垢材(一枚板) |
サイズ | 45×27×3cm(Lサイズ) |
重量 | 約1.41kg |
特徴 | 手作業仕上げ/面取り加工/削り直し無料対応 |
お手入れ | 水濡らし/タワシ洗い/布拭き/吊り干しまたは立てて乾燥/食洗機NG |
ブランド | katajiya(木工房かたじ屋) |
備考 | 天然木ゆえに個体差あり/アウトレット設定あり/葉節・ゴマ粒斑などは許容 |
- 熟練職人による丁寧な面取り仕上げで手当たりが良い
- 削り直し無料対応で、長く使えて経済的
- アウトレット対応もあり、手頃な価格で手に入るチャンスも
katajiyaのいちょうまな板は、国産いちょうの一枚板を用い、職人が丁寧に手作業で仕上げた一品。柔らかな刃当たりと滑らかな面取り加工が特徴で、毎日の調理が心地よく感じられます。
さらに削り直し無料対応つきで、黒ずみや切り跡が気になっても長く使い続けられるのも魅力。天然木ならではの個体差も“味”として楽しめる、使うほどに愛着が湧くまな板です。
いちょうの舟形カッティングボード

商品名 | いちょうの舟形カッティングボード |
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素材 | 鳥取県産いちょう一枚板 |
サイズ | Lサイズ=約40×20×1.8cm(他S/M/SSあり) |
重量 | 記載なし(軽量設計) |
特徴 | 舟形デザイン/通気性・水切れ◎/オイル仕上げ |
お手入れ | 濡れ布巾・手洗い・スタンド乾燥/みつろうケア対応/食洗機NG |
ブランド | キノオウチ(とっとりの森を守る優良企業認定) |
備考 | アウトレット販売あり(節・欠けありだが使用に支障なし) |
- 通気性抜群の舟形デザインで乾きやすい
- 天然オイル仕上げでナチュラルな美しさ
- アウトレット価格で手頃に購入できるチャンスあり
舟形フォルムが暮らしに映える
見た目にもかわいらしい舟形フォルムが特徴の「いちょうの舟形カッティングボード」は、鳥取県産のいちょう一枚板を使用した自然派アイテム。通気性と水はけが非常に良く、乾燥スピードの速さから衛生面でも優れています。
オイル仕上げのナチュラルな質感は、キッチンに温もりを添えてくれます。節や欠けのあるアウトレット品も人気で、日常使いにぴったりの実用派カッティングボードです。
woodpecker まな板 いちょう

