話題のゼンブブレッド。糖質オフや高たんぱく食として注目されていますが、ネット上では「まずい」という声もちらほら。購入前に不安になる方も多いはずです。
この記事では、ゼンブブレッドの味や口コミ、実食レビューに加えて、他の低糖質パンとの違いをまとめました。

ゼンブブレッドとは?
- 黄えんどう豆100%のパン(小麦・砂糖不使用)
- 糖質オフ・高たんぱく・グルテンフリー
- 冷凍で届き、無添加・低GI
ゼンブブレッドは、小麦や砂糖を一切使わず、黄えんどう豆100%で作られた高たんぱく・低糖質のパンです。一般的なパンとは異なり、グルテンフリーで無添加、血糖値が上がりにくい「低GI食品」としても注目されています。
冷凍状態で届くため保存性にも優れており、必要な分だけ解凍して使えるのも便利なポイントです。健康志向の高い方や、糖質制限・ダイエット中の方に選ばれています。
ゼンブブレッドが「まずい」と言われる理由
ゼンブブレッドは健康面でのメリットが豊富な一方、ネット上では「まずい」「思っていたのと違う」といった声も見られます。その主な理由は以下の3点。
- 甘みがなく、豆の風味が強め
- 食感がややパサつきやすい(特に常温解凍時)
- 一般的なパンのふわふわ感・香ばしさがない
甘みがなく、豆の風味が強め
ゼンブブレッドは砂糖を一切使っておらず、小麦粉の代わりに黄えんどう豆だけで作られています。そのため、パンにありがちな自然な甘みがほとんどなく、豆本来の風味がしっかり感じられます。この“豆っぽさ”が苦手な人には、クセが強く感じられるようです。
食感がややパサつきやすい(特に常温解凍時)
冷凍で届くゼンブブレッドは、自然解凍でも食べられますが、常温で解凍すると表面が乾燥しやすく、食感がパサつく傾向があります。しっとり感やもっちり感を期待していると、「思ったよりも固い・そっけない」と感じるかもしれません。
一般的なパンのふわふわ感・香ばしさがない
通常のパンにあるふわふわした軽さや、小麦の香ばしい香りは、ゼンブブレッドにはありません。あくまで「主食素材」としての役割を重視した作りになっているため、菓子パンや食事パンのような“おいしさ”を想定して購入するとギャップが大きく感じられる可能性があります。
ゼンブブレッドの口コミは?実際に食べた人の感想まとめ
ゼンブブレッドは、SNSやレビューサイトでも賛否が分かれています。ここでは、実際に購入・実食した方の声を「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けてご紹介します。
良い口コミ
- 「噛むほど甘みを感じる」
- 「腹持ちが良い」
- 「トーストにすると香ばしくて美味しい」
ゼンブブレッドのポジティブな口コミで多かったのは、「噛むほどに甘みを感じる」という声です。最初はあっさりとした印象ですが、噛みしめるうちに豆の自然な甘さがじんわりと広がり、クセになるという意見もありました。
また、「腹持ちが良い」という点も好評です。1枚食べただけでも満足感があり、特にダイエット中の朝食や昼食として取り入れている人からは「間食を減らせた」といった感想も見られました。
さらに、「トーストにすると香ばしくて美味しい」という声も。常温ではややパサつきを感じたという人でも、トースターで軽く焼くことで表面が香ばしくなり、よりパンらしい風味を楽しめたという体験談が多数寄せられています。
悪い口コミ
- 「豆くさい」
- 「想像と違った」
- 「普通のパンと思って買うとがっかりする」
一方で、「豆くさい」と感じる人も少なくありませんでした。黄えんどう豆100%で作られているため、豆の風味が強く、「パンというより別の食品のようだ」という率直な声もありました。
また、「想像と違った」との口コミも多く見られます。一般的なパンのようなふんわりとした食感や、小麦らしい香ばしさを期待していた人にとっては、味や口当たりに違和感があったようです。
「普通のパンと思って買うとがっかりする」という評価も見受けられました。甘さやしっとり感が少なく、健康志向の食品だと知らずに購入すると、味や食感に驚いてしまう人もいるようです。
元料理人がゼンブブレッド(カカオ)実食レビュー
ゼンブブレッドのカカオ味を実際に注文して食べてみました。

正直、パン”というより高たんぱくな主食素材”。

「豆粉でこんなにふわふわしたパンが作れるんだ」と素直に驚きました。

甘みはごく控えめで、カカオの風味がしっかり香ります。

常温で食べると、パサつき感がありますが、電子レンジやオーブンで温めることでしっとりふわふわした食感に。

ただし、黄えんどう豆の風味もしっかり感じられ、風味豊かですが苦手な人もいるかもしれません。私はそれも含めて香り高く感じたのでとても美味しくいただきました。
とはいえ、満腹感を考えると、1個当たり200円以上するのは少し高く感じてしまいます。1個当たりの値段が180円くらいだと買いやすく続けやすいと思いました。

