赤ちゃんのいるご家庭や、これから子供が生まれるご家庭は、浄水型ウォーターサーバーでのミルクづくりも視野に入れているでしょう。しかし、「浄水型ウォーターサーバーで作れるのか」「安全なのか」気になる点がありますよね。
結論からいうと、浄水型ウォーターサーバーのお湯は赤ちゃんのミルクづくりに使えます。
この記事では、浄水型ウォーターサーバーでのミルクづくりが安全な理由を、厚生労働省が示す「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」に沿って解説。さらに、おすすめの浄水型ウォーターサーバーも紹介していきます。
浄水型ウォーターサーバーとは
- 硬度60mg/L以下の軟水であること
→地域の水道水の硬度を確認する - 70℃以上のお湯が出せること
→温水機能があれば基本問題なし - チャイルドロック機能がついていること
→使用上の安全のために必須 - 浄水型ウォーターサーバーであること
→ボトル交換が不要
上記4点が、当サイトが考える赤ちゃんがいるご家庭におすすめするための必須条件です。
赤ちゃんのミルクづくりにおすすめしたいウォーターサーバーの条件
赤ちゃんのミルクづくりにおすすめしたいウォーターサーバーの条件は次のとおりです。
浄水型ウォーターサーバーとは
- 浄水型ウォーターサーバーであること
→ボトル交換が不要 - 硬度60mg/L以下の軟水であること
→地域の水道水の硬度を確認する - 70℃以上のお湯が出せること
→温水機能があれば基本問題なし - チャイルドロック機能がついていること
→使用上の安全のために必須
上記4点はどれも必須といっていいと思いますが、その理由を解説していきます。
浄水型ウォーターサーバーであること
赤ちゃんのミルクづくりには、浄水型ウォーターサーバーがおすすめです。その理由は次のとおり。
- 月々のコストが安い
- ボトル交換の手間がなくて楽
月々のコストが安い
月々のコストを抑えることも重要。より安く使えるものを選ぶのがおすすめです。完全ミルクの場合は、卒乳までに10万円前後かかります。他におむつなど消耗品にかかるお金は少なくありません。
全体的なランニングコストを抑えるためにも、ミルクづくりに最適な条件を満たした月々の利用料が安めの浄水型ウォーターサーバーを選ぶべきです。
さらに子供が成長すると水の消費量も増えるので、水道代だけで済む浄水型ウォーターサーバーを選んでおきたいところ。
ボトル交換の手間がなくて楽
宅配型ウォーターサーバーだと、一番ネックになるのが重たいボトルの交換作業です。最低でも10Kg以上のボトルを、月に数回交換する必要があります。
赤ちゃんや小さなお子様がいると、疲れて体力や気力ががなくなってしまうことも多く、ボトル交換が辛くなってしまうことが予想されます。
パパ・ママにとって管理が楽かどうかという点も重要なポイント。浄水型ウォーターサーバーはボトル交換がなく、出産後のママでも取り扱いやすいです。
ただし、水道水の硬度が硬度60㎎/Lを超える地域に住んでいる場合は、宅配型ウォーターサーバーを選ぶ必要性が出てくるでしょう。次で解説します。
硬度60mg/L以下の軟水であること
硬度が高い水はミネラルが多く、赤ちゃんの消化器官に負担がかかったり、粉ミルクの粉が溶けにくくなるといったデメリットがあります。赤ちゃんのミルクづくりに最適な硬度は硬度60㎎/L以下の軟水です。
そのため、前項では浄水型ウォーターサーバーがおすすめと伝えましたが、硬度60㎎/Lの水道水が出る地域にはおすすめできません。
東京大学の調査によると東京都、茨城県、熊本県、沖縄県、埼玉県、千葉県の6県は、硬度が60mg/Lを超える地域とされています。これらの地域にお住いの場合は、日本の軟水の天然水やRO水が飲めるウォーターサーバーを選びましょう。
70℃以上のお湯が出せること
赤ちゃんのミルクづくりには、70℃以上のお湯が出せることが条件のひとつです。粉ミルクの中は無菌ではなく、サルモネラ菌などの病原菌が微量に存在していることがあります。
70℃以上のお湯で粉ミルクを調乳することで、病原菌の殺菌ができるのです。浄水型ウォーターサーバーは、温水機能がついていれば、基本的に70℃以上のお湯をだせるので便利です。
チャイルドロック機能がついていること
乳幼児をウォーターサーバーに近づけないようにご注意ください。ウォーターサーバーは、内部に70℃~90℃の熱湯を蓄えているものが多く、乳幼児(※1)が蛇口(※2)を触っているときにチャイルドロック(※3)を解除するなどして出湯し、ウォーターサーバーの普及に伴い乳幼児のやけど事故が増加しています。
