「リカバリーウェアは上だけでも効果があるの?」「上下セットの方がいいの?」──そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、一般医療機器として届出されている一部製品でも、上半身用・下半身用と明確に分かれており、着用部位によって得られるサポート範囲は異なります。
この記事では、上だけ着る場合と上下セットで着る場合の違いや、それぞれの効果を感じやすいシーンについて、医療機器の規定も踏まえてわかりやすく解説します。

今真一
上級睡眠健康指導士第782号
【上級睡眠健康指導士第782号】睡眠(いびき・不眠等)に関わる悩みや疑問を解決するアドバイザーとして活動。他、寝具にも精通しており寝具レビューYouTubeの運営もおこなっている。
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上だけでも意味はある?リカバリーウェアの基本構造を知ろう

リカバリーウェアは、着用中に体の状態を快適に保つためのサポートアイテムです。多くの製品は「温熱効果」「軽い着圧」「通気性の高さ」などを活かして、リラックス時や睡眠中のコンディションを整える補助を目的としています。
特に家庭用一般医療機器として届け出されているウェアでは、着用中に「温熱による血行促進」や「筋肉のこわばりの緩和」を目的とした設計がなされています(※効能として表示できる範囲は薬機法により定められています)。
上だけの着用でも期待できる範囲
たとえばトップスを着用すれば、肩・背中・胸まわりの血流サポートや保温に作用が期待されます。これにより、「肩こり対策」や「上半身の冷えが気になる方」に適した選択肢となるケースもあります。
ただし、脚の疲れやむくみなど、下半身のケアを目的とする場合には、上だけの着用では十分なサポートが得られない可能性があります。
リカバリーウェアは「着用部位に対して作用する」ように設計されており(※薬機法に準拠)、効果が期待される範囲もその部位に限定されるのが一般的です。
そのため、ケアしたい目的に合わせて、適切な着用エリア(上半身・下半身・全身)を選ぶことが大切です。
【比較表あり】上だけ着用 vs 上下セットの違い
リカバリーウェアは「着用部位に応じた作用」が前提となるため、上だけでも意味はある一方で、上下セットでの着用はより広範囲のケアに対応できます。
以下に、目的やコスト、快適性などの観点からそれぞれの違いを比較してみましょう。
比較項目 | 上だけ着用 | 上下セット着用 |
---|---|---|
着用コスト | 上下より安価/入門用に最適 | 価格は高め/全身用として適正 |
作用部位 | 肩・背中・腰まわり | 上記に加え、脚・ふくらはぎ・臀部 |
体感の範囲 | 上半身のみの軽減サポート | 全身のバランスサポート |
快適性 | 暑さを感じにくく、着回しやすい | 冷え対策・冬場の保温にも有効 |
注意点 | 下半身ケアは別途必要 | 洗濯・乾燥に時間がかかる |
どんな人に「上だけ」がおすすめ?
リカバリーウェアを初めて使う方や、気になる部位が上半身に集中している方には「上だけ」の着用も有効な選択肢です。以下のような悩みや目的を持つ方におすすめです。
上半身に疲れを感じやすい方や、まずは気軽にリカバリーウェアを試してみたい方には「上だけ」の着用から始めるのも一つの方法です。
ただし、脚のむくみや全身疲労が気になる場合は、下半身や上下セットでの着用も検討すると、より広い範囲のサポートにつながります。
一般医療機器対応モデルでも「部位別」に作用範囲は違う
一般医療機器として届け出されているリカバリーウェアであっても、効能が認められているのは「着用部位」に限られます。たとえば、上半身用の製品に「足のむくみ軽減」などの効能を謳うことは、薬機法上できません。
一般医療機器の効能は“着用部位限定”
リカバリーウェアの多くは、「温熱効果による血行促進」や「筋肉のこわばり緩和」が目的とされていますが、これは着用部位に対する作用です。
たとえばリライブシャツα(届出番号:306AHBZX00004000)のように、肩や背中をカバーする設計であれば、その部位に限った効能しか表示できません。
届出番号と記載義務、表示できる内容の範囲
一般医療機器として表示するには以下の条件が必要です。
- 届出番号(例:306AHBZX00004000)を取得していること
- 商品タグやパッケージに「一般医療機器」「温熱効果で血行を促進」など、薬機法に準拠した効能表示があること
- 「治療」や「完治」などの誇張表現はNG(違反に該当)
まとめ|着る目的に応じて「上だけ」でもしっかり活用できる
リカバリーウェアは、“着用中に温熱などの作用を得る補助的なアイテム”として、日常のコンディション維持に役立ちます。医療機器対応モデルでも着用部位に応じた作用範囲となるため、「上だけ」の着用でも目的に合っていれば十分効果的です。
たとえば、肩まわりや背中の疲労感が気になる方や、リラックス目的のナイトルーティンには、上半身用のリカバリーウェアがフィットする場面も多いでしょう。
大切なのは、“何のために着るのか”を明確にしたうえで、自分に合った着用スタイルを選ぶこと。全身の疲れをケアしたい方には上下セットという選択肢がおすすめです。
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