キャリアコーチングは怪しいの?良いサービスの見極め方

キャリアコーチ 怪しい

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キャリアコーチング自体は怪しいとはいえません。というのも、キャリアコーチングの概念は古くからあり、どの時代でも必要とされてきた概念だからです。

ではなぜ「怪しい」といわれるのか。それは、世の中には人が困っているとき、弱みに漬け込みだまそうとする人が一定数いるからです。一定数いる悪い人のおかげで、人は自分が未経験のものを疑います。ただし、疑うことは悪いことではありません。ある種の防衛本能としては持っておくべき感覚です。

しかし、本来は自己投資であるキャリアコーチングすべてを怪しいと決めつけて、はじめから遠ざけるのはもったいないとしか言いようがありません。

この記事では、優良キャリアコーチングサービスの見極め方と、信頼できる実績を持つキャリアコーチングサービスを紹介しています。

目次

キャリアコーチングの歴史は意外と古かった

キャリアコーチングの始まりは19世紀末といわれています。時代がすすむにつれ、新しいアプローチが加えられて今のキャリアコーチングに繋がります。

以下で、どのような変化を得て今の形態にたどり着いているのか見ていきましょう。

キャリアコーチングサービスの歴史

職業ガイダンスの始まり(19世紀末)

1880年代にアメリカで、Frank Parsons(「フランク・パーソンズ)という人物が職業選択に関するガイダンスを提供する概念を確立。彼は「個人の適性と職業の需要とを一致させる」ことの重要性を説いた。

心理学的アプローチの導入(20世紀初頭)

1900年代初頭に、心理学的テストが職業選択の手助けとして用いられるようになり、人々が自己の適性や興味を理解する手段として広まった。

キャリアカウンセリングの体系化(1950年代)

第二次世界大戦後、アメリカにおいて多くの退役軍人が民間職に復帰する際の支援として、キャリアカウンセリングが整備された。これは、教育機関や公共機関での職業指導サービスの発展に寄与した。

キャリアコーチングの台頭(1980年代~1990年代)

1980年代に入ると、企業のリストラが増加し、個人のキャリア管理がより重要になる中で、「キャリアコーチ」という専門職が登場。個人がキャリア目標を設定し、達成するための戦略を練る手助けをするサービスが提供されるようになった。

現代のキャリアコーチング(2000年代~)

インターネットの普及と共に、オンラインでのキャリアコーチングサービスが登場。さまざまな業種やキャリア段階に特化したコーチが増え、グローバルな規模でアクセス可能となった。ただし、この時点では個人レベルのコーチングサービスばかりだった。

キャリアコーチングサービスの登場(2018年頃~)

今のキャリアコーチングサービスの先駆けとなる「ポジウィルキャリア」がサービスの提供を始めたのが2018年。それから年々キャリアコーチングサービスは増加し、今では10社以上の競合がそろい、各社特色をもって差別化するため、ユーザー側の選択肢も多彩になった。

キャリアコーチングが怪しいといわれる理由

キャリアコーチングが怪しいといわれる理由は以下のとおりです。

怪しいといわれるのはなぜ?
  • 日本での知名度が低い
  • 効果が出るのに時間がかかる
  • コーチと名乗るのに資格が必要ない

日本での知名度が低い

アメリカではキャリアコーチングは一般的です。多くの人々がキャリアの進路を決める際や転職、昇進、仕事のパフォーマンス向上を目指してキャリアコーチのサービスを利用します。

一方で日本でキャリアコーチングが広まってきたのはごく最近です。まだまだ知名度が低いうえに高額なため怪しいと感じる方が多いのが現状。日本人は世界的に見ると、既存のコミュニティや信頼関係の外にあるものに対して慎重な態度を取る傾向があります。

リスクを避け、安全を求める文化的な傾向があるので、新しいサービスであるキャリアコーチングは怪しいと勘繰られることが多いようです。

効果が出るのに時間がかかる

キャリアコーチングを受けても、すぐに結果がでるものではありません。自己分析から始まり、キャリア分析、キャリアプラン構築など、時間をかけてじっくりおこなうのがキャリアコーチングです。

