【元料理人が厳選】ココナッツシュガーおすすめ5選｜オーガニックで失敗しない選び方も解説

白砂糖の代わりとして注目されている「ココナッツシュガー」。
低GIでミネラルを含み、オーガニック志向の方を中心に人気が高まっています。

ただ一方で、「どの商品を選べばいいかわからない」「味や使い勝手に違いはある？」と迷う方も少なくありません。

そこでこの記事では、品質・安全性・使いやすさを基準に、本当におすすめできるココナッツシュガーを5つ厳選しました。

あわせて、失敗しない選び方や向いている人・向かない人も解説します。初めての方も、買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。

結論｜おすすめのココナッツシュガーはこの5つ

ココナッツシュガーは「オーガニックだから全部同じ」と思いがちですが、実際には味わい・溶けやすさ・使い勝手・コスパに違いがあります。
私自身、普段のコーヒーやお菓子作り、料理に複数種類を使い比べてきましたが、使い勝手の良さや毎日続けられる「バランスの良さ」で評価できるのは次の5つです。

5つの中でも特に、普段使いのしやすさと味のバランスでイチオシなのは「レインフォレストハーブ」と「シェフズチョイス」です。迷ったらこの2つから試してみると、ココナッツシュガーの良さを実感しやすいはずです。

ココナッツシュガーとは？白砂糖との違い

ココナッツシュガーとは、ココナッツの実ではなく「花蜜（かみつ）」を原料にした天然の甘味料です。
ココナッツの花が咲く前のつぼみ部分から採れる樹液を煮詰めて作られており、伝統的な製法では無精製・無添加で仕上げられます。

名前から「ココナッツの香りが強いのでは？」と思われがちですが、実際はココナッツ特有の香りはほとんどなく、黒糖やきび糖に近い、まろやかでコクのある甘さが特徴です。

一方、白砂糖はサトウキビや甜菜を原料に、高度に精製されて作られています。その過程でミネラルなどはほぼ除去され、甘さが非常にシャープで後味が残りやすいのが特徴です。

比較項目	ココナッツシュガー	白砂糖
原料	ココナッツの花蜜	サトウキビ・甜菜
製法	無精製が基本	精製度が高い
味わい	やさしくコクがある	強い甘さでキレがある
使い方	料理・お菓子・飲み物に幅広く使える	主に甘味付け全般

私自身、白砂糖からココナッツシュガーに切り替えて感じたのは、「甘さが主張しすぎず、料理の味を邪魔しにくい」という点です。毎日のコーヒーや煮物など、日常使いするほど違いを実感しやすい甘味料だと感じています。

「甘さを控えたい」「自然な甘味料を選びたい」という方にとって、ココナッツシュガーは白砂糖の代替として取り入れやすい選択肢といえるでしょう。

ココナッツシュガーの選び方｜3つのチェックポイント

ココナッツシュガーは見た目や名前が似ていても、品質や使い勝手には意外と差があります。
ここでは、失敗しにくい選び方として、特にチェックしておきたい3つのポイントを整理します。

オーガニック認証（有機JASなど）があるか

まず重視したいのが、有機JASをはじめとするオーガニック認証の有無です。

ココナッツシュガーは原料がシンプルな分、栽培環境や加工工程の影響を受けやすい食品。有機JASやUSDA Organicなどの認証があれば、一定の基準で管理されている目安になります。

毎日使う甘味料だからこそ、ここは妥協しない方が安心です。

無精製・無添加・無漂白か

次に確認したいのが製法です。
ココナッツシュガー本来の魅力は、花蜜由来の自然なコクとミネラル感。無精製・無添加・無漂白のものほど、素材本来の風味が残りやすく、白砂糖からの置き換えもしやすくなります。

