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【愛用者が解説】木のまな板のデメリットは?お手入れ方法やおすすめ3選

木製まな板 デメリット おすすめ

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まな板には木製、プラスチック製、ガラス製、ゴム製などさまざま。中でも木製まな板は、伝統的で多くのプロの料理人から愛用されています。

この記事では、木製まな板のメリットとデメリット、さらに長持ちさせるためのお手入れ方法について詳しく解説。また、わが家で愛用している「木のまな板3種類」も紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ライターのプロフィール
ゆいこ yuico

ゆいこ
女性/エシカルコンシェルジュ/ライター


「私らしくサスティナブルな暮らし」を楽しむ2児の母。エシカルコンシェルジュ取得。編み物が大好きな息子6才と娘1歳、元料理人のパートナーと共に家庭菜園や保存食づくりなど家族でエコ生活を満喫中。

目次

木製まな板の素材種類

木製まな板には主に6つの素材が使われ、それぞれに抗菌作用や耐久性などに違いがあります。詳細は以下の表で確認してみてください。

スクロールできます
木材抗菌作用耐久性刃当たり香り重量その他特徴
ヒノキ(檜)あり普通柔らかい良い軽い包丁の刃が傷みにくい
イチョウ
(銀杏)
強い高い柔らかい少ない普通弾力性があり反りにくい
アカシアあり高い柔らかい少ない普通美しい木目と豊かな色合い
カエデ(楓)あり高い普通少ない普通美しい外観
クスノキ
(楠)
強い普通柔らかい強い軽い防虫効果がある
スギ(杉)あり普通柔らかいあり軽い独特の香り
サクラ(桜)あり高い普通少ない普通美しい木目

木のまな板は、それぞれの木材の特徴により使い心地や用途が異なります。

抗菌作用や刃当たりの良さを重視するならヒノキやイチョウ、耐久性や見た目を重視するならカエデやサクラが適しています。

自分の使用目的や好みに合わせて選んでみてください。

木製まな板のメリットとは?

木製まな板のメリットは以下のとおりです。

包丁や手への負担が少ない

木製まな板は、包丁の刃を傷つけにくい柔らかさを持っています。そのため、包丁の切れ味を長持ちさせることができます。

さらに、切った時の手応えが心地よく、長時間の調理作業でも手が疲れにくいという利点もあります。

自然な抗菌作用がある

木材には自然な抗菌作用があります。特にヒノキやサクラなどの木材は、菌の繁殖を抑える効果があるとされています。

これにより、衛生的に使用することができ、食材の安全性を保つことができます。

見た目が美しい

木製まな板は見た目が美しく、キッチンに温かみを与えてくれます。自然の木目模様がそれぞれ異なるため、唯一無二のデザインを楽しむことができます。

また、インテリアとしても魅力的で、キッチンの雰囲気を一段と高めてくれます。

環境に優しい

木製まな板は再生可能な資源である木材から作られているため、環境に優しい選択です。プラスチック製品に比べて、製造過程での環境負荷も低く済みます。

さらに、使い終わった後も自然に還るため、エコな生活を実現する一助となります。

木製まな板のデメリットとは?

木製まな板には以下のようなデメリットもあります。

手入れが必要

木製まな板は適切な手入れが必要です。使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させる必要があります。

また、定期的にオイルを塗布することで、木材の乾燥を防ぎ、長持ちさせることができます。

カビやすい

木製まな板は湿気を吸収しやすく、カビが生えやすいという欠点があります。特に湿気の多い場所での保管は注意が必要です。

カビを防ぐためには、使用後にしっかりと乾燥させ、風通しの良い場所で保管することが重要です。

重たい

木製まな板は重さがあり、取り扱いが大変という意見もあります。特に大型のまな板は、持ち運びや洗浄が一苦労です。

しかし、その重さが安定感を生み出し、調理中にまな板が動くのを防いでくれる利点もあります。

乾燥に時間がかかる

木製まな板は乾燥に時間がかかるため、毎回しっかりと乾燥させるのが手間に感じることがあります。自然乾燥では時間がかかるため、タオルで水分を拭き取った後、風通しの良い場所でしっかりと乾かすことが求められます。

また、直射日光に当てて乾燥させるのは避けた方が良いでしょう。

木製まな板のお手入れ方法

木製まな板を長持ちさせるためには、適切なお手入れが欠かせません。以下に具体的なお手入れ方法を紹介します。

【洗う】毎日の洗浄

使用後はすぐに中性洗剤とスポンジで洗い、しっかりと水分を拭き取ります。これにより、カビの発生を防ぐことができます。

特に生肉や魚を切った後は、念入りに洗浄し、熱湯消毒をおこなうとさらに安心です。

木製まな板には漂白剤を使用できないので、熱湯消毒が一般的です。漂白剤を使用できないのは、木に漂白剤が浸透したり変色するためです。

【乾燥予防】定期的なオイル塗布

木製まな板には定期的にオイルを塗布することが推奨されます。オイルを塗布することで、木材の乾燥を防ぎ、ひび割れを防ぐ効果があります。

オイルは食品用の亜麻仁油などの乾性油を使用すると良いでしょう。塗布後はしっかりと乾燥させることが大切です。

木製まな板を長く愛用するためのコツ|注意点など

木製まな板のお手入れ 注意点

木製まな板の寿命は、一般的に5~7年です。しかし、カビやひび割れ次第では3年程度、または1年未満になることもあります。できれば長く使いたいですよね。デリケートな素材でもあるので、以下で紹介するコツや注意点をしっかりチェックしておきましょう。