納得のいくようなプランを作ることはできますが、それを実現していくためには相応の時間が必要になります。結果的に「キャリアコーチングを受けて良かった」感じられても、キャリアコーチングを受けている途中では実感が湧きにくく、サービスに対して不満に感じる可能性があります。

コーチと名乗るのに資格が必要ない

キャリアコーチングをするコーチは、資格の必須な仕事ではありません。そのため、コーチが資格を持っていない場合、どのくらいのスキルがあるのか、信用していいのかという判断がむずかしくなります。

ただし、キャリアコーチとして箔をつける上で有効な資格はいくつかあります。

上記のような資格を持っているコーチだと安心です。

キャリアコーチングのデメリット

デメリット
  • 料金が高い
  • コーチによって左右されてしまう
  • 転職が最終目的の方には向かない
  • すぐに転職など動きたい方には向かない

料金が高い

キャリアコーチングサービスの価格相場は30万円から50万円。期間は1か月から250日程度です。料金が高いと感じるのは人によりますが、目先のことより将来のことを考える方ほど受講するケースが多いようです。

コーチによって左右されてしまう

キャリアコーチングは、基本的にコーチとマンツーマンで勧めていくもの。そのためコーチ次第で大きく左右されてしまいます。良いコーチにあたれば問題ありませんが、あまり相性の良くないコーチにあたれば思うような結果に繋がらないこともあります。

しかし、ほとんどのキャリアコーチングは相性が合わなかった場合にコーチを交代することできます。ただし各社それぞれ条件が伴ってきますので、事前に確認しておくことが重要です。

転職が最終目的の方には向かない

キャリアコーチングは転職が目標ではありません。人生を中長期的に見たキャリアプランを構築し、キャリア実現に向けてどのように行動するのか、という内容が軸となります。そのため、転職に向けての面接などのトレーニングはおこなわれないのがほとんどです。求人情報の提供もありません。

転職が目的であれば、転職に特化したキャリアコーチングがおすすめです。最近では転職を目的とした転職向きキャリアコーチングサービスもでてきています。プランに「転職」が含まれているかどうかをチェックして選びましょう。

すぐに転職など動きたい方には向かない

キャリアコーチングサービスは、一定期間を使って自己分析をおこないキャリアプランを確立していくことが目的です。そのため、今月中には仕事を辞めて転職をしたいという方には、時間が少なすぎておすすめできません。

十分なサポートと効果を得るためには、ある程度、時間的余裕のある段階でキャリアコーチングを選ぶ必要があります。

怪しいキャリアコーチングを見極める方法

怪しいキャリアコーチングを見極める方法は、あらためてみると「なんだそんなことか」「それはわかっている」という内容かもしれません。しかし、サービス選択時に意識することを忘れるケースも多いです。

再度チェックしておきましょう。

怪しいキャリアコーチングの見極め方
  • 運営会社について調べておく
  • キャリアコーチングの実績を見る
  • 無料相談・体験を受ける

運営会社について調べておく

運営会社の情報はしっかり調べておきましょう。ネット上だと、広告が怪しくやたらと煽るサービスには注意が必要。SNS広告は詐欺広告もあったりするので、運営会社の住所や代表名を調べて、情報が全然なければ利用するのはやめておいた方が無難です。

キャリアコーチングの実績を見る

キャリアコーチングに限らず、実績は信頼につながります。数千件単位で実績を提示しているようなサービスだと、精度が増し質の高い内容になっていることが多いです。

具体的には、コーチングをした人数やコーチ自体の実績数・資格保有の有無など。もちろん実績だけで判断せず、自分に合っている内容かどうかを確認するのもたいせつです。

無料相談・体験を受ける

多くのサービスでは、無料相談・体験をおこなっています。

自分に合っているかどうか、サービス内容の不明点などしっかりと確認することがたいせつです。加えて、コーチとの相性は非常に重要です。コーチが明確で理解しやすい説明をしているか、また、相談しやすい雰囲気を感じるかどうかを感じ取ってみてください。

