この記事では、発芽玄米をできるだけ短時間で作れる簡単な方法を4つ紹介しています。
忙しい日々でも、少しの工夫で手軽に発芽玄米を楽しめる方法を見つけましょう。
ゆいこ
女性/エシカルコンシェルジュ/ライター
10代後半から玄米食を実践。現在、体に優しい食について学び、資格取得に向け勉強中。「私らしくサスティナブルな暮らし」を楽しむ2児の母。エシカルコンシェルジュ取得。
時間をかけて玄米を発芽させるメリットはある?
発芽玄米ごはんを作るには、手間や時間が必要です。それを加味しても、発芽玄米を食べることが勝ってしまうほど、発芽玄米には魅力があります。
- 栄養価が向上する
ビタミンB群やビタミンE、アミノ酸、GABA(γ-アミノ酪酸)などが豊富になる - ミネラルを吸収しやすくなる
ミネラルの吸収を阻害するといわれているフィチン酸が減少する - 普通の玄米より消化吸収しやすい
玄米を発芽させることで、とくにビタミンB群やビタミンE、アミノ酸、GABA(γ-アミノ酪酸)などが増加します。
眠りの質の向上や、老化防止、筋肉をつくるなど、重要な働きを担う成分ばかりです。
また、玄米にはミネラルの吸収を阻害するといわれているフィチン酸が含まれていますが、発芽させることで減少します。
さらに、発芽するとデンプンの一部が分解されるため、食感やが柔らかく食べやすい状態になります。
発芽玄米を早く作る方法4選
発芽玄米をより早く作るための具体的な方法を4つ紹介します。
浸水から炊き上がりまでの完成時間も記載しているので、気にしながら読み進めていただけたらと思います。
発芽玄米炊飯器(完成時間:4時間半)
専用の発芽玄米炊飯器を使う方法は、最も簡単で時間も短く、味や硬さをいつも一定にして炊くことが可能です。
白米を炊く工程と変わらないので、発芽玄米初心者にもおすすめです。
1. 洗った玄米を炊飯器にセットする
2. 炊飯ボタンを押して炊く
※浸水は必要ありません
私が愛用している「ライカベル炊飯器」は、浸水から発芽、炊飯のすべての工程を4時間半でおこなってくれます。玄米がとても美味しく炊けるのでとてもおすすめです。
気になる方は【発芽玄米炊飯器ライカベルを実際に使ってみたレビュー!メリットやデメリットは?】をご覧ください。
他メーカーとの比較表も載せています。
ヨーグルトメーカー(完成時間:16時間)
ヨーグルトメーカーを使う方法は、一定の温度を保つのに非常に効果的な方法です。
1. 洗った玄米をヨーグルトメーカーの中に入れ、水を加える
2. ヨーグルトメーカーを30度に設定し、12~15時間保温する
3. 発芽を確認できたら、炊飯器の玄米モードで炊く
炊飯器の保温機能(完成時間:21時間)
炊飯器の保温機能を使用する場合、温度はだいたい50度前後と、短時間で発芽を促すにはやや高めです。
なので、保温機能での浸水は短めにし、その後、玄米を室温で浸水させることで、発芽を加速させることができます。
1. 洗った玄米にたっぷりの水を加え、炊飯器にセットする
2. 保温ボタンを押し、4~6時間ほど放置する
3. 炊飯器から釜ごと取り出し、室温で放置する
(夏場は10時間、冬場は14時間を目安に)
4.炊飯器の玄米モードで炊く
冷蔵庫(完成時間:48時間)
冷蔵庫を使って低温発芽させる方法は、時間がある場合に適した方法です。
10~15度の低温を保って発芽を進めることで発芽中の玄米が酸化しにくく、より栄養価が高まると言われています。
1. 洗った玄米を多めの水に浸す
2. 冷蔵庫内で48時間放置する
3. 炊飯器の玄米モードで炊く
まとめ
健康も時短も、忙しい日常では両方大切なことですよね。
今回ご紹介した方法を活用して、ぜひ両方を手に入れて欲しいと思います。
この記事が、発芽玄米を毎日の食卓にラクに取り入れるきっかけとなれば幸いです。
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