「水道直結型ウォーターサーバーって便利そうだけど、実際どうなの?後悔しない?」そんな不安を感じていませんか?
この記事では、水道直結型ウォーターサーバーのリアルなデメリットを徹底解説。実際の利用者の声や、他方式との比較、後悔しない選び方までわかりやすく紹介します。
導入前にチェックしておきたいポイントをおさえて、失敗しないウォーターサーバー選びをしましょう!

佐伯 彩乃
元ウォーターサーバー販売員/フリーランスの暮らしコーディネーター/主婦向けの家電アドバイザー
元ウォーターサーバー販売員で、現在は主婦向けに家電選びのコツを発信する暮らしアドバイザー。実体験をもとに、使いやすさや電気代、安全性までわかりやすく解説。押し売りしない丁寧な情報発信が好評。
おすすめの水道直結型ウォーターサーバーは「水道直結ウォーターサーバーおすすめ5選|工事不要でコスパ最強モデルも紹介」で紹介しています。
水道直結型ウォーターサーバーとは?
自宅の水道に直接つなぎ、水道水をフィルターで浄水して使用するウォーターサーバーです。ボトル交換が不要で、月額定額で使えるのが特徴です。
ウォーターサーバーにはこのほかにも、ボトル型(宅配水)やタンク式(自分で水を補充)のタイプもありますが、水道直結型は「補充の手間がない」「ゴミが出ない」といった利便性が支持されています。
水道直結型ウォーターサーバーの主なデメリット
毎月の水の補充やボトル交換の手間が省けて便利な水道直結型ですが、導入前に知っておくべき注意点もあります。ここでは、実際の利用者からも多く挙がる主なデメリットを5つ紹介します。

佐伯 彩乃
元ウォーターサーバー販売員/フリーランスの暮らしコーディネーター/主婦向けの家電アドバイザー
実際に販売現場でよく聞かれたのは「ほんとに設置できるか不安」「味は天然水に近いのか?」という声でした。
たしかにボトルの交換がなくて便利ですが、設置条件によっては追加工事が必要だったり、水の味に“水道水っぽさ”を感じる方もいました。事前の確認と期待値のコントロールがとても大事だと実感しています。
初期工事が必要な場合がある
水道の分岐栓工事や配管作業が必要になる場合があり、自力で設置できないケースもあります。特に賃貸住宅の場合、管理会社や大家さんの許可が必要になることも。
引っ越しやレイアウト変更が面倒
水道と直結しているため、サーバーの設置場所がほぼ固定されます。引っ越しや模様替えの際は再設置工事が必要になり、手間と費用がかかることがあります。
完全な「天然水」ではない
浄水フィルターを通した水道水を使用するため、天然水のような風味やミネラル成分を期待する方には不向きです。水の味にこだわりがある場合は注意が必要です。
フィルター交換・メンテナンスが必要
定期的なフィルター交換(6〜12ヶ月ごと)が必要です。費用はサーバーによって異なり、無料のところもあれば有料で数千円かかることもあります。
設置できない家もある
水道の位置や配管の構造によっては、設置自体が難しいケースもあります。特にキッチンから離れた場所や、給水管が露出していない場合は要注意です。
実際に使って感じた「気になるポイント」
ここでは、水道直結型ウォーターサーバーを実際に使ってみてわかった細かな不満や気になる点を紹介します。導入前にはあまり意識しないことでも、日常使いの中で「ちょっと気になるな」と思う場面は意外とあります。
- モーター音がやや気になる
水の補充直後や温水・冷水の生成時に作動音が出る機種もあります。冷蔵庫より静かですが、就寝スペース近くに置く場合は注意が必要です。 - 冷水・温水の反応がワンテンポ遅い
省エネ機能(ECOモード)をオンにしていると、温水や冷水が出るまでに数秒待つことがあります。特に急いでいる朝は気になるかもしれません。 - サイズが大きく、場所を取ることも
サーバー本体は給水・ろ過機構がある分、やや大型です。キッチンに置く場合、事前にサイズ確認しておくと安心です。

佐伯 彩乃
元ウォーターサーバー販売員/フリーランスの暮らしコーディネーター/主婦向けの家電アドバイザー
実際にユーザーの声で多かったのが「もっと小さいと思ってた」「静音だと思ったけど、完全無音ではない」という意見です。特に賃貸やワンルームなどでは、サイズ感と音の問題はしっかりチェックしておくと後悔しにくいですね。
水道直結型が向いている人・向いていない人
どんなに便利なウォーターサーバーでも、ライフスタイルによって向き・不向きがあります。ここでは、水道直結型がどんな人におすすめか、逆に合わない可能性があるのはどんな人かを一覧で整理しました。
- 飲料水をよく使う家庭
- ボトルの注文や交換・水の補充が面倒な人
- コスパ重視で定額制を求める人
- 天然水にこだわる人
- 引っ越しが多い人
- 工事や設置の自由度を重視する人
水道直結型の大きなメリットはタンクへの水補充が必要ない点。
水の使用頻度が高く、補充の手間を軽減したり毎月のコストを抑えたい方には、水道直結型は非常に相性が良いタイプです。
一方で、引っ越しが多い方や、天然水の風味に強くこだわる方には、他方式(ボトル型や宅配天然水型)の方が満足度が高くなることもあります。


後悔しないためのチェックポイント
水道直結型ウォーターサーバーは便利な一方で、設置条件やランニングコストに注意が必要です。以下のポイントを事前に確認しておくことで、導入後の「こんなはずじゃなかった…」を防げます。
- キッチン・水道の位置を確認する
水道管に分岐接続が必要なため、キッチン周りや水回りの構造が適しているか事前チェックは必須です。 - 設置スペースに余裕があるか
サーバー本体は想像より大きいことも。横幅・奥行・高さの確認はしっかり行いましょう。 - フィルター交換の費用・時期をチェック
機種によっては有料で、半年〜1年ごとの交換が必要です。交換時期と費用を事前に確認しておきましょう。 - 長期的に使いやすいサービスか
サポート体制や契約期間、解約金の有無など、使い続ける前提でチェックしておくと安心です。
ウォーターサーバーのタンク式・ボトル型との比較
ウォーターサーバーには大きく分けて、水道直結型・ボトル型・タンク式の3タイプがあります。それぞれの特徴を以下の表で比較し、自分に合った方式を選びましょう。
特徴 | 水道直結型 | ボトル型 | タンク式 |
---|---|---|---|
水補充 | 不要 | 定期配送 | 自分で補充 |
コスト | 定額制 | 天然水ごと | 水道代+電気代 |
設置場所の自由度 | 水道近くに限定 | どこでも可 | どこでも可 |
水の味・品質 | 浄水(フィルター) | 天然水 | 浄水 or 原水 |
手間やコストの面では水道直結型が優秀ですが、天然水にこだわるならボトル型、初期費用を抑えたいならタンク式が候補になります。重視したいポイントに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
まとめ|水道直結型のデメリットを理解した上で選ぼう
水道直結型ウォーターサーバーは、ボトル交換や水の注文が不要で、ランニングコストも安定しやすい便利な方式です。ただし、設置条件や水の味、フィルター交換など注意すべき点もあるため、導入前にメリット・デメリットの両方をしっかり理解しておくことが大切です。
特に「設置スペースが限られている方」や「天然水の風味を重視したい方」は、他の方式も検討してみるとよいでしょう。
ライフスタイルや住環境に合った1台を選ぶことで、長く快適にウォーターサーバーを使い続けられます。
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