2019年4月に開業したザ・キタノホテル東京。「グローバルスタンダードなおもてなし」をコンセプトとした高級ブティックホテルです。前身は1964年に開業した高級アパートメントホテルの北野アームスで、実質昭和中期あたりから営業を続ける老舗ホテルとなります。
今回はこのザ・キタノホテル東京に宿泊した体験記ブログを紹介していきます。
ザ・キタノホテル東京とは
ザ・キタノホテル東京は、東京都千代田区にある高級ブティックホテルで、「日本の上質なおもてなし」をコンセプトに洗練されたサービスを提供しています。キタノホテルの本拠地はニューヨークにあり、ザ・キタノホテル東京は日本初の支店です。ホテルの所在は国会議事堂や皇居に近く、ビジネスや観光に便利な立地となってます。
また、キタノホテルはその上品なサービスと心地よい設備で、国内外からの旅行者に高く評価されており、東京での滞在を優雅で心地よいものにしてくれます。
外は一通りが少なく、非常に静かなエリアです。ガチャガチャした都会の様相があまり感じられず、リラックスするのに最適な立地となっています。
ザ・キタノホテル東京に泊まってみたレビュー!
ザ・キタノホテル東京はデザイナーズホテルだけあって、部屋がとてもオシャレです。湯呑やアラームなどの小物もいちいちオシャレなのでテンションがあがります。
サービスについては今一つ物足りなかったというか、可もなく不可もなく。「日本のおもてなし」を掲げるならもう少し記憶に残るサービスがあってもいいのかなと感じましたね。
- 宿泊ホテル:ザ・キタノホテル東京
- 星:四つ星ホテル
- 日にち:2024年5月2日~5月3日
- 人数:大人2人、子供2人
- プラン:朝食付きプラン
- 価格(税込):53,000円
ザ・キタノホテル東京に到着
東京メトロ永田町駅A2出口から自由民主党本部前の道を通り、ザ・キタノホテルへ向かいます。
後で気づきましたが、キタノホテルのすぐ近くに出口があったので、道がわかる人はそちらから出るとほぼ目の前に尽きます。
ホテルに到着。
入ってすぐにフロントです。
16時ごろ付きましたが、宿泊客もまだ少なく、チェックインはスムーズでした。また、チェックイン時に朝食のメニューやおおよその時間を決めます。
メニューは「洋食」「和食」「パン盛り合わせ」の3種類。キッズメニューはフルーツやパンケーキなどです。
朝食内容の最新情報はザ・キタノホテル東京予約サイトでご確認ください。
オシャレで洗練された部屋!
4階とのことでエレベーターで移動します。フロアの中心は吹き抜けになっており、竹が植えられていました。
405号室を目指します。
ありました。
ドアを開けると洗練されたデザインの空間が広がります。
ラグジュアリーな雰囲気が漂い、「自宅がこんな寝室だったら…」と素直に思えるベッドエリア。
ウェルカムスイーツはクッキーです。良い意味で手作り感がでています。
テレビは大きめ。今どき普通くらいかもしれません。
デスクの上にはタブレットがあり、キタノホテルの案内やちょっとしたゲーム(モグラたたきみたいなもの)が楽しめます。
ソファは1人掛けがひとつ。
窓から見える景色は建物なので景観はよくありません。街中のホテルといった感じ。キタノホテルの反対側だと皇居が見えるそうです。
洗面台で部屋を仕切っているようなレイアウト。
その横の壁にはどのタイミングで使うかわからない可動式の鏡が設置されてました。
ルームサービスの食事はなかなか高いです。
鍋焼きうどん2,300円、タンタンメン2,500円、おにぎり定食が1,800円…インバウンド向けでしょうか。
ベッドや枕などの寝具
ベッドマットレスは言わずと知れたエアウィーヴ社製。
モデルはエアウィーヴS01です。
エアウィーヴのベッドマットレスの中ではスタンダードモデルですが、シングル1台11万円以上もする高級マットレスです。
寝心地はやや硬めで、ほぼ沈み込みはありません。表面には厚めのベッドパッドが敷かれているのでほどよいクッション性を感じて快適でした。問題なく快眠できます。
ただ枕がふつうのホテル枕だったため、どうせなら枕にもこだわってほしかったと思いました。
お部屋のアメニティや設備
お部屋のアメニティや設備を紹介していきます。まず、コーヒーなどドリンク類。最近ホテルでよく見るネスプレッソがおかれています。
チョコレートのようですが、ネスプレッソコーヒーの素です。
横には常温のミネラルウォーターが2本。珍しいスチールボトルです。
湯呑や急須もオシャレ。青山の雑貨屋さんにありそうな食器です。
