2024年11月30日から家族4人(大人2人、7才児、1才児)で宮若虎の湯に1泊しました。
福岡市から約4~50分ほど車を走らせた自然豊かな場所にあるので、静かな場所でゆっくり温泉につかって日帰りでも十分にリフレッシュできますよ。
また、子連れ家族にありがたいサービスが随所に見られ、とても快適に過ごせました。
この記事では宮若虎の湯に泊まったレビューをご紹介しています。
宮若虎の湯とは
宮若虎の湯は、福岡県宮若市という田園風景が広がるのどかな町にあります。
2021年12月にできた新しい温泉宿泊施設です。
療養湯として認定を受けている泉質の温泉と、地産地消の豪華なビュッフェが売りです。
運営は、株式会社トライアル開発がおこなっており、福岡でよく見かけるロープライスの大型スーパー「トライアル」も展開しています。
宮若虎の湯に泊まった口コミレビュー
- 宿泊ホテル:宮若虎の湯
- 日にち:2024年11月30日~12月1日
- 人数:大人2人、子供2人
- 部屋タイプ:2Fツイン
- プラン:全室温泉付き2食プラン
- 価格(税込):55,200円
宮若虎の湯に到着
福岡市内から車で下道を使い、約50分ほどで宮若虎之湯に到着しました。
周辺に他の施設もあったため、専用駐車場が分かりづらく、辺りを一周してたどり着くことができました。
2階建てのキレイな外観がお出迎え。
入り口で家族写真を撮って、早速、中へ入っていきます。
ホテル内へ入ってすぐ左手にロビーがあり、奥行きのある空間が広がっていました。
11月末なので、クリスマスの飾り付けがしてあります。
機械にてチェックインをおこないます。
発行されたレシートに宿泊する部屋番号や入室に必要なパスワードが記載されてあります。
チェックインを済ませて、部屋着やアメニティを選びます。
部屋着は浴衣と作務衣から選ぶことができ、サイズも豊富です。
子どもサイズもありました。
フリーサイズの作務衣のみ、部屋に置いてあるということです。
子ども用の貸し出しグッズは、フロントに言って貸してもらうことができます。
おむつ用のゴミ箱や、ベビーバスなどがあり、わが家もお借りし、大変助かりました。
部屋に向かう途中にあったラウンジです。
全面ガラス張りでゆっくり寛ぐことができます。
今回泊まる部屋は2階なので、エレベーターを使用します。
宮若の温泉は療養湯と言って、体調を整える泉質です。
わが家のひいおばあちゃんも湯治をしに滞在していたことも。
2階に上がって221号室を目指します。
夕食・朝食会場であるビュッフェKOHAKUも同じ階にあるようです。
部屋に向かう途中、絵本や書籍の貸し出しコーナーを発見。
私たちの泊まる部屋は一番奥にありました。
小さい子どもがいるためか、角部屋はありがたいですね。
チェックイン時に発行されたレシートを見て、パスワードを押します。
部屋の雰囲気
部屋に入ってみると、玄関が狭いうえに、ドアが内開きのため、入室のしづらさがありました。
キャリーを引きながら子どもたちの靴を脱がせるのにアタフタ。
部屋の中に入ってみると、広い畳のお部屋です。
ツインルームでしたが、上の子のイスやベッドも追加されていました。
枕は低めの柔らかいものが2つずつ置いてあります。
高さが足りなければ2つ重ねて使っても問題ないと思います。
枕もとの壁は、珪藻土があしらわれていました。
湿度調整をしてくれるうえに、見た目もオシャレです。
お部屋全体の壁は、おそらく天然素材を使用したクロスだと思います。
お部屋にお金をかけていることが伝わります。
設備・アメニティ
部屋がとても広いので、テレビが小さく見えてしまいますが、実際には大きすぎず小さすぎず、ソファから十分に見えるサイズ感です。
テレビの下には除菌シートが人数分置かれていました。
小さな冷蔵庫の横にはフリーのお水が3本。
翌日の水分補給に使わせていただきました。
冷蔵庫を開けてみると、緑茶や酎ハイが入っていたのですが、なんとこちらもフリードリンク。