引用元:近畿経済産業局
小さなお子様がいるご家庭は、チャイルドロック機能がしっかりあるか、子供の手の届かないところに出水ボタンがあるかなどを、安全のために必ずチェックする必要があります。
他にも、ウォーターサーバー導入後に、乳幼児が近付かないよう柵などを設けて近づかないようにするといった注意喚起がなされています。
また、チャイルドロック機能があるからといって安心はできません。ミルクを飲む赤ちゃんならまだ気にすることはありませんが、いつかは成長して頭が良くなります。そうなると、チャイルドロック機能の解除方法を真似してしまい、思わぬ事故につながる可能性も考えられるでしょう。
そのため、これから導入を考えているなら、チャイルドロック機能があるのは前提とし、子供の手の届かないところに置ける卓上タイプを選ぶのがおすすめです。
チャイルドロック機能は「温水のみ」と「温水&冷水」の2パターンがあります。火傷の他にもいたずらを防ぐため、「温水&冷水」に対してチャイルドロック機能がついている方が安心です。
赤ちゃんのミルクづくりに最適な浄水型ウォーターサーバー5選
赤ちゃんのミルクづくりに最適な浄水型ウォーターサーバーを5つに絞って紹介します。なお、今回紹介しているのは下記の「赤ちゃんのミルクづくりに最適な浄水型ウォーターサーバーの条件」を満たした機種のみです。
- 浄水型ウォーターサーバーであること
(硬度60㎎/L地域に住む方向けにも1商品選定しています。) - 70℃以上のお湯が出ること
- チャイルドロック機能がしっかりあること
上記の条件は前提としているので、あとはどのような目的で選びたいのかを考えながらごらんいただけるとスムーズです。
手の届かない位置に置きたい:エブリィフレシャス ミニ
項目 | 料金 |
---|---|
タイプ | 給水型 |
サーバーレンタル代 | 3,300円/月 |
電気代 | 約360円※エコモード利用時 |
メンテナンス費用 | 6か月に1回(無料) |
初期費用 | 0円 |
契約期間 | 3年 |
解約金 | 22,000円(1年以内) 16,500円(1年以上2年以内) 11,000円(2年以上3年以内) |
支払方法 | クレジットカードのみ |
- コンパクトなのでお部屋に圧迫感が出にくい
- 他サーバーと比較して電気代が抑えられる
- 乗り換えキャンペーンがありお得に始められる
- 再加熱機能がない
- ボタンから手を離したあとに1秒弱出水される
- 人気でデザイン性の高い機種を選びたい
- 子供が手の届かない高い位置に置きたい
- キッチンなどの省スペースを活用したい
エブリィフレシャスミニは、キッチンの省スペースに置ける卓上タイプです。
コンパクトながらに、浄水型ウォーターサーバーに欲しい機能が詰まっており、電気代を抑えるためのスリープ機能も備えています。他社サーバーと比べて、電気代は約360円/月(エコモード使用時)と最安値級。月々の電気代もバカになりませんよね。なるべく省コストで使いたい方におすすめの機種です。
\今なら2か月間実質無料!/
総合力の高いものを選びたい:プレミアムウォーター Locca Smart
項目 | 料金 |
---|---|
タイプ | 給水型 |
サーバーレンタル代 | 3,300円/月 ※PW家族割適用時3,100円/月 初月無料 |
電気代 | 約699円※エコモード利用時 |
メンテナンス費用 | 12か月に1回(無料) |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 今なら無料 |
契約期間 | 5年 |
解約金 | 50,000円(1年未満) 40,000円(1年以上2年未満) 30,000円(2年以上3年未満) 20,000円(3年以上4年未満) 10,000円(4年以上5年未満) |
支払方法 | クレジットカード/後払いドットコム(口座振替) |
- 温水だけでなく冷水や全体にもチャイルドロックをかけられる
- 水の残量表示があり補充タイミングがわかりやすい
- 水受けはスライド式なので鍋が置ける広さになる
- サブタンクと出水口は殺菌効果のあるUV-LED機能で衛生的
- 出水口にLEDライトがあり高級感がある
- ワンタッチで簡単に定量出水ができる
- 電気代が他機種と比べてやや高め
- 契約期間が5年と長い
- ミルクづくりだけじゃなく総合的に優れた機種が欲しい
- 子供が成長してからもがっつり使いたい
- 2親等以内の親族が利用中でPW家族割が適用される