無料相談時に確認しておくと良いポイントは以下でまとめておきますので、参考にしてみてください。

無料相談時に聞いておきたいこと
  • コーチが持つ業界や分野の経験
  • 自分が進みたいキャリアパスや業界に精通しているかどうか
  • コーチングの資格や訓練を受けた経験
  • コーチが明確で理解しやすい説明をしているか
  • 相談しやすい雰囲気を感じるかどうか
  • セッション中にどのように目標を設定するのか
  • 達成に向けてどのようなサポートしてくれるのか
  • コーチが具体的な行動計画を立てる手助けをしてくれるのか
  • コーチやコーチングサービスの過去の成功事例
  • 実際に目標を達成した人の話を聞く
  • コーチがプロフェッショナルな倫理観を持っているのか
  • 無料相談後の料金体系や提供されるサービスの範囲
  • 追加コストが発生する可能性やセッションの頻度

【無料相談あり】実績豊富なキャリアコーチングサービス3選

怪しいキャリアコーチングに引っかからないように、無料相談があり実績豊富なキャリアコーチングサービスを3社紹介します。

もっと他社サービスと比較したい方は「キャリアコーチングサービスおすすめ7選」も参考にしてください。

【20代向け】ポジウィルキャリア

ポジウィル
項目内容
運営会社株式会社ポジウィル
事業内容キャリアコーチング事業/コーチ育成事業
代表者金井芽衣
対応地域全国(オンライン)
料金385,000円~
無料相談あり

ポジウィルキャリアは2018年にスタートしたキャリアコーチングサービスで、業界のパイオニアと呼ばれています。

20代を中心とした利用者層で、比較的若めの方が若いうちにキャリアプランを整理しておきたいと利用される方が多いです。

料金プランは他社サービスに比べると、約38万円~約90万円の価格帯となっておりやや高め。無料体験を申し込むと、ポジキャリ診断Liteという、全27問のキャリアおよび自己に関する診断を無料で受講できます。

【30代向け】ZaPASS(ザッパス)

項目内容
運営会社ZaPASS JAPAN 株式会社
事業内容ZaPASSコーチングプラットフォーム の提供
ZaPASSコーチング養成講座の企画・運営
など
代表者足立 愛樹
対応地域全国(オンライン)
料金330,000円~
無料相談あり

ZaPASSコーチングキャリアは、2019年に開始したコーチングサービスです。過去4,000名のコーチング実績を持ち、その蓄積された知見やデータをもとに提供しています。

コーチングキャリアは30代向け。経験豊富なコーチが約200名在籍し、個人法人問わず満足度が高いのが特徴です。プランは33万円から52万円の3種類あり、目標や目的によって選べます。

また、1か月間を終えて満足できなかった場合は全額返金してくれるというサービスがあるのが大きなメリット。2度の面談をおこない、「イメージと違ったな」「自分に合わなそう」といった自己都合な理由でも返金できます。キャリアコーチングサービスを選ぶ上で返金保証があるのはとても魅力的です。

【女性向け】Artist Pathway Coaching

アーティストパスウェイコーチング
項目内容
運営会社合同会社Artist_Pathway
事業内容キャリアコーチング事業/コーチ育成事業
代表者河井史登
対応地域全国(オンライン)
料金259,000円~
無料相談あり(体験セッションは有料)

Artist Pathway Coachingは女性に特化したキャリアコーチングサービスです。女性特有の出産などのライフステージの変化、悩みを一緒に考え解決に導いてくれます。

コーチ陣には、起業家やフリーランスなど、自分の理想に生きることを体現した女性のみが在籍。公式サイト内で顔やプロフィールを確認できるのも安心ポイントです。

転職に関する内容はありませんが、自分の強みややりたいことを再確認し、キャリアプランを立てていくのに必要な過程が盛り込まれたプログラム内容です。もちろん転職を望むなら、コーチから適切なアドバイスを仰げます。まずは気軽にLINEから無料相談を申し込んでみましょう。

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この記事を書いた人

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。

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