原材料表示が「ココナッツ花蜜のみ」とシンプルなものを選ぶのが基本です。

容量と価格のバランス（続けやすさ）

最後は、容量とコスパ。ココナッツシュガーは白砂糖より価格が高めなので、使う頻度に合わないサイズを選ぶと割高に感じがちです。

• 初めて試すなら：300〜500g
• 毎日使うなら：1kg以上の大容量

といったように、使い方に合わせて選ぶと無駄がありません。「続けられる価格かどうか」という視点も、実はとても重要です。

ココナッツシュガーおすすめ5選【徹底比較】

ココナッツシュガーは、同じ「オーガニック」「低GI」と書かれていても、実際に使ってみると味の出方や使いやすさ、価格感には意外と差があります。
私自身も白砂糖の代替としていくつか試してきましたが、「思ったよりクセがある」「料理だと合う・合わないが分かれる」と感じる商品もありました。

そこで今回は、原料・製法・オーガニック認証・コスパといった客観的な基準に加え、「毎日の料理や飲み物に本当に使いやすいか？」「無理なく続けられるか？」という実用目線も重視して、5商品を厳選しています。

商品名	価格 （100gあたり）	容量	原料・産地	オーガニック認証	製法	味・風味	溶けやすさ 使いやすさ
レインフォレストハーブ	1,000円 （約286円）	350g	有機ココヤシ花序液（フィリピン）	有機JAS／USDA／EU	無精製：○ 無添加：○ 無漂白：○	キャラメルのような香ばしさとコク	飲料・料理・お菓子で使いやすい
シェフズチョイス	1,070円 （約214円）	500g	有機ココナッツ（インドネシア）	有機JAS／ACO／USDA	無精製：○ 無添加：○ 無漂白：○	黒糖に近いまろやかな甘み	粉末で溶けやすく調理全般向き
STAR SUPER FOODS	2,130円 （213円）	1kg	ココヤシ花序液（インドネシア）	有機JAS	無精製：○ 無添加：○ 無漂白：○	黒糖マイルド系でクセが少ない	サラサラで扱いやすい
cocowell	3,212円 （約257円）	1.2kg	有機ココナッツの花蜜	有機JAS	無精製：○ 無添加：○ 無漂白：○	黒糖風味でまろやか	溶けやすく料理・飲料に対応
ブラウンシュガーファースト	2,940円 （約294円）	1kg	有機乾燥ココヤシ樹液	有機JAS／USDA	無精製：○ 無添加：○ 無漂白：○	きび糖のような優しい甘さ	サラサラで和洋どちらも使える

レインフォレストハーブ オーガニックココナッツシュガー

項目	内容
価格（100gあたりの価格）	1,000円 約286円/100g
原料・産地	有機ココヤシ花序液（フィリピン産）
オーガニック認証	有機JAS／USDA Organic／EU Organic
製法	無精製・無添加・無漂白
味・風味の特徴	キャラメルのような香ばしさとコク
溶けやすさ・使いやすさ	水や飲み物にも溶けやすく汎用性が高い
容量・コスパ	350g（まとめ買いでコパ向上）

「オーガニックで迷ったらまずこれ」安心感で選ばれる定番

レインフォレストハーブの有機JASオーガニックココナッツシュガーは、有機認証を受けた農園で採取したココナッツの花蜜のみを使用し、無精製・無添加で仕上げた安心感の高い商品です。

キャラメルのような香ばしさとコクがありながら、クセは控えめで、コーヒーやヨーグルト、料理やお菓子作りまで幅広く使えるのが特徴。水にも溶けやすいため、日常使いしやすい点も評価されています。オーガニック認証を重視したい方、白砂糖から自然な甘味料に切り替えたい方、初めてココナッツシュガーを選ぶ方にとって、失敗しにくい定番の一品です。

シェフズチョイス オーガニックココナッツシュガー

項目	内容
価格（100gあたりの価格）	1,070円 214円/100g
原料・産地	有機ココナッツ（インドネシア産）
オーガニック認証	有機JAS／ACO／USDA Organic
製法	無精製・無添加・無漂白
味・風味の特徴	黒糖に近いが後味はあっさり、香ばしい甘み
溶けやすさ・使いやすさ	粉末状で料理・お菓子作りに使いやすい
容量・コスパ	500g（大容量でコスパ良好）