さらに、お饅頭も入っていました。
虎の湯限定の「福ちゃん饅頭」というそうです。
単なる回転焼きのようなものかと思いきや、中はモッチモチで餡子やクリームが入っていました。
とても美味しく、うれしいサービスです。
ベッド上に置かれていた作務衣です。
素材が化学繊維だったのがやや残念でした。
作務衣のうえに重ねて着る上着はクローゼット内にありました。
乾燥する冬にありがたい、空気清浄加湿器。
子どもたちには専用アメニティをいただきました。
歯ブラシや体を洗うスポンジのほか、ジュースやおもちゃも入っていたため、子どもたちは大喜びです。
お風呂・トイレ・洗面台
寛ぐ部屋の奥にはバスルームがあります。
まず、洗面台周りをご紹介しますね。
洗面台にあったのは、宿泊施設によくあるPOLAのスキンケアシリーズ。
よく袋に小分けにされたものがありますが、ボトルはやはり使いやすいですね。
洗面台下には、洗濯籠や今治製のタオル、ゴミ箱などがありました。
洗面台の左にはトイレがあります。
オシャレな香りのする芳香剤を子どもが気に入っていました。
続いてお風呂へ向かいます。
宮若虎の湯は大浴場や露天風呂はないのですが、全室に温泉がついています。
大浴場も良いですが、小さな子連れには家族で入れるお風呂がありがたかったりします。
風呂内は木の香りがして、洗い場は広々でした。
浴槽は大人一人と小さな子ども2人が入ると満員になるので、そんなに広くはありません。
しかし、泉質が良く、ほのかにヌルヌルしていて、湯上りの肌はスベスベになります。
浴槽が深めでしたので、お借りしていたベビーバスが大活躍でした。
1才児の子どもがベビーバスでアヒルのおもちゃで遊んでいる間、大人は大きな湯船で寛げます。
お湯はかなり熱めのため、自分で加水をして調整をおこなった方が良いです。
適温になるまで少し時間がかかるので、服を脱ぐ前に調整をおこないましょう。
シャワーヘッドは大きめで広い範囲を流すことができました。
シャンプーなどは、クラシエのもので、ナチュラル系の商品が採用されていました。
宮若虎の湯の夕食は?
- 会場:ホテル内2階
- スタイル:ビュッフェ形式
- 料理:和洋食
- 金額:大人:5500円
小学生:3500円
未就学児:1500円
3歳未満:0円
※今回は宿泊プランに含まれてます。 - 時間:17:30~20:30
※2024年11月時点の情報
私たちが泊まった時には「世界の海鮮フェア」というテーマのビュッフェでした。
入って一番に目がいった、お寿司とお刺身。
すし酢の味がやや濃いように思いましたので、お刺身を堪能しました。
ネタは新鮮で美味しかったですよ。
寒い季節に嬉しいおでん。
おでんの横にはウナギせいろがあります。
胡麻豆腐などの小鉢が並ぶコーナー。
こちらは黒毛和牛ステーキを焼いて手渡してくれます。
脂がしっかりのっていて、ビュッフェのクオリティを超えていました。
揚げたて天ぷらやごま団子をいただけるコーナー。
天ぷらには海老も含まれていました。
子どもも大人も大好きな、焼き鳥とピザのコーナー。
奥には串カツや揚げ物のコーナーがあります。
揚げ物の中には、大きなカキフライがあり、これも食べ放題と思うと、なかなか贅沢なビュッフェだと思います。
撮りそびれてしまいましたが、他にも10種類以上のメニューがあり、海老チリやチンジャオロースなどがありました。
福岡県民には欠かせない、〆のラーメンも。
スイーツコーナーには、自分でオリジナルパフェを作るコーナーがありました。
並ぶ子供たちからワクワクが伝わります。
綿菓子のマシンもありました。
肝心のスイーツたちを撮り忘れてしまいました。
ティラミスやミルクプリン、モンブランマシンで絞るいちごモンブランなど、種類豊富です。
子どもたちが先に食事が済んだときに利用できるキッズスペースもありました。
子どもたちを見つつ、大人はゆっくり食事できるのもありがたいです。
宮若虎の湯の朝食は?