長く愛用するためのコツや注意点
  • 使用後はすぐに洗う
  • 水分をしっかり拭き取る
  • 漂白剤を使わない
  • 適度に休ませる
  • 直射日光を避ける
  • 用途に応じて使い分ける

使用後はすぐに洗う

使用後はすぐに洗うことが基本です。食材の残りかすが付着したまま放置すると、カビや菌の繁殖の原因となります。

水分をしっかり拭き取る

洗浄後はタオルで水分をしっかりと拭き取りましょう。水分が残っていると、カビの原因になります。

特に細かい隙間や溝にも注意して、水分を取り除くことが重要です。

漂白剤を使わない

木製まな板の洗浄には漂白剤を使用しないようにしましょう。漂白剤は木材を傷める可能性があります。

代わりに重曹やクエン酸を使った自然な洗浄方法を試してみると良いでしょう。

もっとナチュラルに除菌したい方は、「塩+たわし」もおすすめ。

適度に休ませる

毎日使用するまな板には適度な休息が必要です。同じまな板を毎日使うのではなく、複数のまな板を使い分けることで、木材の負担を軽減することができます。

また、使わない日はオイルを塗布して保湿することも効果的です。

直射日光を避ける

木製まな板は直射日光を避けて保管することが重要です。直射日光に当てると木材が乾燥し、ひび割れや変色の原因となります。

風通しの良い場所で、平らな状態で保管することが望ましいです。

用途に応じて使い分ける

食材によってまな板を使い分けることも、木製まな板を長持ちさせるコツです。例えば、生肉や魚用、野菜用など、用途に応じて複数のまな板を準備しましょう。

これにより、衛生的に使用できるだけでなく、木材の劣化を防ぐことができます。

わが家はコレ!おすすめの木製まな板3つをレビュー

わが家には3つの木のまな板があります。どうして3つなのかというと、食材によって使い分けているから。

ゆいこ(ライター)

使い分けることで耐久性への対応だけでなく、食中毒リスクも減らせます。

右から、アカシア(チーズやハム、パン用)、四万十ヒノキ(肉魚用)、国産ヒノキ(野菜用)といった感じです。

木のまな板

ヒノキのまな板の用途や好きなところ

ヒノキのまな板は主に野菜で使います。一番使う頻度が高いです。

ヒノキのまな板の好きなところは何と言っても「香り」です。少しずつ香りは無くなっていくものの、その頃にはやさしい手触りの虜に。

木のまな板

改めて「木って良いな」と思わせてくれます。また、抗菌作用に優れているので初心者でも扱いやすいです。

肉魚用にしている四万十のまな板は、置きやすいスタンドつき。

正方形というデザインも気に入っています。

木のまな板

しかも間伐材や端材を利用してあるエコなまな板なのです。

お値段も安価でとてもオススメです。

正方形のひのき製まな板はこちら

アカシアのまな板

アカシア性のまな板はパンやハム、チーズで使用。乾物系が主です。

アカシア 木のまな板

美しい木目のアカシアのまな板は、オシャレな見た目が気に入ってます。重みがありヒノキよりズッシリな印象ですが、比較的安価です。

パンやチーズを切ったらそのままお皿として盛り付けにも◎

次に選ぶなら竹

竹のまな板は抗菌作用があるうえに、断トツで乾きが早いのが特徴。

衛生的であることが大切なまな板ですが、気を使うのはカビですよね。わが家のまな板はいつも乾きやすいところに置いていて、カビたことはまだありません。

ですが、カビの心配がいつもどこかにあったりカビて落ち込んだりしまうくらいなら、始めから水はけの良いまな板を選ぶと良いですよね。

ゆいこ(ライター)

次に選ぶ機会があるなら、竹も使ってみたいです。

竹製のまな板を探す

プラスチック製を使わないのはなぜ?

お手入れが簡単で安価なプラスチック製のまな板。良いところ、ありがたいところは沢山ですよね。

ただ、プラスチックの98%は石油系素材でできています。

直に食材を置いたり、包丁でまな板に切れ目が入ると、そこからマイクロプラスチックが付着し、人体に蓄積されると言われています。

しかし、それを過度に恐れすぎずに、「自然な木のまな板を楽しんでみよう」「愛でて長く使ってみよう」で良いのだと思います。不安や恐れも強すぎると、それこそ人体に影響しそうだと私は思っているからです。

私が木製まな板を好む理由

私が木製のまな板を好きな理由は以下のとおり。

  • インテリアとして素敵
  • 自然の香りを楽しめる
  • 手触りが良い
  • 包丁を傷めない
  • 切るときに「トントン」と良い音がする
  • サンドペーパーで削ることができ長く使える(プロに依頼もできる)
  • 捨てるときに土に還る
  • 切って積み木にしたり板にしたり再利用も難しくない

心の豊かさに繋がっていきそうなメリットがたくさんの「木のまな板」。1度使うとプラスチック製には戻れなくなりますよ。

まとめ

木製まな板には多くのメリットがありますが、適切な手入れが必要です。包丁に優しく、自然な抗菌作用があり、美しい見た目が魅力です。一方で、手入れの手間やカビやすさ、重さなどのデメリットもあります。

正しいお手入れ方法を守り、長く愛用するためのコツを実践することで、木製まな板を快適に使い続けることができます。料理の楽しみをさらに深めるために、木製まな板を上手に活用してみてください。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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