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立ちっぱなしで疲れやすい原因と対策|理学療法士がわかりやすく解説

立ちっぱなし 疲れやすい 原因

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「仕事が終わる頃には足がパンパン…」「夕方になると立っているのがつらい」
立ちっぱなしの仕事や家事をしていると、足のだるさや疲労がなかなか取れないもの。毎日これでは正直、体も気持ちももちませんよね。

この記事では、理学療法士監修のもと、「立ちっぱなしで疲れやすい原因」「今日からできる具体的な対策」をわかりやすく解説します。

足の構造や血流のしくみをふまえたケア方法、靴やインソールの選び方、さらに疲労軽減に役立つ便利グッズまで、実践的な内容を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
石川 敦哉(いしかわ あつや)

石川 敦哉
理学療法士、フットケアアドバイザー
足の疲労と血流障害のケア


医療系大学卒業後、都内のリハビリテーションセンターに勤務。理学療法士として、歩行障害・足の疲労・むくみケアなどの臨床に15年以上従事。現在はシニア層や立ち仕事に従事する方への足のセルフケア指導、靴やインソールの選び方セミナーなども行う。Webメディアでも「専門的すぎない、でも理論的」と好評のコラムを寄稿中。

目次

立ちっぱなしで疲れやすい原因とは?

立ちっぱなしで足がすぐに疲れるのは、単に「長時間立っていたから」だけではありません
実は、足の血流や姿勢、筋肉の使い方、さらには靴やインソールの影響など、さまざまな要因が重なって疲労を引き起こしているのです。

ここでは、理学療法士の視点から見た「疲れやすさの3つの主な原因」をわかりやすく解説していきます。

血流が滞りやすく、足に老廃物がたまる

ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、下半身の血液を上半身に押し戻すポンプのような働きをしています。
しかし、長時間立ちっぱなしの状態が続くとふくらはぎの筋肉が動かず、このポンプ機能が低下。血流が滞り、老廃物や余分な水分が足にたまりやすくなってしまいます。

監修者のコメント
石川 敦哉(いしかわ あつや)

石川 敦哉
理学療法士、フットケアアドバイザー
足の疲労と血流障害のケア


ふくらはぎが動かない時間が続くと、血液やリンパの流れが滞り、老廃物が溜まりやすくなります。これが“だるさ”や“むくみ”の正体です。

姿勢の乱れや筋肉の使い方に偏りがある

立ち方や姿勢のクセも、足の疲れに大きく関わります。
たとえば、骨盤が前傾・後傾していたり、無意識に片足に重心をかけていたりすると、一部の筋肉にだけ負担が集中しやすくなります。
その結果、筋肉が硬くなったり炎症が起きたりして、慢性的な疲労やコリを感じやすくなるのです。

靴やインソールが合っていない

足に合っていない靴や、クッション性のない硬すぎる靴底も疲れの原因になります。
また、本来あるべき足裏のアーチ(土踏まず)が崩れていると、歩行時の衝撃をうまく吸収できず、疲労が足元から全身へ広がってしまうことも。
サイズ感だけでなく、アーチサポートや素材の柔軟性などにも注意して選ぶことが大切です。

すぐにできる!疲れを軽減する5つの対策

足の疲れは、ちょっとした習慣の改善でも軽減できることがあります。
ここでは、立ちっぱなしで疲れやすい人でも今すぐ・簡単に取り入れられる5つの対策をご紹介します。
どれも難しいことではないので、ぜひ今日から実践してみてください。

① 足首・ふくらはぎ・足裏のストレッチ

固まりやすい足首やふくらはぎ、足裏の筋肉をやさしく伸ばすことで、血流が促進されて疲れが軽くなります。
お風呂上がりや朝の習慣にすると、むくみやだるさの予防にもなります。

監修者のコメント
石川 敦哉(いしかわ あつや)

石川 敦哉
理学療法士、フットケアアドバイザー
足の疲労と血流障害のケア


たった30秒のふくらはぎストレッチでも、足のだるさはかなり軽減されます。大事なのは“続けること”ですね。

② アーチを支えるインソールを取り入れる

土踏まず(アーチ)は、足のクッション機能を担う重要な部分。
このアーチをサポートするインソールを使うことで、重心が安定し、姿勢も整いやすくなります。
地面からの衝撃も和らぐため、疲労の蓄積を防ぎやすくなります。

③ 靴は“かかと”と“指先の自由度”をチェック

足に合っていない靴は、それだけで疲労を招く原因に。
かかとがしっかりフィットし、指先が自由に動く程度の余裕がある靴を選びましょう。
また、通気性やクッション性にも注目して、長時間でも快適に履ける靴を見つけることが大切です。

④ 弾性ソックスでむくみを予防する

着圧ソックスや弾性ソックスは、足の血流をサポートしてむくみ予防に役立ちます。
医療用ほど強くなくても、市販の弱圧タイプで十分効果が期待できます。
仕事中や帰宅後のリラックスタイムに取り入れてみましょう。

⑤ 休憩中にかかと上げ運動・座る姿勢を意識

立ちっぱなしの仕事中でも、休憩のたびにかかとを上げ下げするだけで、ふくらはぎの筋ポンプが刺激され血流がアップします。
座るときも、足を組まずに膝と足首を揃えるなど、姿勢を整えるだけで体の負担を軽減できます。

立ちっぱなしにおすすめ!疲労軽減グッズ5選

毎日の足の負担を減らすには、「道具の力」を借りるのもひとつの手です。
ここでは、理学療法士が現場でもおすすめする、立ち仕事や長時間の作業に役立つアイテムを厳選してご紹介します。

疲労軽減グッズ5選
  • インソール(ニューバランス、BMZなど)
    足裏のアーチを支え、重心を安定させるサポートグッズ。既存の靴にも取り入れやすく、歩行の質が改善されます。
  • リカバリーサンダル(OOFOS、TENTIAL)
    柔らかいクッション性と反発力で、仕事後の足をやさしく包み込むアイテム。室内履きとしても人気があります。
  • 着圧ソックス(メディキュット系)
    むくみやすい夕方の足をサポート。優しい圧力で血流を促し、立ちっぱなしによる不快感を軽減します。
  • フットマッサージャー
    足裏やふくらはぎの筋肉を揉みほぐし、血行を改善。リラックスタイムに取り入れるだけで回復度がアップします。
  • ストレッチポール・かかと上げステップ
    自宅で簡単にふくらはぎの筋ポンプを刺激できる道具。血流を促し、疲れにくい体づくりをサポートします。
監修者のコメント
石川 敦哉(いしかわ あつや)

石川 敦哉
理学療法士、フットケアアドバイザー
足の疲労と血流障害のケア


インソールやリカバリーサンダルを仕事後に履くだけでも、“足の抜けるような疲れ”が軽減したという声をよく聞きます。

まとめ|立ちっぱなしの疲れやすさは“日々のケア”で変えられる

立ちっぱなしによる足の疲れや不調は、放っておくと慢性的なむくみや姿勢の崩れ、膝や腰への影響につながることもあります。

今回ご紹介したように、血流・姿勢・道具の見直しによって、足の負担は大きく軽減できます。
一つひとつは小さな対策でも、積み重ねていくことで毎日の快適さに大きな違いが生まれます。

理学療法士のアドバイスも参考にしながら、できることから無理なく始めてみましょう。
明日からの「立ち時間」が、少しでもラクになりますように。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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