毎日たっぷり使える、コスパ重視のオーガニックココナッツシュガー

シェフズチョイスのオーガニックココナッツシュガーは、インドネシア産の有機ココナッツを原料に、オーストラリアの認証施設で加工された信頼性の高い一品です。

有機JASをはじめ、ACO・USDAなど複数のオーガニック認証を取得しており、安全性を重視する方にも選びやすいのが特徴。黒糖に近いコクがありつつも後味はあっさりしているため、料理やお菓子作り、飲み物まで幅広く使えます。

500gと容量が多く、100gあたりの価格も抑えめなので、ココナッツシュガーを日常的に使いたい方や、コスパ重視で選びたい方に特におすすめです。

STAR SUPER FOODS オーガニックココナッツシュガー

項目	内容
価格（100gあたりの価格）	2,130円 213円/100g
原料・産地	ココヤシ花序液（インドネシア産）
オーガニック認証	有機JAS
製法	無精製・無添加・無漂白
味・風味の特徴	黒糖をマイルドにしたようなコクと香ばしさ
溶けやすさ・使いやすさ	サラサラして溶けやすく、料理・お菓子に使いやすい
容量・コスパ	500g（品質重視タイプとしては標準的）23

品質管理までこだわりたい人のための、安心オーガニック

STAR SUPER FOODSのオーガニックココナッツシュガーは、インドネシア産のココナッツ花蜜を原料に、日本国内工場で検品・充填まで行われている点が大きな特長です。

有機JAS認証を取得し、無精製・無添加・無漂白と、素材の良さを活かしたシンプルな製法。黒糖をマイルドにしたようなコクと香ばしさがありながらクセは少なく、焼き菓子や煮込み料理、飲み物まで幅広く使えます。

価格は最安クラスではありませんが、その分、品質管理や安心感を重視したい方に向いた一品。家族で日常的に使う甘味料だからこそ、安全性を優先したい方におすすめです。

cocowell（ココウェル） 有機ココナッツシュガー

項目	内容
価格（100gあたりの価格）	3,212円 約257円/100g
原料・産地	有機ココナッツの花蜜（主にフィリピン産）
オーガニック認証	有機JAS
製法	無精製・無添加・無漂白
味・風味の特徴	黒糖に近いまろやかな甘さ、クセが少ない
溶けやすさ・使いやすさ	サラッと溶けやすく料理・飲み物に使いやすい
容量・コスパ	1,200g（大容量で継続使用向き）

毎日使うからこそ選びたい、信頼のココナッツ専門ブランド

cocowell（ココウェル）の有機ココナッツシュガーは、ココナッツ専門店として長年培ってきた知見を活かし、原料選定から製法まで丁寧に作られた一品です。

原料はココナッツの花蜜のみを使用し、無精製・無添加・無漂白で仕上げているため、黒糖に近いまろやかな甘さとコクがありながらクセは控えめ。コーヒーやヨーグルト、煮物や焼き菓子まで幅広く使え、砂糖代わりとして違和感なく取り入れられます。

1,200gの大容量でコスパも良く、家族で使う方や、白砂糖から自然派の甘味料へ切り替えたい方、毎日の料理に安心して使えるココナッツシュガーを探している方におすすめです。

ブラウンシュガーファースト オーガニックココナッツシュガー

項目	内容
価格（100gあたりの価格）	2,943円 約294円/100g
原料・産地	有機乾燥ココヤシ樹液（フィリピン産）
オーガニック認証	有機JAS／USDA Organic
製法	無精製・無添加・無漂白
味・風味の特徴	きび糖のようなやさしい甘さ、ほのかなキャラメル香
溶けやすさ・使いやすさ	サラサラして溶けやすく、和食にも使いやすい
容量・コスパ	1kg（品質重視タイプとしては標準的）

