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【初心者向け】浄水器の種類と違いを徹底比較|選び方のポイントも解説!

浄水器 種類 違い

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「浄水器って種類が多すぎて、どれがいいのかわからない…」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では家庭用浄水器の主な5種類を比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説します。さらに、選び方のコツやおすすめ製品もご紹介。あなたにぴったりの浄水器選びにぜひお役立てください。

この記事の監修者
佐伯 彩乃 ウォーターサーバーの元販売

佐伯 彩乃
元ウォーターサーバー販売員/フリーランスの暮らしコーディネーター/主婦向けの家電アドバイザー


元ウォーターサーバー販売員で、現在は主婦向けに家電選びのコツを発信する暮らしアドバイザー。実体験をもとに、使いやすさや電気代、安全性までわかりやすく解説。押し売りしない丁寧な情報発信が好評。

目次

浄水器の主な5種類と違いとは?

家庭用浄水器には、設置場所や機能の違いによって大きく5つのタイプがあります。蛇口に直接取り付ける「蛇口直結型」から、冷蔵庫に入れて使う「ポット型」、高性能な「据置型」や「ビルトイン型」、そして整水やpH調整機能も備えた「整水器」まで、目的やライフスタイルによって選ぶべき種類は異なります。

以下では、それぞれの浄水器の特徴と違いをわかりやすく整理し、表で一目で比較できるようにご紹介します。

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種類設置方法除去性能初期費用手軽さ向いている人
蛇口直結型蛇口に直接装着◎(安い)手軽に始めたい人
ポット型冷蔵庫などに収納◎(最安)一人暮らし・水代節約
据置型蛇口横に設置家族全員で使いたい
ビルトイン型シンク下に設置△(工事要)見た目重視・長期利用
整水器専用機器を設置×(高額)健康意識が高い人
浄水器の主な5種類の簡単な説明
  • 蛇口直結型
    蛇口にそのまま取り付けるタイプ。コンパクトで設置も簡単、コスパも良好。手軽に始めたい人におすすめ。
  • ポット型
    冷蔵庫で冷やして使える手持ちタイプ。初期費用が最も安く、使い方もシンプル。1人暮らしやミネラルウォーター代わりに◎。
  • 据置型(カウンター型)
    キッチンに設置して本格的に浄水。フィルターが大きく、高性能タイプが多い。安全性重視の家庭に人気。
  • ビルトイン型(アンダーシンク型)
    シンク下に設置するため見た目スッキリ。設置工事が必要だが、高機能で長期利用向け。
  • 整水器(アルカリイオン整水器など)
    浄水だけでなく、pH調整や水素水などの機能付き。価格は高めだが、健康志向の方に人気。

浄水方式の違いもチェックしよう

浄水器の種類を把握したら、あわせて確認しておきたいのが「浄水方式の違い」です。というのも、同じ蛇口直結型やポット型でも、使われているフィルターや除去できる物質が大きく異なるからです。
ここでは、家庭用浄水器に使われる代表的な4つのろ過方式(活性炭・中空糸膜・RO膜・UV除菌)について、それぞれの仕組みと得意な除去対象をわかりやすく解説します。目的に合った方式を選ぶことで、浄水器の効果を最大限に活かせます。

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浄水方式仕組みの概要除去が得意なもの主な採用例
活性炭炭の微細な孔が汚れや化学物質を吸着塩素・カルキ臭・有機化合物・一部の農薬ポット型・蛇口直結型
中空糸膜ストロー状の極細な膜で、細菌や粒子を物理的にブロック雑菌・濁り・微粒子蛇口直結型・据置型
RO膜
(逆浸透膜)
非常に細かい膜で水以外の分子をほぼすべて遮断鉛・ヒ素・ウイルス・放射性物質・PFASなど据置型・ビルトイン型
UV除菌紫外線(UV)を照射して、水中の細菌・ウイルスを不活化細菌・ウイルス(殺菌ではなく“無力化”)高性能モデル(例:eSpring)

活性炭+中空糸膜を組み合わせたモデルが多く、日常的な水の安全性を確保できます。

RO膜タイプは除去力は最強ですが、ミネラルも除去されるため再添加機能がある製品も存在します。UV除菌は殺菌ではなく「不活化」なので、フィルターとの併用が一般的です。

RO膜・活性炭・中空糸幕の違いやPFAS除去能力については以下の記事も参考にしてみてください。

種類別|浄水器の比較表(表で一目で違いを)

どの浄水器が自分に合っているかを判断するために、5種類の浄水器を主要な比較項目で整理しました。設置方法・除去性能・費用感・手軽さなどを一目で把握できるようにまとめています。

以下の表を見れば、「どの種類がどんな人に向いているか」が直感的にわかります。

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種類設置方法除去性能初期費用ランニングコスト手軽さ代表ブランド例
蛇口直結型蛇口に直接装着トレビーノ、クリンスイ
ポット型冷蔵庫で使用ブリタ
据置型蛇口横に設置○〜△クリンスイ、ゼンケン
ビルトイン型シンク下に設置タカギ、Panasonic
整水器専用機器設置×Panasonic、ゼンケン

浄水器選びで迷ったときは、この表をベースに「どこに置くか」「どこまでの性能が欲しいか」「費用や手間はどの程度まで許容できるか」を考えてみるのがおすすめです。それぞれに強みと弱みがあるので、自分の生活スタイルに合ったバランスで選ぶことが満足への近道です。