- 会場:ホテル内2階
- スタイル:ビュッフェ形式
- 料理:和洋食
- 金額:宿泊プランに含まれる
- 時間:7:30~9:30
※2024年11月時点の情報
朝食会場は、夕食会場と同じ「ビュッフェKOHAKU」です。
朝から沢山の料理が出迎えてくれました。
着いてすぐに「焼きたてパンケーキが完成です!」とアナウンスがあったので、席につかず向かってみました。
一気に人が並び始めるほど、人気のパンケーキのようです。
正体は、普通のパンケーキではなく、スフレパンケーキでした。
熱々のうちにいただきましたが、とても美味しかったです。
朝食の最中に3回ほど焼きあがっていました。
スフレパンケーキを食べてから会場を物色することになりました。
こちらはキンパやおにぎり、茶わん蒸しのコーナーです。
おにぎりはきちんと握ってあるのか、不揃いなのが逆に美味しそうでした。
横には焼きたてオムレツを焼いてもらえるコーナーが。
こだわり卵を使用し、具材のリクエストができるようです。
パンはパン屋から運んできたのかと思うような、本格的なものでした。
シンプルなパンではなく、「青のりと明太子のフランスパン」や「紅茶のメロンパン」など、ホテルの朝食ではあまり見かけないものが多く嬉しかったです。
卵たっぷりのサンドイッチも人気のようでした。
私が茶わんに沢山よそったのが、「海鮮茶漬け」です。
ご飯の上に味付けされたお刺身をのせて、熱々の出汁をかけます。
紫蘇やアラレのトッピングもありましたよ。
ご飯のお供コーナーも充実です。
スイーツは、ゼリーやプリンなどの他に、フルーツも並んでいました。
夕食時にあった、パフェや綿菓子づくりは朝食でもおこなえます。
ドリンクコーナーには、ジュースや青汁、コーヒーなどがあり幅広い年代の人が選べるようになっています。
近くの観光スポット「清水寺」
チェックアウトを済ませて、ホテルの近くにあるという観光スポット「清水寺(せいすいじ)」を訪れました。
200メートルの高台にあるため、宮若の山々や、広がる田畑の景色を見下ろすことができます。
雨の降った翌朝には雲海が見られることもあり、カメラマンが多く集まるスポットでもあるそうです。
観光に集中するあまり、写真が少ないのですが、建物はかなり古く歴史あるものだと感じられました。
行基というお坊さんが、奈良時代に建てたというので納得です。
宮若をドライブ中には、古墳がいくつか見られ、とても面白そうでしたが、寄る時間がなかったのが残念です。
興味のある方は是非立ち寄ってみて下さいね。
宮若虎の湯の良かった点とイマイチだった点
良かった点
- スタッフの対応が明るく感じが良かった
- 子連れに親切なサービスが豊富
- 部屋がキレイで広々としていた
- ビュッフェの種類が豊富で楽しめた
たったの1泊でしたが、夕食も朝食もついていて、お部屋にお風呂もあったことで、かなりゆっくり過ごすことができました。
また、子連れだとなかなか寛げないことも多いですが、少しでも子連れが快適に過ごせるよう配慮がされていたことがありがたく、嬉しかったです。
福岡市からならすごく遠いわけではないので、小さい子どもがいて遠出が大変な家族のプチ旅行におすすめです。
また、お部屋が広く綺麗だったことや、食事の質が高かったことで、気持ち的に満足することができました。
イマイチだった点
- 玄関が狭く使いづらかった
- 部屋にカーテンがなかった
- 部屋のイスからギシギシ音がした
玄関が狭く使いづらかった
レビューでも述べましたが、部屋の玄関が狭く、出入りしづらかったのが、小さなストレスでした。
玄関に靴を置いてドアを開閉すると靴にあたって端に動いてしまうのも面倒でした。
部屋にカーテンがなかった
好みがありますが、日ごろ夜光カーテンを使用している方にとっては、朝早く眩しくなってしまいます。
特に、遅くまで寝ていたい方、チェックアウトまでゆっくり過ごしていたい方にはデメリットかと思います。
部屋のイスからギシギシ音がした
子どもたちが寝静まった後に、大人でゆっくりしようとイスに座ると、動く度にイスがギシギシと大きな音を立てていました。
幸い、子どもたちが起きることはありませんでしたが、音が鳴るたびヒヤヒヤしてしまいました。
宮若虎の湯のまとめ
宮若虎の湯は、大人も子どもも楽しむことができるため、家族でまた利用したいなと思える宿泊施設でした。
次回は自然に囲まれた周辺で散策をしたり、寄ることができなかった古墳を見たいと思います。
わが家のように福岡居住で子供が小さく、公共交通機関に乗るハードルが高いという方でも旅行気分を味わうことができますよ。
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