※2親等とは、自身と配偶者の兄弟姉妹・祖父母・孫のことを指します。
ミルクづくりのタイミングで導入したご家庭は、子供が成長した後も使い続けたいという場合がほとんど。将来を見据え、プレミアムウォーターの「Locca Smart」のような総合的に優れた機種を選んでおくのがおすすめです。
フィルター構造は、不織布・活性炭・セルロースを使っており、さらに二重でろ過するため、よりミルクづくりに適した浄水になってます。LEDライトはON/OFF切り替え可能なので、消したい場合はOFFにできます。
また、プレミアムウォーターは、兄弟姉妹や実家などで同ブランドを利用している場合、PW家族割が適用されて月額料金が200円安くなります。ただし、90日以内に申請が必要など、いくつか適用条件があるため事前に確認しておきましょう。
\今なら初月利用料・初期費用無料!/
1年ごとに丸ごと交換でメンテナンスが楽:クリクラ feel free putio
項目 | 料金 |
---|---|
タイプ | 給水型 |
サーバーレンタル代 | 2,680円/月 ※加入必須のサポート460円/月 |
電気代 | 約500円※エコモード利用時 |
メンテナンス費用 | 6か月に1回(無料) |
初期費用 | 0円 |
契約期間 | お得プラン:5年 |
解約金 | 35,000円(1年未満) 20,000円(1年以上2年未満) 15,000円(2年以上3年未満) 10,000円(3年以上4年未満) 5,000円(4年以上5年未満) |
支払方法 | クレジットカード |
- 1年ごとに丸ごと交換してくれるのでメンテナンス面が安心
- 部屋が暗くなるとEcoモードに自動で切り替わる
- 初月から3か月間半額のレンタル料で始められる
- 最長の5年プランにしないとお得感が少ない
- 安心パックには加入必須
- お手入れに自信がなく何年も同じ機種を使い続けるのが不安
- 子供が成長してからも快適に使いたい
クリクラ feel free putio(プティオ)の大きな特徴は、1年ごとに機体を丸ごと交換してくれる点。一般的なウォーターサーバーは、専門スタッフによる点検が基本的にないので、短期間でまるっと交換してくれるのは安心です。
注意点は、チャイルドロック機能は温水のみにしか付いてないこと。お子様によるいたずらの可能性がある場合は、手の届かないところに置く必要があります。
プランは1~5年と選べますが、最長の5年を選ばなければ月額利用料金が高めになります。それでも、1年、2年しか使わない予定であれば、解約金のことを考慮すると他社より断然お得です。
\今なら初月から3か月間半額!/
他に卓上タイプの浄水型ウォーターサーバーを探したい方は「【卓上】浄水型ウォーターサーバーおすすめ5選-おしゃれで人気なのはどれ?」も参考にしてみてください。
ミルクづくり期間だけ使いたい:ウォータースタンド ピュアライフ
項目 | 料金 |
---|---|
タイプ | 給水型 |
サーバーレンタル代 | 3,300円/月 |
電気代 | 462円 ※節電モード(レベル2)を使用した場合 |
メンテナンス費用 | 6か月に1回(無料) |
初期費用 | 0円 |
契約期間 | 1年 |
解約金 | 0円 |
支払方法 | クレジットカードのみ |
- 契約期間縛りがなくいつでも解約金が0円
- コック除菌機能があり衛生面で安心
- ワイドトレイ設計なので鍋が置ける
- 節電モードが2段階なので電気代を抑えやすい
- 故障時などに安心なサポート料金もコミコミ
- ボタン操作時の音が気になるかも
- ミルクづくり期間が終わったら解約したい
- ワンタッチで1回分/120mlのお湯が出せると嬉しい
- 料理の時、鍋が置けるワイドトレイが良い
ウォータースタンドのピュアライフは、契約期間に縛りがないのが大きなメリットです。1年未満で解約したい場合でも違約金がかかりません。
また、機能性も充実。例えば、ミルク一回分(120ml)の定量出水ができるため、手がふさがっていてもワンタッチでお湯が出せる利便さがあります。最大1Lの連続出水では、みそ汁づくりなどに便利です。
ウォーターサーバーにはトラブルがつきものです。ピュアライフであれば、月額料金に安心サポートがコミコミなので、故障時など困りごとがあったときにも安心。専門スタッフが丁寧に対応してくれる点もおすすめポイントです。
硬度60mg/Lを超えた地域に住んでいる:オーケンウォーター
- ママ限定のキッズプランがあり4大特典付き
- 宅配ボトル料金が業界最安値級でコストを抑えられる