ゼンブブレッドがおすすめできる人・できない人
ゼンブブレッドは、健康志向の方や食事管理を意識している方にとっては魅力の多い商品です。ただし、万人にとって“美味しいパン”とは言いきれない部分もあるため、向き不向きが分かれます。
こんな人におすすめ
- ダイエット・糖質制限中でもパンを楽しみたい人
- 無添加・素材重視の食生活をしたい人
- 栄養価や腹持ちを重視する人
ゼンブブレッドは、糖質制限中やダイエット中でもパンを取り入れたい人にとって心強い選択肢です。小麦・砂糖不使用で糖質が抑えられているため、血糖値を気にする方にも適しています。
また、添加物を避けたい方や、素材のシンプルさを重視するライフスタイルを送っている方にもマッチします。原材料は黄えんどう豆のみで、グルテンフリー・無添加という点は、食へのこだわりが強い方にも高評価。
さらに、腹持ちが良く、栄養価も高いため、忙しい朝や間食を減らしたい方にもおすすめです。

あまりおすすめできない人
- ふんわり甘いパンが好きな人
- パンに“美味しさ”を最優先で求める人
- 無加工の自然な豆の風味が苦手な人
一方で、ゼンブブレッドは、ふわふわで甘みのあるパンが好みの方には向いていません。一般的な食パンや菓子パンのような食感・香りを期待していると、ギャップを感じてしまう可能性が高いです。
また、パンに“美味しさ”や満足感を最優先で求める方には、やや物足りなさが残るかもしれません。素朴な味わいのため、食べ方の工夫が必要です。
そして、豆そのものの風味が苦手な方には不向きです。黄えんどう豆特有の香りや後味があるため、ナチュラルな豆の風味に慣れていない方には違和感を覚える可能性があります。
他の低糖質パンとの比較|ゼンブブレッドはどんな位置づけ?
ゼンブブレッドが気になっている方の中には、「他の低糖質パンと比べてどうなの?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、コンビニや通販で手に入る代表的な低糖質パンと、ゼンブブレッドを比較してみました。糖質量だけでなく、味の傾向や保存方法、特徴まで含めてまとめています。
商品名 | 糖質 | 味の傾向 | 保存方法 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ゼンブ ブレッド | 約6g/1枚 | 素朴・豆の風味 | 冷凍 | 無添加・高たんぱく |
ローソン ふすまパン | 約2g/1個 | ほんのり甘い | 冷蔵 | 手軽に買える |
BASE BREAD | 約20g | おやつ系・甘め | 常温 | 完全栄養食設計 |
比較から見えてくる違い
ゼンブブレッドは、「素材にこだわりたい」「糖質は抑えたいけど加工品は避けたい」という人向けの、ナチュラル志向寄りのパンです。豆の風味や食感に慣れるまではクセを感じるかもしれませんが、無添加・高たんぱく・グルテンフリーといった特徴は他にはなかなかありません。
一方で、ローソンのふすまパンは糖質量が非常に低く、味も日本人に馴染みやすいため、コスパや手軽さを重視する方に好まれています。甘さや柔らかさを求める方には、BASE BREADのような“おやつ感覚で食べられる栄養パン”が向いているかもしれません。
まとめると次のとおりです。
- 素材重視・無添加・高たんぱくを優先 → ゼンブブレッド
- コスパ・糖質の低さ重視 → ローソンのふすまパン
- 手軽さ&甘さ・栄養のトータルバランス → BASE BREAD
それぞれに個性があるので、目的に応じて選ぶことが大切です。
まとめ|ゼンブブレッドは目的重視で選ぶべきパン
ゼンブブレッドは、一般的なふんわり甘いパンとはまったく別物です。そのため、味や食感だけを求めて購入するとギャップを感じるかもしれません。
しかし、糖質オフ・グルテンフリー・無添加といった点で非常に優れており、健康や食事管理を意識している方にとっては、十分に価値のあるパンと言えます。
「パンを主食として取り入れたいけど、栄養面も気にしたい」
「余計な添加物は避けたい」
「腹持ちがよく、ダイエット中でも安心して食べられるパンが欲しい」
そんな方には、ゼンブブレッドは十分おすすめできます。逆に、パンに“美味しさ”や“満足感”を第一に求める方は、他の低糖質パンや通常のパンと比較しながら検討するのがよいでしょう。
目的に合えば、ゼンブブレッドは長く付き合える主食のひとつになるはずです。

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