失敗しない浄水器の選び方【4つのチェックポイント】

浄水器は長く使う生活アイテムだからこそ、「なんとなく」で選ぶと後悔しがちです。ここでは、購入前に必ず確認しておきたい4つのポイントを紹介します。

4つのチェックポイント
  • 設置場所・工事の必要性を確認する
  • 除去したい物質を明確にする
  • 使用人数・生活スタイルに合った容量を選ぶ
  • カートリッジ交換の頻度とコストも忘れずに

設置場所・工事の必要性を確認する

蛇口に取り付けるだけの「蛇口直結型」や「ポット型」であれば、工具不要でその日から使えますが、ビルトイン型や整水器の場合は設置工事が必要になるケースがほとんどです。
賃貸住宅ではシンク下に穴を開けられないこともあるため、契約条件や設置スペースは必ず確認しましょう。

ビルトイン型を購入したが、シンク下の奥行が足りず返品に…というケースも。購入前に【設置寸法+配管経路】をしっかり測っておくのがおすすめです。

除去したい物質を明確にする

「水道水のカルキ臭だけ除去できればいい」のか、「鉛・PFAS・ウイルスまでしっかり除去したい」のかで選ぶべき浄水器が大きく変わります。
多くの製品が“なんとなく”除去できそうなイメージを与えますが、実際に除去できる物質はNSFやJISなどの検査基準で明確に示されています

「PFASを除去できる」と記載されていても、実は“テスト未実施”という場合もあります。メーカー公式サイトで「除去対象物質の一覧表PDF」などを事前に確認することが大切です。

使用人数・生活スタイルに合った容量を選ぶ

1人暮らしであれば、コンパクトなポット型や蛇口直結型で十分対応できますが、4人家族以上で使う場合はフィルター容量が小さいとすぐに交換が必要になり、コストや手間が増える原因になります
また、料理や麦茶作りなど「飲用以外にも使いたい」人は、想定より多めのろ過量を意識して選びましょう。

容量目安

  • ポット型…1日1〜2L程度(1人向け)
  • 蛇口直結型…1日5〜10L程度(2〜3人向け)
  • 据置・ビルトイン型…1日10L以上(家族向け)

カートリッジ交換の頻度とコストも忘れずに

意外と見落としがちなのが、「フィルター交換コスト」。本体価格が安くても、交換頻度が高かったり、1本のカートリッジが高額だったりすると、年間で1万円以上の差になることもあります。
また、フィルターが入手しづらい機種は将来的な維持が面倒になるリスクも。

チェックポイント

  • フィルターの寿命(例:2ヶ月/3ヶ月/1年)
  • 1本あたりの価格と年間交換回数
  • フィルターの購入方法(通販限定か、店頭でも買えるか)

「年間コスト=本体代+(カートリッジ代×交換回数)」で計算しておくと、あとから後悔せずに済みます。

【目的別】あなたにおすすめの浄水器はこれ!

浄水器は「どれが良いか」ではなく、「どれが“あなたに合うか”」で選ぶのが正解です。ここでは、ライフスタイルや重視ポイント別に、おすすめの浄水器タイプをわかりやすくまとめました。

目的・お悩みおすすめの浄水器理由・特徴
手軽に始めたい/安く済ませたいポット型
(例:ブリタ)
工事不要・低価格・すぐ使える。冷蔵庫にも収納できて管理も簡単。
キッチンをスッキリ見せたいビルトイン型
(例:タカギ)
シンク下に設置でき、見た目がスッキリ。デザイン性を重視したい人にぴったり。
安全性をとにかく重視したい据置型
(例:クリンスイ)
PFAS・鉛・農薬などをしっかり除去。JIS規格・中空糸膜対応で除去性能が高い。
たくさん使う・家族でシェアしたい据置型 or ビルトイン型フィルター容量が大きく、1日10L以上使っても安心。料理や飲用に広く使う家庭向け。
水にこだわりたい(pH・ミネラル・整水)整水器
(例:パナソニック)
pH調整やアルカリイオン水生成が可能。健康志向の方や美容目的の方におすすめ。
引っ越し・賃貸でも使いたい蛇口直結型
(例:トレビーノ)
工事不要&コンパクト。取り付け・取り外しも簡単で、賃貸や一人暮らしにも◎。
選ぶ時のワンポイント
  • 「とりあえず試したい」ならポット型や蛇口直結型が安心
  • 「水を毎日たくさん使う」ならフィルター寿命の長いモデルを
  • 「見た目と機能どちらも妥協したくない」ならビルトイン型も検討価値あり

まとめ|浄水器の種類と違いを知って、納得の1台を

浄水器には、蛇口直結型・ポット型・据置型・ビルトイン型・整水器といった5つのタイプがあり、それぞれに特長や適した使い方があります。また、活性炭・中空糸膜・RO膜・UV除菌などの“浄水方式”によって、除去できる物質や安全性も大きく異なります。

失敗しないためには、設置場所・使用人数・除去したい物質・ランニングコストといったポイントを明確にし、自分の生活に合ったタイプを選ぶことが大切です。

売れている浄水器=多くの人に選ばれてきた安心感の証でもあります。この記事を参考に、ぜひあなたにとってベストな1台を見つけてください。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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