商品名 | woodpecker まな板 いちょう |
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素材 | 国産いちょう(無塗装・白木) |
サイズ | 約380×210×25mm(中間サイズ) |
重量 | 約850g |
特徴 | 軽量・柔らか・一枚板/プロも愛用 |
お手入れ | 水で濡らして使用/タワシ洗い/布拭き/食洗機NG |
デザイン | 木目が美しいシンプルフォルム/職人による手仕上げ |
レビュー傾向 | 刃当たりや軽さ、木の香りに満足/配送の丁寧さも高評価 |
- 軽量で扱いやすく、毎日の調理にぴったり
- シンプルなフォルムでどんなキッチンにも馴染む
- 一枚板×職人仕上げでプロも納得の品質
軽くて上質、プロも愛用の一枚板
woodpeckerのいちょうまな板は、軽くて扱いやすい中間サイズ。刃当たりの良さと美しい木目を兼ね備えた、国産いちょうの一枚板を使用しています。
職人が丁寧に仕上げたシンプルなフォルムは、家庭用にもプロ用にも人気。水で濡らしてから使うことで、色移りや傷を防ぎ、長く清潔に使い続けられます。軽量かつ衛生的で、毎日の調理が楽しくなる一枚です。
5商品を比較表でチェック
どのいちょうのまな板を選べばいいか迷っている方は、まずは下記の比較表をチェックしてみてください。サイズや重さ、加工方法、価格帯を一覧で比較することで、使い勝手や自分のライフスタイルに合った一枚が見えてきます。
商品名 | サイズ | 重さ | 加工 | 素材 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
双葉商店 まな板 | 38×21×2.7cm | 約850g | 無塗装/面取り加工 | 国産いちょう | 約9,900円 |
woodpecker GM-03B | 45×23×2.5cm | 約1kg | 一枚板・無塗装・手仕上げ | 国産いちょう | 約9,900円 |
katajiya まな板 | 45×27×3cm | 約1.41kg | 面取り加工・手仕上げ | 国産いちょう | 約7,700円 |
いちょうの舟形 | 40×20×1.8cm(L) | 記載なし | 舟形加工・オイル仕上げ | 鳥取県産いちょう | 約10,000円 |
woodpecker まな板 | 38×21×2.5cm | 約850g | 無塗装・一枚板・手仕上げ | 国産いちょう | 約8,000円 |
使いやすさ・価格・仕上げの違いをチェック
商品によってサイズ感や加工の丁寧さが異なります。手になじむ厚さや、キッチンでの扱いやすさ、仕上げのこだわりなど、自分が重視するポイントに応じて選んでみましょう。
いちょうのまな板のメリット・デメリット
「買って後悔しない?」
そんな疑問を持つ方のために、実際の使用感や特徴をもとに、いちょうのまな板の良い点・気になる点を整理しました。
メリット|プロや料理好きが選ぶ理由
- 刃当たりがやさしい
包丁の刃を傷めにくく、長持ちする - 切り跡が目立ちにくい
柔らかく、表面の復元力が高い - 水はけが良く乾きやすい
カビや雑菌が繁殖しにくく衛生的 - 軽くて扱いやすい
日常使いでも疲れにくく、持ち運びも楽 - 抗菌性に優れる
いちょう特有の成分により雑菌が繁殖しにくい - 削り直しで長く使える
表面を削ることでリフレッシュできる
デメリット|購入前に知っておきたい注意点
- 色や木目に個体差がある
天然木のため、見た目にばらつきがある - 強い衝撃でキズがつきやすい
柔らかさゆえに力の入れすぎには注意 - 食洗機は非対応が多い
高温や乾燥により割れや反りの原因になる - 価格がやや高め
質の高い天然木材・手作業のためコストはやや高 - ヤニが出ることがある
天然の油分が表面に出ることがあり、アルコールでの拭き取りが必要な場合も
いちょうのまな板のお手入れ方法と注意点

天然木であるいちょうのまな板は、ちょっとした工夫で美しさと清潔さを長く保てるのが魅力です。以下のポイントを押さえておきましょう。
使用前のお手入れ
使用前には、まな板の表面を軽く水で濡らしておくと、食材の汁や色素が染み込みにくくなり、臭い移りの防止にもなります。
洗い方
使い終わった後はできるだけ早めに洗いましょう。
ぬるま湯と中性洗剤を使い、柔らかいタワシやスポンジで優しくこすり洗いします。黒ずみや臭いが気になるときに漂白剤を使う場合は、必ず水で薄めてから短時間の使用に留め、木にダメージを与えないよう注意が必要です。
乾かし方
洗った後は、平置きではなく風通しの良い場所に立てかけて乾かします。直射日光や食洗機、乾燥機などによる高温乾燥は、割れや反りの原因になるため避けてください。
保管方法
保管時も湿気がこもらないよう、定期的に風に当てたり、引き出しにしまいっぱなしにせず通気性のある場所で管理しましょう。
長く使うためのコツ
いちょうの木は油分を含んでいるため、時折ヤニがにじみ出てくることがありますが、これは品質に問題はなく、気になる場合は布にアルコールを染み込ませて拭き取れば十分です。
長年使って切り跡や黒ずみが目立ってきたときは、表面を薄く削り直すことで新品同様の手触りがよみがえります。ブランドによっては無料または有償の削り直しサービスを提供している場合もあるため、長く愛用したい方にはおすすめです。
よくある質問(FAQ)
まとめ|一生モノのまな板と暮らすという選択
いちょうのまな板は、包丁にやさしく、扱いやすく、長く使える「一生モノの道具」です。
丁寧に手入れすれば、削り直して繰り返し使えるのも魅力。
「料理がもっと好きになる」「台所に立つのが楽しみになる」──そんな毎日を支えてくれる相棒を、ぜひ見つけてください。
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