冷蔵庫の中には冷えたミネラルウォーター、アサヒスーパードライ、コカ・コーラ、ミニッツメイド。どれも無料です。
ワイングラスやタンブラーグラスなどもきれいに収納されてます。
アラームはブラウン社製。スタイリッシュです。
クローゼットには金庫やアイロン台などが入っています。
スピーカーもおいてます。
シャープ社製の空気清浄機も。
パジャマはロングシャツタイプです。
アメニティは箱の中に入っています。
Miller Harris(ミラーハリス)は300mlのボディローションで5,000円以上するような高級化粧品ブランドです。
シアバターやココナッツオイルなどが使われており、肌に優しく潤いを与えてくれます。
写真撮り忘れましたが、タオルはすべて今治製なのでふわふわと気持ちよく使えて快適です。楽天市場などでお試しキットも販売されてるので興味のある方はどうぞ。
お風呂場・トイレ
お風呂はトイレと別タイプ。ですが、扉を開けてすぐ浴室なので脱衣所はなく、洗面台と風呂の扉の間で脱ぐことになります。
もちろん仕切りは洗面台だけなので、カップルなど人によっては恥ずかしいところかもしれません。
お風呂場は綺麗ですが一見普通。
しかし、天井にはテンションの上がるオーバーヘッドシャワーが付いています。
このシャワーに憧れを持つ人は多いみたいです。もちろんふつうのシャワーもあります。
トイレはこんな感じ。
ザ・キタノホテル東京の基本情報
【住所】
〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目16−15
【電話番号】
03-3288-0015
【アクセス】
東京メトロ有楽町線 永田町駅から徒歩約7分
ザ・キタノホテル東京の朝食
ザ・キタノホテルの朝食会場は和の雰囲気漂う「茶室 ティーラウンジ佳風」です。
数年前は「レストラン サンパウ」というミシュラン3ツ星の女性シェフ、カルメ・ルスカイェーダシェフのスペイン料理のグランメゾンで食事ができたようですね。現在は閉店しているとのことです。
店内は兜や茶道具がディスプレイとして飾られてます。
朝食は大人2人とも和食、子供はキッズセットです。先にソフトドリンクとコーヒーが用意されます。「コーヒーは食後で」と一言いうのを忘れてしまい、和食とコーヒーを一緒に食べ飲みすることになってしまいました。欲を言えば食後あor食前を聞いていただきたかった…。
内容は焼き魚(鯛?)をメイン都市、煮物や冷ややっこ、胡麻和え、だし巻き卵、フルーツでした。
ボリュームはしっかりあります。
ただ正直、味はあまり美味しくないというか普通だなと思いました。漬物は塩っ辛い、かまぼこは必要?、出汁巻き卵は作り置き感があって、メインの魚はなんだか固い…。朝食だから仕方ないのかといえばそれで終わりですが、もう少しこだわりを見せて欲しかったです。
帰り際他のテーブルで用意されている洋食用のジャム3種類が見えて、「そっちの方が良かったかも」とないものねだりをしながら戻りました。
ザ・キタノホテル東京の周辺で食事(夜ご飯)
当日、ザ・キタノホテル東京の周辺で夜ご飯を食べれる店を探し、クラフトビールや薪木ステーキがウリの「Anchor Point」に行くことにしました。
食べたメニューは「モッツァレラチーズカプレーゼ」「熟成肉 ブラックアンガス牛ドライエンジングビーフ チャックアイ200g」「ボンゴレビアンコ」「ガーリックシュリンプ」「フライドポテト」です。
すみません、写真全然撮ってなかったです…。
大人3人(1人合流しました)と子供2人で13,000円くらいだったかなと思います。ドリンクはお酒込で9杯ほどです。
スタッフの女性は質問をしてもすぐに答えてくれたり、子供に新しいトーションを持ってきていただけたり、とても親切でしたね。当日に急ぎで決めた割にとてもいいお店でした。
ザ・キタノホテル東京のレビューまとめ
ザ・キタノホテル東京は駅近で立地も良く、部屋のデザインセンスも素敵なホテルでした。サービスについては「おもてなし」をコンセプトにしているならもう少し踏み込んだサービスができていたなら良かったのになと感じます。朝食(和食)もいまひとつ。洋食を選んだ方が無難かもしれません。
ただ、大人2人、添い寝2人、朝食込みの合計金額は約5万円。ゴールデンウィーク中ですから、少し高かったでしょうけどコスパは良く感じます。「コスパの良いオシャレなホテル」といったところでしょうか。あまり褒めたように聞こえないかもしれませんが、ビジネスホテルをツーランクくらいアップさせたようなホテルという印象でした。
コメント