- 静音設計で赤ちゃんが寝てても安心
- ミルクづくりにも最適なRO水が使える
- 卓上タイプもあり置く場所に応じた選択ができる
- ボトル交換が大変
- 水ボトル消費数に応じた金額がかかる
- 住んでいる地域の水道水が硬度60㎎/L以上
- ピュアウォーター(RO水)を選びたい
- チャイルドロック機能の充実を求める
- ボトル交換が楽なタイプが良い
オーケンウォーターは業界最安値級の宅配型ウォーターサーバーです。
特にミルクづくりに最適なRO水プランは、1本あたり1300円ほど、500mlあたり51円の金額で利用ができます。
チャイルドロック機能は、温水だけでなく冷水にも備わっており安心。また、宅配ボトルの交換位置は足元にあるため、一般的な上部の交換位置よりもはるかに楽な設計となってます。
さらに子育て家庭向けのキッズプランを選択すれば、初回の水ボトルがタダになったり、水引換券がもらえたり、非常にお得です。お子様のいるご家庭は、キッズプランの申し込みを忘れずに。
ただし、機種が旧型のもの限定となるため、最新の機能性を持った機種を選びたい方にはおすすめできません。それでも、月々の利用料金をおさえたい、機種にこだわらないなら、オーケンウォーターのキッズプランで申し込みましょう。
\今なら豪華プレゼントがもれなく当たる!/
子育てでウォーターサーバーを使うメリット
- ミルクづくりの時短ができる
- 離乳食づくりにも使える
ウォーターサーバーがない場合のミルクづくりは、まず電気ケトルや鍋などでお湯を沸かすことから始まります。お湯を沸かすには1分以上かかりますので(120ml分の場合のおおよそ)、その時間を短縮できるのは時短につながります。
浄水型ウォーターサーバーは料理にも使えるので、離乳食づくりでも活躍します。例えば、フリーズドライの離乳食をウォーターサーバーのお湯で戻すこともできますし、浄水で野菜スープなどを作ることも可能です。
他にも、浄水の常温水をすぐに飲ませてあげたり、ペットボトルの水を購入する必要がなくなるので、月額料金が4,000円ほどかかるとしても、トータル的に時間的・費用的コストが減るの明らかでしょう。
ウォーターサーバーを契約するデメリット
メリット面だけでなく、デメリットにも目を通しておきましょう。
- 便利な一方でコストがかかる
- お手入れの手間が増える
- スペースがとられる
ウォーターサーバーを契約すると、便利な反面月々のコストがかかります。レンタル料+電気代で4,000円台のランニングコストがかかることを視野に入れる必要があります。
おむつ代やおしりふき代など、消耗品も多いため、トータルでみたときに許容できるかどうかが判断ポイントとなりそうです。
また、ウォーターサーバーを契約すると。約3日に1回のタンク・出水コック等の掃除、1か月に1度のフィルター掃除、6か月から12か月に1回のカートリッジ交換など、自身でメンテナンスをおこなう必要性がでてきます。衛生面にもかかわるため、怠ることが許されない中でしっかり続けられるかどうか判断しましょう。
他、スペース問題もあります。床置きタイプなら狭い部屋に置くと圧迫感があるかもしれません。卓上タイプならキッチン上にスペースがあるかどうかを事前にチェックしておく必要があります。
なるべくスリムであったり、コンパクトで軽量なタイプのウォーターサーバーを選ぶことでスペースの有効活用につなげることもできるでしょう。
赤ちゃんの健康のために気を付けたいお手入れ
赤ちゃんは自然免疫、獲得免疫ともに未熟で、自然免疫が発達し始めるのは1歳半頃といわれます。6か月ごろまでは母親の免疫力を引き継ぐので、大人と同等の抵抗力を持ちますが、その頃から感染症にかかりやすくなります。
なんにしても、赤ちゃんの健康を守るためにウォーターサーバーは常に清潔さを保つべきです。以下では、清潔さを保つためのお手入れ頻度を紹介しています。
項目 | 浄水型ウォーターサーバー | 宅配型ウォーターサーバー |
---|---|---|
清掃箇所 | 給水口・出水コック・水受けトレイ | 給水口・出水コック・水受けトレイ・タンク内 |
清掃頻度 | 3日に1回程度 | 3日に1回程度 |
お手入れ時には、アルコールや乾拭き用タオル、清潔なスポンジがあると便利です。
どの機種にしても、タンクや出水コック、水受けの自己メンテナンスは必須になります。お手入れにあまり自信がない場合は、ウォーターサーバーの導入はあきらめるのが無難です。
ウォーターサーバーのお手入れは数分でできます!大きな手間ではないので、日々習慣づけることが大切です。
コメント