やさしさ重視で選ぶなら。家族の食卓に寄り添うオーガニック甘味料

ブラウンシュガーファーストのオーガニックココナッツシュガーは、「わが子に食べさせたいかどうか」を基準に商品づくりを行う、日本発のナチュラルフードブランドならではの安心感が魅力です。

原料は有機JAS認証を受けたココヤシの樹液のみを使用し、無精製・無添加・無漂白で仕上げた100％天然の甘味料。きび糖に近いやさしい甘さと、ほのかに香るキャラメルのような風味で、煮物などの和食からコーヒー・お菓子作りまで幅広く使えます。

甘さに角がなく料理の味を邪魔しにくいため、白砂糖から自然派の甘味料へ切り替えたい方や、家族みんなで安心して使えるココナッツシュガーを探している方におすすめです。

ココナッツシュガーがおすすめな人・おすすめしない人

ココナッツシュガーは白砂糖とは違う特徴を持つ甘味料のため、向いている人・向かない人が分かれます。
まずは、こんな人におすすめです。

一方で、以下のような方にはあまり向かない場合があります。

ココナッツシュガーは「やさしくて自然な甘さ」を求める人に向いていますが、
「強い甘さ」「とにかく安さ最優先」など別の価値基準を重視する人には、白砂糖や他の甘味料の方が合うこともあります。

よくある質問（FAQ）

ココナッツシュガーは本当に体にいいの？

ココナッツシュガーは、ココナッツの花蜜を原料にした無精製の天然甘味料で、白砂糖に比べるとミネラルを含み、GI値も低めとされています。ただし「健康食品」というよりは砂糖の一種なので、摂りすぎれば糖質過多になります。白砂糖の代替として、量を意識しながら使うのが前提です。

ココナッツの香りは強いですか？

名前からココナッツ風味を想像しがちですが、実際はほとんど香りません。黒糖やきび糖に近い、香ばしくやさしい甘さが特徴で、料理やコーヒーにも使いやすいです。ココナッツが苦手な方でも問題なく使えるケースがほとんどです。

白砂糖と同じ量で置き換えて使えますか？

基本的には同量で置き換え可能です。ただし甘さの質がやさしいため、白砂糖と比べると「甘さが控えめ」に感じることがあります。最初は少し多めに使い、好みに合わせて調整すると失敗しにくいです。

料理・お菓子・飲み物、どれに向いていますか？

ココナッツシュガーは万能型の甘味料です。
煮物・炒め物などの料理、焼き菓子、コーヒー・紅茶・ヨーグルトまで幅広く使えます。特にコクを出したい料理やお菓子との相性が良いのが特徴です。

毎日使っても大丈夫？

毎日使っても問題はありませんが、あくまで砂糖なので摂取量には注意が必要です。
「白砂糖より体にやさしそうだから」と無意識に量が増えないよう、普段の砂糖と同じ感覚で使うのがおすすめです。

まとめ｜ココナッツシュガーは「品質」で選ぶのが正解

ココナッツシュガーは、「低GI」「オーガニック」といった言葉だけを見ると、どれも同じように感じてしまいがちです。
しかし実際には、原料の質・製法・認証の有無・使いやすさによって、味や満足度にははっきり差が出ます。

特に大切なのは、

• オーガニック認証が明確か
• 無精製・無添加・無漂白で作られているか
• 毎日の生活に無理なく取り入れられるか

この3点です。
価格だけで選ぶと「風味が合わない」「使いにくい」と感じやすく、結果的に続かないことも少なくありません。

今回紹介した5商品は、いずれも品質面で信頼でき、用途やライフスタイルに合わせて選びやすいものばかりです。
白砂糖をやめること自体が目的ではなく、“納得して使える甘味料を選ぶ”という視点で考えると、ココナッツシュガーはとてもバランスの良い選択肢だと感じています。

まずは少量から試してみて、「味」「使いやすさ」「続けやすさ」この3つが自分に合うかどうかを基準に選んでみてください。ココナッツシュガーは、日々の食卓を無理なくアップデートしてくれる甘味料です。